歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

パレルモを歩く(7)-路地裏の危険   

2010年02月12日 | 世界の風景
昨日の続きです。

「世界ふれあい街歩き」で、イタリアはシチリア島の“パレルモ”を、歩いている“つもり”になっているのです。

この時、バレルモの気温は30度でした。それなのに、それなのに、今日のこちらの気温は6度、窓から外を眺めると、雪がチラチラ舞っています。気温差24度、かなりのムリがありそうです。

それでも、ひたすら街を歩きます。

公共施設が建ち並ぶ表通りと、住居区域とではかなり雰囲気が異なります。表通りでは、歴史の、重み、厚み、味わいを感じます。

が、しかし、住居区域の裏通りは、建物の汚れ具合、傷み具合に、歴史の、移ろい、儚さ、空しさ、うらぶれ感、朽ち果て感が漂っています。

数百年前から、街並みは変わらないのでしょう。ココにずっと、ずっと暮らしている人たちは、お父さんお母さん、お祖父さん、お祖母さん、そのまた、お父さんにお母さん、何世代に渡って、みんな同じ風景を見て来たのでしょう。


祖先代々の、暮らし方が染み込み、匂いや、手垢や、汚れも、染みついている訳です。


生まれた時から、ずっと同じ風景を見ながらの暮らしは、どうなのでしょう。


これまでに出会った、漁師さん、自転車屋の親爺さん、金物屋の親爺さん、確かに、それなりに暮らしを楽しんでいるように見えました。 


通りすがりの私にとっては、それなりに面白く、興味を惹く街並みですが、どうも、やっぱり、石造建築は・・・・・・、時折、眺めるには良いのですが、そこに住みたいとは、思えないのです。

賑やかな市場、何処の国でも見かける風景です。何処か“アメ横的”匂いがします。ポリ袋を下げたお母さんは地元の方のようです。のどかな体型です。


観光客も混じっているようです。


市場を通り過ぎ、路地をブラブラ歩きます。


でも、です。ホントに路地裏などを、観光客然として、カメラをぶら下げ、バックを肩に掛け、日本人丸出しで歩くのは相当に危険なようです。

イタリア南部は、北部に比べて経済的にも貧しく、かの“マフィアの地元”でもあり、治安は良くないと云うか、悪いそうです。

特に日本人は狙われるようです。ボンヤリ、ブラブラ、呑気に、町歩き、何てことは、相当な覚悟と、度胸と、根性と、腕っ節に自信の有る方でないと、泣きを見ること間違いなし、だそうです。

治安が悪いのはホントに困ります。テレビを観て、行った気になって、歩いたつもりになるのが、トテモ経済的で安全です。

まだ、まだ、パレルモを歩いたつもりは続きます。

ホントは、はやく東京を、ホントに、歩きたいのですが、桜の季節までは辛抱します。

それでは、また来週。


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パレルモを歩く(6)-ふくれ面のジョジョ   

2010年02月11日 | 世界の風景
昨日の続きです。

ぶらぶら街を歩きます。



こちらは“1154年”に建てられた、イスラムの混じったキリスト教の教会です。1154年ですから、今から856年前ですか? 

856年も前と云えば、ホントに昔も昔、大昔ですよ。日本は平安時代で、平清盛とか源義経の時代です。石造建築は長持ちするのです。

そうでした!木造建築も長持ちしています。法隆寺は7世紀後半 ~8世紀初期の建立であるとされていますから、1300年も前です。日本も負けてはいません。


発注者がキリスト教徒で、施工業者がイスラム教徒だったので、イスラム教のモスクが混じってしまったようです。かなり、いい加減な感じがします。ここら辺がバレルモ気質でしょうか。


大昔の教会ですが、遺跡ではなく、現役の教会なのです。


参拝者の姿が見えます。観光客も混じっているのでしょう。


こちらは近所の親子連れ。


パパにいろいろ聞いている間、かなり退屈している様子。


サングラスに隠れた眼は、相当にお怒りの様子、


とうとう“ふくれ面”になった“ジョジョちゃん”でした。“ジョジョ”は愛称なのでしょうか?


この後、パパとジョジョは自転車に乗り帰って行ったのでした。教会にお詣りしないの? パパとジョジョは、いったい何をしにココに来たのでしょうか?

