歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

元三大師で健康回復で延寿で心身不空です!

2009年11月23日 | お寺・神社
先週の続きです。

弘経寺を後に、いよいよ“元三大師の安楽寺”に向かいます。

寺を出て右に曲がり、県道134号線に出ます。寺の前は、白壁の倉に、白壁の塀が並び、けっこういい感じです。

もっといいアングルで撮れたのですが、“おっさん”二人が立ち話をしていて、風景をじゃましていたので、この一枚で諦めました。お婆ちゃんの立ち話は絵になるのですが、“おっさん”の立ち話は、とても・・・・・・。


先ず、眼に入ったのは、“煎餅の生地”です。こんな処で、こんなモノにでした。


お煎餅屋さんです。


名前を見て、“う~ん、ちょっと、オィオィ”でした。まぁ、“大学イモ”がありますからァ、大学煎餅も、まぁ、アリなのでしょうねェ。でも、何だか、手焼き煎餅に対して、同情を抱かずにはいられませんでした。


これは、昔の“大学”と、現在の大学への世間的な評価が、かなり“変化”したことが、大きく影響しているものであり、教育的、学問的、政治的、経済的、文化的、諸問題をはらんだ、“手焼き煎餅自体及び煎餅業界”を越えた、大きな今日的課題を内在した・・・・・・。

冗談はさておき、“大学煎餅屋さん”の佇まいは、ケッコウ新しそうで、暖簾越しに、一人の職人兼ご主人らしき人の、煎餅を焼く姿が見えました。残念ながら風の方向のせいか、醤油の焦げるイイ匂いは、漂ってきませんでした。

134号線に出ると、大きな看板が眼に入りました。大学煎餅の行く末を案じながら、元三大師に向かってペダルを漕ぎます。


134号線を北に向かって10分ほどで到着。


看板や、石柱はあるのですが、本堂どころか、山門も見当たらず、辺りは鬱蒼とした森なのです。


“駐車場らしき”空き地はあるのですが、最近使われた気配もなく、参道らしき道も、最近人が歩いた気配を感じないのです。ホントに、ここから入るの? 暫くキョロキョロと辺りの様子を探ったのです。


古びた立て札を見ると、ここが“表参道”で、ここから入ると、いろいろ御利益があると記されていました。


“心身不空・健康回復・延寿叶う”のです。暗く、遠く、長く続く参道を見つめ考えたのです、“何故ここを通って参拝すると、いろいろ叶っちゃうの?”

直ぐに答えが浮かびました。この参道が、長く、起伏があり、足腰が鍛えられ、結果として、健康が回復し、長生きできるのです。しか~し! “心身不空”はちょっと良く理解できません。

身も、心も、“空”ではなくなる? 仏教での“空”とは、如何に? とてもムズカシイのです。後でゆっくり考えましょう。


兎に角、この“山道”を、この参道を、自転車を押しながら、歩く事にします。


山を越え、谷を越え、自転車を押し続けます。聞こえるのは、鳥の囀りと落ち葉を踏みしめる音だけです。深山幽谷に迷い込んだようです。


やっと、彼方に、階段と山門が、


南大門に辿り着いたようです。これで、健康は回復し、延寿は間違いなさそうです。


さぁ、階段を自転車抱えて登ります。

それでは、また明日。


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