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朝青龍の「八百長」はホント?

2007年02月03日 | 相撲の話し
「週刊現代」が「八百長問題」を掲載しました。

あるワイドショーで、コメンテーターが『強い横綱の朝青龍が何で?八百長をするの?』と発言していました。でも、しかしです。これまでも「強い力士」が疑われているのです。



今回の「相撲協会」の「これまで」の対応は「異例」に早かった。
現代が発売された22日から30日にかけて、朝青龍と、魁皇、琴欧州、栃東、千代大海の4大関に、朝青龍の師匠である高砂親方、仲介役の旭天山を含め14人の聴取を行ったのです。素早いです。

素早いのですが、無気力相撲を取り締まる監察委員会の友綱委員長(元関脇・魁輝)の、事情聴取後の会見が「歯切れ」が悪いのです。

『これでこの問題は私の手から離れた。あとは北の湖理事長の判断になる』この人の「性格」なのか、内容も、話し方も「他人事」のようでした。

確かに、「八百長」は「あるような気が」しますね。これまで、八百長問題に対して「相撲協会」は「疑い」を「抱かせる」ような「ビミョー」な対応をしてきました。

決定的なのは、「疑う」にたる「状況証拠」が幾つかあるからです。
「八百長」に対して「ガチンコ」と云う「言葉」があること、対戦相手に「手加減」の為に「利益供与」する意味の「注射」という「言葉」があること、八百長の「調整係」を「中盆」と呼ばれている・・・・・・。そういう事が、相撲界から漏れてくるのです・・・・・・怪しい?

しかし、しかしですね。「ある程度」の「八百長的」な行為は、「仕方がない」と思うのです。多少の「情実相撲」は人間ですからね。実は私自身も「八百長」に対しては「歯切れ」が悪く、「ビミョー」なのです。

「貴乃花」と「若乃花」の兄弟決戦で「貴」が「兄」に勝ちを譲った事は「八百長」ではなく「情実相撲」です。

「情実相撲」に「利益供与」が付いてくると、「八百長的」な行為に「近づき」ますが、あくまでも「情実」が先にある限り、私はある程度は「仕方がない」と思っています。

しかし、しかしです。「情実」とは「無関係」に、「勝負」を「売ったり」「買ったり」することは「反対」です。

「情実相撲」を「くり返して」いるうちに、いつしか「地位」を「守る」為、「情実抜き」に「勝負」を「金」で「売買」する「危険性」が生じます。ここが難しいのです。

それで、今回の話しです。
朝青龍は「一人横綱」で、「優勝」の「プレッシャー」は「相当なもの」があると思います。

いくら強いとは云え、「100%」確実に勝てる訳ではありません。そして、最近は「攻めるスピード」が落ちています。「勝負時間」が長くなりました。体力、気力ともに、頂点を過ぎ、下り坂にさしかかっています。

朝青龍から「早い攻め」が無くなれば「負けます」、「守りの相撲」は「あの体力」では無理です。そこで、「不安」を「取り除く」為に、「情実相撲」を「繰り返した」可能性があります。

「いろいろ」な「人間模様」があって「土俵上」の「闘い」があるのです。そんな事も「勝負」の面白さです。

人間のやることですから「情実相撲」も「完全」に「排除」することは「不可能」です。しかし、「情実相撲」を許すと・・・・・・。

「情実相撲」を「厳しく」取り締まったら、相撲が面白く無くなります。それに、年6場所を、全て「ガチンコ」でやっていたら、「けが人」が続出して、取り組みが成立しないでしょう。

「八百長問題」は、だから「難しい」のです。だから「ビミョー」なのです。だから「相撲協会」も「歯切れ」が悪いのです。

相撲は「興行」なのです。
だから『そこんとこは・・・・・・。ねェ! 判るでしょ?』ということなんです。
そこを「承知」で「楽しんで」いるのです。

「八百長」と騒ぐの「野暮」なんです。「素人」なんです。それに「八百長」と騒ぐ「週刊誌」は「そこいらへん」を知っていて、売り上げの為にだけ「騒いで」いるのです。相撲のことなど考えていません。

「情実相撲」が「くり返された」時点で、素早く「協会」が「先に動く」べきです。外部からの「指摘」を「受ける」まで「やらせては」ならないのです。


難しい問題です。。。。。。 


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