屋内で綺麗に撮るのも良いのですが自然光で撮るのも悪くないですよね。
「
2AAA HA Body for Eiger」購入のきっかけとなった「あるパーツ」とは
YS Customの「
YSCustom P60互換 YSCコンバータ SLC XM-L Module WW」でありました。
Dropinmoduleは
「Surefire Z2L」で紹介した琥珀色モジュール以来2度目の購入です。今回は
本命の電球色であります。しかも。。最初から全部書いてもしかたないですね(笑)
国産のコンバータがラインナップされ純国産品となったYS CustomのDropinmoduleです(MJ Super Converterも選択出来ます)。コンバータの出力が8種類から選べるようになっていて森の仲間が今回選んだのは一番出力が低い"SLC"という「超低電流」と呼ばれるものです。これまで350mAの"ECO"というモジュールが一番低電流だったのですが最近になって選べるようになりました。
オーダーメイドも可能ですが一ヶ月程時間がかかるそうなので、ショップがオーダしたモジュールなら在庫があれば直ぐに入手できます。それぞれラインナップに特色がありますよね。
akaricenterさんのYSC
douguyaさんのYSC
森の仲間が購入した"SLC"はスポットが広くて人気の
Cree社の"
XM-L"のWarm White(電球色)であります。
公称値として30ルーメン、10時間以上初期照度を保って点灯します。
サラリと書きましたが初期照度を維持しながら10時間以上というのはスゴイです。しかもYS Customは謙虚なのかカタログスペックよりも実際明るく、ランタイムが長い事でも知られています。
6PXの15ルーメンモードを多用することから、もうちょっと明るくて10時間くらい保って電球色なら日常で使えるSurefireになるよなぁ、何て事を漠然と考えていたので"SLC"のラインナップはとてもウレシイのでありました。
実際にどれぐらい点灯し続けるのかを浜松の「
douguya」さんが
4日間に渡りブログで紹介されています。20時間まで計測していますが、森のなかま的には17時間までは実用と判断しました。
モジュールも凄いですが、この計測をしたdouguyaさんも凄いですね。。計測が始まった時はどうなるかと思いました(笑)。。図らずとも背中を押された事になってしまいました。
YS CustomにはDropinmoduleの他に"鬼蛍"というシリーズというものもあり、こちらは、より拡散系が得られるリフレクターを選択できるものがあり、最初はこちらの製品で気が狂いそうでありました(笑)。
人様にお借りした「
YS Custom 鬼蛍 延 ECO 国産コンバータ搭載 350mA 電球色」を
自分のE1eに付けさせてもらいました。
気がおかしくなるようなファシネイションな組み合わせです(笑)。
重さ、ランタイム、配光、あらゆる意味で多分これが自分の求める「ベスト」なライトの一つになるハズです。しかし2歩3歩と後ろに下がらざる得ない値段です。。でもそれだけの価値はあるものだと思います。
この時DropinmoduleのECO版も魅せて頂いたのですが、これが思いのほか明るい。いや。。森のなかまにとっては眩しいくらい。。
これが初期照度を保ったまま大した発熱もなく6時間連続点灯できるというのですから驚きでありました。
鬼蛍ほど拡散光ではないけれどXM-LのDropinmoduleもスポットが広くとても使い易そうでした。
明る過ぎて使いどころを選ぶのであれば、使い易い明るさを選択してみようかなぁ、と
休憩時間中に夢想する楽しい日々が連休1周前まで続きました。
連休に入って時間もできウレシサのあまりに意味もなくアルミのハウジングをコンパウンドで磨いてしまいました(笑)。作業中リフレクタを傷つけたりするかもしれませんし、導通アップとか放熱アップ等の良い事は一つもないかと思いますので真似はしないで下さいね(笑)。
