先日、一ヶ月ほどまえに予約した、高齢者講習に行って来ました。
前日の午前中に教習所から電話が入りました。高齢者なので講習日を忘れているのでは?との計らい?
講習は9時20分からの受付で、9時40分から講習開始と告げられました。
当日、9時5分前に家を出て、近所の自動車教習所には9時15分に到着。時間前ですが、受付は開始されていました。
公安委員会からのハガキ、免許証、受講料5100円を渡し、「高齢者講習」と書かれた札を貰い、首から提げて隣の建屋の食堂で待機。食堂内には十数名の高齢者。
時間になり、2名の教官が現れ、食堂裏手のプレハブ建屋の前に移動。講習室と検査室と書かれた2つの入り口、名前が呼ばれ6名ずつの2グループに分かれます。受講者は12名のようです。
わたしのグループは講習室に入りました。テーブルに椅子が一列、前方には60数インチの受像機。テーブルには「全日本指定自動車教習所協会連合会」発行の「いつまでも安全運転を続けるために」と、「茨城県指定自動車教習所協会」発行の小冊子。
小冊子内容の要点説明と、ビデオでは安全ベルト着用の有無での、衝突事故の被害状況を鑑賞。40分程度でお終い、免許更新時の講習とほぼ同内容。
グループが入れ替わり、今度は検査です。通常の視力検査、夜間視力検査、動体視力検査、視野角検査。結果は「ふつう」で問題ナシ。でも、自分では普通以上と思っていたのですが・・・。
次は、いよいよ車に乗ってコースを走ります。3名ずつの乗車で、4台の講習中の表示を屋根に取り付けた車に分乗。
教官が外周コースを一周して、いよいよ講習の開始。年齢の若い順との事で、私が一番目です。
先ずは、運転席に座り、シートベルトを装着。後方視界を確認、方向指示器を点灯して、コースに入り、外周コースを一周半して、内側コースに入り、「方向転換」、所謂車庫入れです。
右から、左から、と選択は可能で、自宅の車庫入れは右からなので、「右」を選択したのですが、前方の講習車が先に右側コースに入り、こちらは自動的左側コース。
講習車はセダンタイプの中型、ボンネットもトランクもわたしの車より長く、アクセルも、ブレーキも、ハンドルも感覚が異なり、走行もガタゴト・ギクシャクと違和感があり、車庫入れは一発で入らず、一度切り返しをして入庫。
次は、大小のS字コース、その次に、左右に遮蔽物がある丁字路の通過、次に、障害物を避けて、反対車線の通行、次に、スラローム走行、まあ、こんなもんんだったと。
途中に、信号、横断歩道、一時停止、それに徐行の標識があるコースを走り、数分?で終了。車から降りて、教官から注意事項を聞きます。
教官曰く、「先ずは、運転には特に悪い癖は無く問題ナシ。但し、遮蔽物のある丁字路での一時停止の位置が前に出すぎ、徐行の標識の見落とし」を指摘されました。
その場では、黙って聞いていましたが、丁字路での停止位置は車体の違いによる感覚の問題、徐行標識の見落としは、徐行を必要とする道路状況にない場所だった為。
まあ、特に問題無く終了。後は残り二人の走行にお付き合いしながらコース上を眺めると、高齢者講習の車が4台、教習中の車は1台のみ、少子高齢化の波をかぶり、教習所の経営もかなり厳しそう、高齢者講習は貴重な収入源?
三人の走行講習が無事終了して講習室に戻り、「高齢者講習終了証明書」を頂き、11時半ごろに教習所を後にしたのでした。
いま手元の終了書証明書を見たら、発行は『茨城県公安委員会』となっておりました。
免許証の交付の実務も、警察と交通安全協会が代行していますし、公安委員会の実態は、我々の目の前に姿を見せません。
デモや集会の届け出は先は公安委員会ですが、実態は警察。公安委員会は何処で、何をしているの? 音はすれども姿は見えず、まるでおまえは屁のような?
まあ、兎に角、これで、高齢者講習は修了。
一時間五十分で5,100円でした。これで、更新時の講習はナシ。
次回は75歳で、認知症の「検査」があります。検査ですから、合否判定となります。不合格となると免許証の更新は不可能となります。
まあ、そんな先の話は、鬼が大笑い。
それでは、また。