でも、パパはそれなりに物知りで、バレルモが異文化に対してとても寛容だと述べておりました。娘の“ジョジョ”はとても可愛い女子で、きっと将来、素敵な女性になると思います。

それにしても、何をしに来たのでしょう?


それでは、また明日。


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パレルモを歩く(5)-コッポラ帽とフランシス・コッポラ   

2010年02月10日 | 世界の風景

昨日の続きです。

本日は、“コッポラ帽”のお話です。

シチリア島といえば、“コッポラ帽”が有名なのだそうです、まったく知りませんでした。“19世紀の初頭”に「ベレー帽に“日除けの庇”が付いてこんな形になった」と、このおじさんが教えてくれました。


そうすると、“コッポラ帽”の親が“ベレー帽”になる訳です。ベレー帽は知っていましたが、これまで、何処の国の帽子なのか気にもしませんでしたが、この際、気にしてみたところ、スペインは、バスク地方の民族衣装の一部なのでした。

バスク地方と云えば、独立運動があり、民族の独立・解放と云えば、我が青春の想い出、あの“チェ・ゲバラ”です、そして、ゲバラと云えば、ベレー帽です。上手く帽子で繋がりました。            
               

コッポラ帽から、ベレー帽へ、そして、ゲバラへと、話の逸れついでに、コッポラ帽とそっくりな“ハンチング帽”の関係も知りたくなり、ちょっと調べてみました。

「ハンチング」は「Hunting」で、狩猟用に“19世紀半ば”からイギリスの上流階級で用いられるようになった狩猟用の帽子でした。「ハンティング帽」だと語感的に気が付いたと思うのですが、ハンチングから「狩猟」には、これまで60年間思いも寄りませんでした。う~ん、今日も一つ勉強になりました。

コッポラ帽は19世紀の初頭で、ハンチング帽が19世紀半ばですから、三者の関係は、ベレー帽がお父さんで、コッポラ帽が兄貴で、ハンチング帽が弟のようです。

そんなコッポラ帽も1970年代に入って、あの「マフィア」も愛用していた為に、コッポラ帽を被っていると、マフィアの一味に見られるので、一般市民は被らなくなったそうなのです。

1970年代と云えば、マアフィアを描いた映画“ゴットファーザー”が世界中で大ヒットした頃です。映画がこんな処に影響を与えていたのです。

それにしても、“ゴットファーザー”の監督は“フランシス・フォード・コッポラ”ですから、コッポラがコッポラを衰退させた犯人とは、とても不思議な巡り合わせです。

マアフィアの結束力は、シチリアの暮らしのなかから生まれ育ち、一般市民とマアフィアは、それなりに仲良く共存していると思ったのですが、そういう関係では無かったようです。

でも、しかし、最近はマアフィアも衰退したようで、それによりコッポラ帽は衰退から抜けだし、オシャレに復活を遂げたそうです。

こんな素敵なコッポラ帽を被った、こんな素敵な女性がパレルモを歩いているのです。う~ん、元気が出てきます。


可愛い女の子も被っています。


こんなデザインとか、


こんな生地とか、


こんな犬までも、被っているのです。


バレルモ名物、コッポラ帽のお話でした。


それでは、また明日。




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パレルモを歩く(4)-合羽橋ですか?   

2010年02月09日 | 世界の風景
昨日の続きです。

旧市街は職人の街だそうで、“自転車屋通り”を抜けると、今度は何屋通り?


何か、いろいろな道具が並んでいます。


まさに旧市街です、外観は趣に加えて、かなり傷みも目立ちます。スラム的な匂いも漂うようで・・・・・・。


またも、太った“イタリア親爺”です。ホント!イタリア人は、男も女も良く食べるそうで、美人も美男も二十歳を過ぎると単なるデブになる確率が相当高い、との話を以前に、何処かの誰かに、聞いたような気がします。


