歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

葬祭展?に行って来ました

2011年09月12日 | その他
先日の友引の日に、葬祭業者の開催する“葬祭展”に行って来ました。

元気な母が“積み立て”をしている業者から招待状が届き、母が“この際だから、どんなもんか参考の為に行って見るか”となったのです。

葬祭場に着いたのが、開演?5分前の9時55分。会場はほぼ満席、かなりの盛況です。

会場は、それなりに、皆さん“そろそろの年齢”の方が多かったです。我々は最後尾の席に座りました。


この写真の方が今回の主役です。


病院での死亡から納棺までを、寸劇形式でいろいろ説明があるのです。左端の浴衣の方が亡くなられた方で、そのとなりが奥さん、そして白衣の方が医師となっております。


納棺師による“湯灌”の実演。


興味のある方は前に出て熱心に見ていました。こんなもんを見てどうするのでしょうかね。何をどうやるのかよりも、料金はお幾らなのかが知りたいです。

身体を洗って、髪を洗って、顔を剃って、化粧をして・・・・・・、“おくりびと”の世界です。

あの世への旅立ちの衣装。材質は、ポリエステル、木綿、絹、ご予算に合わせて取りそろえているのです。お値段の差はどの程度なのか。


すべてが終わって納棺です。お棺の長さは185㎝が標準のようです。だいたいこれで間に合うそうです。入らない時は、膝を立てたり、脚を開いてお入りになるそうです。別途、特注サイズもあるようです。


寸劇が終わり、質問時間に入ったので途中で退席、他の展示を見に行くことにしました。

会場入り口には、お食事のサンプルとカタログが並んでいました。


ざっと見、通常価格の2倍から、


3倍ではないかと思える価格表示。こういうところで利益を出しているのです。


こういう葬儀会場では“会場費無料”を謳っている業者が多く居ますが、その魂胆が透けて見えます。でも、しかし、会場費“無料”は、それなりに客を惹き付ける効果があるのです。

こちら、“お返し”によく使われるお茶です。これらも、かなりのマージンがのせられている筈です。


こちらはお棺。


一番安いのが、左側の桐製で「四万七千二百五十円」です。“二百五十円”が泣かせます。


そして、こちらの左側が一番高い「二五万二千円」価格差は約5倍。


お棺の後は、骨壺に入ります。こちらもいろいろ取りそろえてあります。最低価格が白無地の壺で八千四百円。


いろいろあって、


最高値の壺は“二十六万二千五百円です。価格差は30倍以上。


一応、今回は、湯灌、納棺、お棺、骨壺、お返し、これらをざっと見て帰って来ました。

母は自分から行きたいと云って見学に来たのですが、やっぱり、何だか、あまり、いい気分ではなかったようです。何と云っても“89歳”ですから・・・・・・。

わたしにしても、もう、そう遠くないので、あまり・・・・・・なのでした。

いつかは、かならず、なのですが、その時は、その時です。

まあ、時には、あちらに、思いを馳せるのも必要ですが、葬儀となると、あまりにも具体的で、身も蓋も無いのです。


それでは、また。


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