風も強く冬の寒さを思い知らされましたが澄み切った空がステキな夜でした。
2月も中旬を過ぎました。いかがお凄しでしょうか。
本日も会社の宿題があり、エッグ、エッグと涙をながしながら仕事をしていました。
今週も忙しいのにも関わらず、今ひとつ調子も上がらないままフルスロットル状態でしたので、なんだか体も心もキーコッ、キーコッと油が切れたロボットくんみたいであります。
金曜日に退社すると何故か雨。。ガフガフいいながら家に着いてお風呂に入ってご飯を食べるとバッタリと寝てしまいました。
さて、土曜日はお天気も回復したのですが、結構な寒さに強い風。。
インドアを決め込んでも良いのですが完全防備の夫婦はリフレッシュを求めて散歩にでかけたのであります。
みなとみらい線、
馬車道駅5番出口を出るとそこに「
神奈川県立歴史博物館」があります。
1904年に横浜正金銀行本店として建設され、森のなかまが生まれた1967年に関東大震災で消失したドームを修復し
博物館として開館したそうです。
建物自体が重要文化財という事もあり前を通るとつい足を止めてしまいます。
エントランス天井のステンドグラスです。何故に博物館かというと。。
「今日は『あかばねとう』見にいってみない?」とワイフ。。
「おっおー!どうしたんだい急に?」
「なんとなく。。」
「やっほーっ」
横浜観光情報公式サイトで展示は知っていたのですがワイフが乗り気ではなかったので諦めていたのですがこういう事もあるんですね。人生わかりません。
ということで「
コレクション展 甦る名刀 -館蔵赤羽刀から-」を見ることが出来ました。
戦後武装解除にともない各地の刀剣が接収されました。
連合軍の指示では「美術、骨董的価値のあるものは提出の必要無し」との事だったのですが、刀剣ということとだけで貴重な刀剣類も集められてしまったそうです。
一部が東京都赤羽にあった米軍基地に集められ美術的価値が高い貴重なものは廃棄をまのがれ所用者に返却されるも、大半の行き先を失った刀剣は国の所有となったそうです。
数十万に及ぶ刀剣は各地から集められた60名の刀剣審査員によって短い時間で分類されたそうです。すさまじい密度の作業だと思います。
その後、これらの接収刀剣は各地の国立博物館に譲渡されたそうです。
神奈川県立歴史博物館は34振りを譲渡され、今回の展示で「修復」「研ぎ」が完了した6振りと「研ぎ」前の数振が展示されているのであります。
試しに
Googleで"赤羽刀"と検索してみると各地の博物館で展示が行われている事がわかります。あなたの町の博物館も所蔵、修復が行われているかもしれません。
えーっ。本来なら刀の写真を載せまくるのかと思うのですが、ガラス越しではありますが本物の刀剣を目の前にすると、不用意にカメラを向けるのに違和感を感じるのであります。ここは一つ魅ることに徹しようとカメラはバッグにしまいました。
上から下から、横からと長々と魅させてもらいました。
多分その魅力の殆どを感じとる事は出来ていないのかと思いますが、それでも人間が火と鉄、そして研磨という技術を最高位にまで高めたものを目の前にすると何とも言いがたい濃密な時間が流れます。
あまりにゆっくり見ていたのでワイフがシビレを切らしていないかと思うとワイフもまだ見ていました(笑)。
森のなかま的には「研磨」の展示は興味深く魅させて頂きました。
私も色々なものを研磨したりします。できれば「研磨マニア」を自称したいのですが刀剣の研磨を目の前にしてしまうと「研磨好き」「研磨ファン」ということを認識させられます。
博物館が所蔵するコレクション展のため見学は無料との事です。
展示は3/25まで。開館時間は9:30~17:00で入館は16:30までとなっています。
特に展示入り口にある白黒のパンフレットはとてもよく出来ていますので是非ご覧になってみて下さい。
お近くに行かれる際は是非ご足を運んでみては如何でしょうか。本物の刀剣と対峙する時間というのはなかなかあるものではありません。
良いものを魅させて頂きました。
本当はもっと暗いのにちょっと明るくなりすぎてしまいました。
博物館を後にすると
万国橋を抜けて赤レンガ倉庫へと向かいます。
とにかく寒い!でも空は澄み切ってキレイです!
こういう寒さのなかで見る赤レンガ倉庫の灯は本当に暖かそうです。
家に着いてからは大急ぎで湯船にお湯をはりました。
先週市川のShapoで買った「
Kaoバブ エキゾチック スパ」の「ビーナスフルーツ」を投入!
薬屋さんのプライベートブランドよりちょっと高いですが、香りもよく入浴後は湯気を部屋に放ちます。
ポカポカと暖まった後は寝床に入り、博物館で買った「
河内國平・真鍋昌生著『刀匠が教える 日本刀の魅力』」に魅入るのでありました。
それでは!