ここは“金物屋通り”だそうです。東京の合羽橋商店街に雰囲気が似ています。


この、うす毛で、赤ら顔で、出っ腹で、愛想が良くて、喋りまくる親爺さんは、もう、イタリア職人のイメージにピッタリ。この方も、商売を楽しんでいるようです。


この店には、何でも有るし、何でも造るそうです。この“大型ヘラ”は何の道具か直ぐに判りました。ピザを窯で焼く時、入れたり、出したりする道具です。


これは、まったく、何の道具か皆目不明。


サボテンの実を採る道具だそうです。イタリアとサボテン? どうも、何とも、イメージが繋がらないのです。道具があると云う事は、日常的にサボテンの実を採取している訳です。


何か?どうも?と、思っていたら、そう! 思い出しました! そうです!“マカロニウェスタン”で観ました。サボテンの生える草原を“ジュリアーノ・ジェンマ”が馬に乗って走るシーンが、あったような・・・・・・。

でも、調べてみたら、イタリア映画なのですが、撮影されたのは、ユーゴスラビアやスペインだったそうです。でも、ここで、サボテンの実を採る道具を売っているのですから、間違いなくイタリアでもサボテンは身近にあるのです。

でも、もしかして、フツウのイタリア人がコレを見て、直ぐに何の道具か判る人はあんまり居ないのかも? この親爺さん、注文があれば、何でも造ってしまうそうですから、イタリアでも、かなり特殊な道具の可能性があります。

しかし、スゴイ金物通りです。まだ、まだ、凄くて、トンデモない道具を売っていそうです。


これは、スゴイ! と云うか、珍しいと云うか、馬車です! でも業務用の運搬車ではなく、どうも観光用のようで、それほど凄くは無かったです。


以前、北欧の何処かの都市で、現役の荷物運搬用の馬車を見た記憶があります。まぁ、見た!と云っても、テレビの画面ですけど。

NHK“世界ふれあい街歩き”で、イタリア、シチリア島、パレルモを歩くは、まだ、まだ、続きます。



それでは、また明日。

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パレルモを歩く(3)-吊される自転車

2010年02月08日 | 世界の風景
久しぶりの、パレルモです。

旧市街に入って行きます。

通りの名前が、イタリア語に、ヘブライ語に、アラビヤ語で書かれています。一番下のアラビア語は何となく見たような気がしますが、真ん中のヘブライ語は、何だかとっても不思議な文字。ヘブライ語と云えばユダヤ人でイスラエルとなります。

この順番は、人種の多い順なのでしゅょうか、アラブ系が多いと思ったのですが、ここはやっぱりユダヤ系なのでしょう。そういえば、あの“ベニスの商人”に登場する、“悪役の商人”はユダヤ人でした。


イタリアの自転車屋さんです。自転車はホントにイイです。この辺りで普通の自転車はいくら位で買えるのでしょう。

チョット調べてみたら、普通のスポーツ車で5~8万円なので、まあ、日本とそれほど変わらないようです。月収は約30万位ですから、まぁ、日本と同じくらいの感覚で自転車が買えるのです。


右端の真っ赤な自転車で、真っ青な地中海を眺めながら、シチリア島を一周する、う~ん、イイかも知れない。


おじさん、棒に引っ掛け自転車を吊しています。毎日やっているので、ジムに通う必要はないと云ってます。毎朝、毎晩、入れたり、出したり、しているのでしょう。

「半分しか見えなものは、半分しか売れない」との言葉があると、おじさんが云ってました。確かに、客からすれば、見えないものは無いのと同じですから、見えないものは売れる事はないのです。


この自転車屋のおじさんも、トテモイイ顔をしています。それにしても、イタリア人は太りすぎが多いいようです。


うわ~、こういう、金髪の美しい女性が、スラリと伸びた美しい脚を出して、自転車に跨り、颯爽と街を走る、想像しただけで、元気が出てきます。すべてが眩しく輝いています。パレルモはとても良いところです。


こちらは、おじさん達です。自転車の修理でしょうか、こういう、普通の風景は、パレルモまで来て、別に見なくてもいいのです。


路地を進みます、スクターです。イタリアと云えばスクーターで“ローマの休日”です。ここはシチリア島でパレルモです。



今日は、天気も良く、暖かく、風もなく、格好の自転車日より、今日は、この辺でパレルモ歩きは終わり、久ぶりに自転車で近所を走りまわって来ます。


それでは、また明日。


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朝青龍は“悪役横綱”から“ワル横綱”に!

