歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

岳温泉「山里の天日干し」

2007年10月29日 | 旅の話し
昨日の続きです。

東北道の二本松インターで下りました。岳温泉に続く路は“秋の山里”です。

田圃は稲刈りが終わって間もないようです。

稲作経験者としては、車で通り過ぎる訳にはいきません、車を畦道に停めました。

刈り取った稲が、田圃に干してあります。コンバインで「刈り取り、脱穀」を同時に、なんてやり方はしていません。

これは、コンバインを導入するほどの「作付け面積」ではないからか? それとも「頑固」に昔ながらの農業を守っているのか?

奥には、黄金色に色づいた刈り入れ前の稲が見えます、普通の稲より刈り入れの遅い「餅米」かも知れません。

黄金色がとても鮮やかでした。


車から降りて、畦道を走り回ってしまいました。天日干しのお米は、機械乾燥のお米より美味しくなるのです。

稲作農家では、自家消費分については天日乾燥が多いようです。我が家に置いても、収穫した籾は天日乾燥なのです!

こちらの天日干しは良く見かけるタイプです。


この方式は始めてみました。簑のを羽織った子供達が並んで行進しているようです。


実りの秋、これぞ日本の風景ですね。

自分が生きていくための、必要最低限の食べ物を作る、これが正しい仕事なのかも? 

収穫量を増やし、自分にとって必要以上のものを作り始めてから、何かがおかしくなったのかも?

え~と、まぁ。それは、それ。あれは、あれ。これは、これですから。

そんなこんなで、もうすぐ「岳温泉」に到着します。それで、この「岳温泉」なのですが、「ガク」なのが? 「ダケ」なのか? 「タケ」なのか?

一体何て読むの? 私としては「ガク温泉」と云うのを「耳にした事」があったような記憶があり、ガク温泉と呼んでいました。

これが「ガク温泉」の温泉街です。温泉街は、なだらかな直線の坂の両側に宿が並んでいます。


全長は百数十㍍ほど、ホントに「こぢんまり」とした温泉地でした。写真は坂を登り切った所で撮っています。

ホントは坂の下から、上を見上げるアングルが良かったのですが、車を停めるスペースが無く、仕方なく上からの写真になりました。

温泉街が終わった所にこの神社があり、鳥居の前に停められるスペースがあったのですが、神様に対して失礼であるとして、少し登った先にある空き地に車を停めました。

この時、霧雨が降っていたので、小走りに温泉街に戻り撮影しました。


静かです。人も車も通りません。
明かりの灯ったこのランプ、イイ雰囲気を出していました。


地元のお祖母ちゃんが一人、傘を杖代わりに坂を下って行きます。手提げ袋に風呂道具が入っているようです。これから共同浴場に行くのでしょう。


さぁ。そろそろ我々も温泉に浸かり、手足を伸ばしたくなりました。

我々の宿は、温泉街を抜けたもう少し先に有ります。

もうすぐ、宿に到着です。


それではまた明日。 







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