2010年02月05日 | 相撲の話し
朝青龍が、とうとう、引退届けを提出させられる形で決着しました。

実際に、引退会見で涙を流す映像を見ていると、ちょっぴり可哀想な気がして来たりもするのです。でも、しかし、あまりにも酷い横綱でした。

横綱の品格なんて事が、以前から何度も問題にされましたが、まぁ、そんな高尚な話ではなく、普通の社会人として失格です。

でも、でも、しかし、粗野で、野蛮で、乱暴で、腕っ節が強くて、喧嘩っ早くて、何をやらかす予測不可能で、そんな処が、面白くて、魅力的でした。

悪役を“演じ”ていたなら未だ救われるのですが、“マジ”で“ワル”をひでかしました。まぁ、ファンも“悪役横綱”ではない、“ワル横綱”を楽しんでいたと云うか、面白がっていたのか・・・・・・、でも、もうダメです。

今回は、とうとう、土俵の外で“マジ暴行傷害事件”の容疑者になってしまったのですから、もう、これは、どうしょうもないのです。

仮病で巡業をサボり、母国に帰ってサッカーをして出場停止処分までは、まだ可愛かったのですが、もう、ダメです。

それにしても、テレビの“相撲コメンテーター”として登場する、“元相撲記者”で、現在は「相撲記者会」の“会友”の肩書きの2~3人の言動は、とても、見ていて、聞いていて、情けないと云うか、可哀想と云うか、ホントにだらしなかったです。

そも、そも、肩書きの“相撲記者会会友”と云う、へんてこりんな肩書きも、自ら好きで名のっているわけではなく、相撲協会から“頂いて”いるようです。

彼らは、朝青龍批判はしますが、理事会、協会に対しては、微妙に口ごもるのです。元NHK記者の方も、以前に、“相撲評論家”の肩書きで画面に登場し、協会批判をして、記者会会友の特権を剥奪され、結局、詫びを入れた前歴の持ち主です。

それに、一番おかしいのは、相撲記者会に所属する現役の相撲記者の姿が、今回の騒ぎでも、これまでの騒ぎでも、まったく見えないのです。

現役記者は、元記者の会友以上に、協会より“いろいろな特権”を奪われる報復を恐れているのか?いや、もしかしたら、批判なんて考えもしない、ずぶずぶの関係だったりして?

取材する側と、取材される側に、緊張関係が存在せず、利益を共にする関係になってしまっている?としたら、困ったことです。

朝青龍のワルを助長させたのも、これまでの協会の対応が、いつも、いつも、後手後手であった事にも、マスコミにもそれなりに、一定の、責任があったと云えるのかも?

今回の小沢騒動で、検察リークを無批判に垂れ流した司法記者クラブも、協会批判をしない、相撲記者会も、同じ穴の狢かも?

どうも、マスコミは、あちらでも、こちらでも、取材対象と利益を共有しているように見受けられます。

自民党政権から、民主党政権に変わったことで、これまでの既得権益をすべて洗い直し、これまでは、当たり前であった事も、すべて見直すべきです。

それとです、昨日、小沢さんの件で書き忘れたのですが、そろそろ、いつまでも、政治家に“清貧”を求める“子供ぽい”考え方から抜け出しましょう。

政治家の評価は、どのような政策目標を掲げ、それをどうのように実現したかで評価しましょう。政治にも、選挙にも、政党を組織するにも、考えを同じくするグループを維持するにも、いろいろお金はかかるのです。

国民が政治家にお金を出す習慣の無い日本では、特に“政治と金”の問題は微妙なのです。

何処の国でも、いつの時代でも、政治と金の問題は、複雑でとても厄介な問題なのです。まぁ、大雑把に見て、日本の政治家の金の問題は、世界標準的には、それほど悪い方ではないと、そう思う次第です。

ある政治家の政策が、ある勢力にとって不都合である時、その政治家を追い落とす為に、政治家にとって一番の弱点である金銭問題を攻めるのが常道です。二番目が女性関係です。

話が、朝青龍から、小沢問題に逸れてしまいました。


本日も昨日に続き、予告と異なり、緊急特番でした。


来週からは、予定どうりイタリアは、シチリア島“パレルモ”を歩く筈です。


それでは、また来週。


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小沢幹事長不起訴は指揮権発動か!?

2010年02月04日 | 世間話し
小沢一郎民主党幹事長の不起訴が決まったようです。

検察が発表する前から、またも“検察リーク”でテレビや新聞が流しはじめました。検事総長の最終判断として不起訴となり、その決定が総長周辺からリークされているようです。

捜査現場は起訴を主張し、長官の“政治判断”で灰色の“起訴猶予”ではなく、白に近い“不起訴”の決定。

それ以前は、小沢氏が二度目の任意の“事情聴取”を受けた事、聴取後の小沢氏の記者会見で、起訴された時は責任をとるとの発言から、小沢起訴・逮捕の報道が流れていました。

それが、一夜にして、不起訴の決定。これは、絶対に何かある、何か臭います。

私は、以前から小沢擁護と云うよりも、検察の政治的暴走を批判する立場でした。新聞テレビは、検察リークによる、小沢悪徳金権政治家のイメージ操作をおこない、小沢失脚に傾いていたのです。

でも、しかし、インターネット・プログでは検察暴走批判が優勢で、その影響でテレビも新聞も、少しずつ、小沢批判だけではなく、検察批判も採り上げはじめました。

そして、週刊朝日の検察批判報道をキッカケとして、検察批判が優勢となり、そして、そして、です。ここで、この状況を見ていた“鳩山総理”が決断したのです。

「小沢逮捕は世論で決まる」と以前に書きましたが、まさに、世論が勝利し、検察が負けたのです。そう考えた方が、とても、自然で、気持ちも良いのです。

小沢の二度目の“任意取り調べ”の翌日、キャンベル国務次官補と小沢幹事長の会談は、何か、とても、象徴的でした。小沢氏のにこやかな表情と、キャンベルの不機嫌な表情が、とても印象的でした。

この時は、もう、“指揮権の発動”で、不起訴が確定していたのでしょう。そのことは、キャンベルの耳にも入っていた筈です。

これまで、捜査情報のリークに対して、あの?何て名前か失念しましたが、人権派弁護士?で、化粧の濃い法務大臣が、無能を装いつつ、介入のチャンスを狙っていたかも知れません。

まぁ、やっぱり、最後の決断は、ノラリ、クラリとしていた様に見えた鳩山さんですが、もしかして、かなり、肝が据わった男かも知れません。このまま行けば、辺野古の移設問題も、それなりに見えてくるように思えます。

指揮権は発動しても、特に公式に発表する義務も責任も無いそうですから、今回も、何もなかったように、今回の小沢騒動は不起訴で幕が降りそうです。

何か、取り調べの可視化を含む司法制度改革とか、検事総長の人事とかで、取引がなされた? との噂が、一部私の周りで囁かれていますので、しっかり、成り行きを監視しないといけません。

司法制度改革の法案は、政府提出から議員立法に変わるようです。鈴木宗男議員は、絶対に今国会で成立させると、大変に意気込んでいました、宗男さん!応援してますからね。

本日は、急遽、予定の“パレルモブラブラ歩き”をお休みしました。

明日は、またパレルモを歩きます。

それでは、また明日。




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パレルモを歩く(2)-お兄さんはマフィア?

2010年02月03日 | 世界の風景
昨日の続きです。

イタリアの、シチリア島の、パレルモを歩いている“つもり”になっています。“つもり”になるのも、なかなか、それなりにムヅカシイのです。

画面をじっと眺め、景色、建物、木立、陽ざし、風、温度、匂い、音、人の流れ、いろいろな様子から、自分があそこに居たら、


あの建物窓から街を眺めたら、あの路地を曲がったら、


路地に佇み行き交う人の流れ、車の流れをボンヤリ見つめていたら、


あのおじさん、このおばさん、どこから来て、どこへ行くの? 観光客? 地元の人?  どんな仕事をしているの? 何て、いろいろと、思いを巡らしていると、少しずつ、いつの間にか、そこに行ったつもりになって来たりするのです。


平日の午前、こんなカフェで、タバコをふかし、コーヒーを飲んでいるお兄さん、仕事はどうしたの? 失業中ですか? それとも夜勤明け? パレルモには夜勤何てものはない?


この帽子に、サングラスに、ヒゲのお兄さんは、チョット恐そうです。もしかして? マフィアの一味? シチリアはマフィアが名物だったと? たぶんそうです。危ないから、知らんぷりして通り過ぎます。


教会の前に出ました。広場に立ち、首が痛くなるほど、頭をそらして尖塔を見上げます。青い空に、白い雲、シチリア島パレルモの空の下、聖人達が下界の雑踏を見下ろしています。段々、イタリア気分になってきました。


こういう通り、こういう建物、外国です。お婆ちゃんも洒落ています。やっぱり、洋服は西洋人に似合います。


何百年もの間、何万、何十万、何百万?人達が通り過ぎていった歩道の石畳、表面が摩耗し輝いています。これぞヨーロッパの風景。


いいですねェ~、石造りの建物、年月を経て味わいが出てきます。アルミとか、ステンレスの外壁だと、年月を経て出てくるのは、汚らしさとか、見窄らしさだけです。


こんな通りをひとりで歩き、時々は立ち止まり、上を見上げ、振り返り、また、ゆっくり歩きはじめる。う~ん、いいなぁ~。

それと、あの一番上の階の窓辺に佇み、大きめのカップにタップリと入ったコーヒーなど飲みながら、ボンヤリと外を眺めていたりして、コーヒーはやっぱり“カプチーノ”でしょうか。

寒いニッポン、寒い午後、炬燵に入って、パレルモを歩いています。

それでは、また明日。


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パレルモを歩く(1)-魚市場は?   

2010年02月02日 | 世界の風景
今朝、窓を開けると、昨晩からの雪で一面の“銀世界?”に近い?風景。とても寒いです。

こういう時は、暖かい地中海に行きたくなるのでした。そこで、今日は、イタリアはシチリア島の“パレルモ”をぶらぶらと歩いてみようと思います。まぁ、ホントに歩くのではなく、歩いたつもりになるわけです。

NHKの“世界街歩き”で歩くのです。

島ですから、先ずは船でパレルモに向かいます。漁船と云うより、観光用のボートに見えますが、そのスタイルから遊んでいるのではなく、漁業に従事しているように見えます。


いよいよ上陸。日本の観光地ですと、旅館の幟が出迎えるのですが、イタリアのシチリアのパレルモでは、そう言う風景は繰り広げないようです。

でも、赤いトラックの運転席の下で、青シャツにネクタイの男性が、A4サイズの紙を持って立っていますが、この方は、何となく業者の出迎え的な雰囲気がします。


街に入る前に、港の様子を眺めます。こちらはレジャー用の“ヨットハーバー”でしょうかね。こんなヨットで沖に出て、青い空、青い海、心地よい風、デッキに横になり、ワインを飲んで、ボンヤリして、波の揺れに躰を任せ漂う・・・・・・・、一度やってみたい!


こちらは明らかに漁業従事者のようです。このあたりの漁業は、レジャーボート的小型船が一般的なようです。


これは、所謂、“刺し網”と云うやつでしょうか?


いい笑顔です。毎日、毎日、楽しく暮らしているようです。でも、お父さん、太り過ぎでは?


それにしても、小型船でもそれなりに漁船はあるのですが、漁港に付き物の魚市場は見かけません。水揚げした魚は、卸業者から仲卸を通して、魚屋さん、そして消費者の手元に、そういうルートは日本だけ?

獲った魚は、どなたが? 何処へ? 持って行かれたのでしょうか? この季節は、イワシに、サバが中心だと云ってました。

イワシはフライとか、アンチョビにするのでしょうか? それにしてもイワシは安いのですが、アンチョビは高いです。パレルモではそんなに高くないの? 

イワシがアンチョビに変わるまでには、それなりの手間と、暇がかかるので、やっぱり、パレルモでもそれなりの価格なの?

う~ん。そんな話をしていたら、アンチョビのピサ゜が食べたくなりました。

お父さんに旧市街への道を教えてもらい、港を後にします。



それでは、また明日。


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映画“TOMORROW 明日”観た後“花フェスタ”に・・・・・・

2010年02月01日 | その他
昨日の日曜日は、昼近くまで録画しておいたビデオを観て、天気が良く暖かかったので、散歩でもして、ランチとでもと考え、つくば市街へ行って来ました。

それで、録画しておいたビデオですが、黒木和雄監督の映画“TOMORROW 明日”です。まぁ、天気の良い、日曜日の午前、二人で観る映画では有りませんでした。

制作は1988年ですから、黒木監督は58歳です。井上光晴の小説「明日・1945年8月8日」の映画化だそうです。

黒木監督は敗戦時15歳です、この世代の戦争への思い、反戦とか、非戦とか、やはり、どっか、私とは、異なるような・・・・・・。まぁ、私も彼の映画をもっと、じっくり、いろいろと観ないで云うのも何ですから・・・・・・。

戦争を描いた作品で私が観たのは、2006年の「紙屋悦子の青春」があります。この時、監督黒木和雄は76歳で公開前に亡くなりました。

それで、“TOMORROW 明日”ですが、どうも、何とも、散漫で・・・・・・、ラストシーンは原爆が長崎上空で炸裂したところで終わるのです。まぁ「紙屋悦子の青春」も、何か、同じだったような。

それなりに、黙々と、精一杯、普通に暮らす、普通の庶民が、大きな時代の流れの中で、自分の意志とは関わりなく、生命さえも一瞬に消されてしまうのが、国家間の殺し合いである戦争です。

普通の人が、普通に暮らしていると、そんな事が、普通に起きるのです。これまでも、そして、これからのも、こんな事が、繰り返される・・・・・・、でも、しかし、だから、普通に暮らしているだけでは、ねェ、う~ん・・・・・・、いろいろと難しいのです。

チョット、今回は観る、時間、環境が、相応しくなかった所為もあり、なんとも、ハッキリ、スッキリしないので、そうだ! ここは、ひとつ、気分を変えて、“茨城花フェスタ2010”に行こう!となったのでした。

“花フェスタの情報”は、その日の朝刊で知ったのです。11時ちょっと過ぎ、ふたりで市街に向かいました。

いつもの電機屋さの駐車場に車を入れて、西武やQt’の辺りに向かったのです。私の頭の中では、その辺で“催されている”筈でした。でも、しかし、そこでは“催されて”いませんでした。

あれっ! 違うの? それじゃ“カピオか?”と思い、そちらに向かったのです。途中で、“ノバホール”にさしかかると、“タテ看”に“○○音楽教室発表会”の文字が、これは、一応、覗いて見なければと思ったのです。

孫の発表会を思い出しながら、“こんな広いホールで、やるのも良いねェ”と思いつつ、


“あの子は、孫より上手だけど、だいぶ年上だし、小学校の2~3年生くらいかも”とか、“広すぎて、観客が疎らで寂しい”とか、話しつつ、


5人ほどの演奏を聴いて外に出ました。

カピオに到着すると、前の広場には“花”ならぬ、“団子”の店が仮設テントで、ハムとか、焼き鳥とか、饅頭とか、焼きそばとか、唐揚げとか、けんちん汁とか、けんちんそばとか、うどんとか、いろいろと、いい匂いを辺りに漂わせ、それなりの人集りでした。

一通り、匂いを嗅いで、カピオの中に入ると、“花フェスタ”やっていました。花の香りは漂ってはきません。入り口に向かうと、何と「600円」の文字。

エッ! 無料じゃないの! それじゃー、ねぇー、もう、と回れ右です。後で確かめたら、記事には有料の情報は載っていませんでした。新聞社も一枚噛んだ共同開催でした。そうか、そうか、そう言うことだったのです。

会場の周りで“いい匂い”を嗅ぎ、お腹も空いて来たし、でも、この仮設テントの人集りの中では、ちょっとと思い、別の場所に向かったのです。

そして、今日のランチは、純和食で、“刺身三種盛り定食 1300円”に決定。


夜は居酒屋になる、カウンター席に、テーブルが二つの小さなお店です。先客は20代の男性一人。


刺身は、まぁ、まぁのお味で、みそ汁が濃すぎで、ご飯がチョットでした。まぁ、刺身で1300円ですから、まぁ、それなりに満足でした。


映画“TOMORROW 明日”と云い、“花フェスタ”と云い、“刺身三種盛り定食”と云い、何となく、“いまいち”の日曜日でした。

まぁ、こんな事も、人生、あるのです。


それでは、また明日。


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