後ろを見るとYS Converter(国産コンバータ)を示す「YSC」の文字が見えます。センターのスプリングはハンダ付けされていますが外側のスプリングは取れるようです。
なんだか鍾乳洞みたいになっていますが、LEDの黄色い色素が映り込リフレクタ全体が黄色になっています。これだけ綺麗に色が乗るんですから光を反射するのも綺麗なのかな?と思いたくなってしまうぐらい綺麗に反射しています。
こうやって眺めてみると、良い事が一つもないのにハウジングを磨きたくななってしまうのです。飾っておきたくなりますよね(笑)
モノとして撮影する時はF8まで絞っているのですが、お花と同じように開放F2.8で撮ってみます。外側のスプリングがボケて何だかオブジェみたいになりました。
眺めてばかりもいられないのでドロップインの名前の通り、ポトンと入れます。
スプリングのテンションにより結構飛びでていますが、ヘッドを締めると隙間無く閉まります。スプリングでプランプランと揺れるのも楽しいものであります。
60P互換機がZ2Lしかないのですが、ECO以下の低電流ラインナップは発熱が少ないので
G2のような"NITROLON"製ボディでも使用できるそうです。アルミボディと違い冬でも冷たくないし軽いのでいいなぁ、と考えています。出来れば黄色なんかあると良いのですが。。
MCPETを使った森のなかまスタジオ(笑)内で点灯するとそれだけでよいカンジの照明になります。
これが「
H2Tの拡散玉」です。ヘッドに付けるとどんなスポット光でも裏側にもまわるような超広角の超拡散光に変身します。松明のように掲げてよし、提灯のようにぶら下げてよし、運搬時のレンズ保護にもなることからライトの利用範囲を拡げてくれるアイテムです。
季節柄チューリップのように咲いてもらう事にしました。
左から、そのまま、FM-34(Defuseなし)、FM-34(Defuseあり)、拡散玉となります。
FM-34は一応生産終了の筈ですが一度入荷があったようですが、既に売切れのようです。これで前方のみを拡散させた光も使い易くて好きなんですが、残念ですね。
60PLを使用したZ2L、
LBAフィルターを付けた6PXと比較してみて頂ければ思った以上に明るい事がわかるかと思います。
なお、色温度が高いNatural White, Cool Whiteは同じ"SLC"でもルーメン値は上がります。
これまた珍しく屋外での照射例です。
街灯がポツポツとありお店の灯が眩しく感じるような通りです。ちょっと明るく撮れ過ぎたかな?と思いますが、足下を照らすとこんなカンジになりました。人目をはばかる事無く程よく使える明るさです。でも、見る人がみれば「あれ?」と分かるものでもあります(笑)
車両が通らない事を確認しながら2車線の道路を隔てた標識を照らしてみました。周囲には街灯もなく曇りで月明かりも殆どないので闇にパワーがありました。
写真なので露光で幾らでも明るくできるのですが肉眼で見たイメージはこんなカンジでした
ってそのまま「
2AAA HA Body for Eiger」の文面です。
下から一つ目の標識まではスポットで捉えています。二つ目以降は周辺光で照らせれています。2AAA Eigerでは気付かなかった右下側の雨水を逃すL字管がある事に気付きました。明るさによるものなのか、温暖色による視認性のよさなのかは何とも言えません。
Exifを見ると F4.0 SS:1/15s ISO:25,600 でした。
ちょっと反則のような感度で撮りましたが夜目で道を歩いているとコレぐらいの明るさに感じます。右上の街灯を見ると何となくバランスが分かるかと思います。
ちなみに右はじにCoolWhoite系の周辺光が出ていますが、ワイフが持ち歩いていた「
Sunwayman V20A」です。どれぐらいの明るさで使っていたかは知る由もありません。。
こんなカンジでセッティングをしてメイン灯として使ってみました。MCPETで全体に光を拡散させつつ、スポットの反射を被写体にハイライトとして当てています。
また、ロゴを明るくするため右下でゴロンとしている「
Zebralight H51C」でサイドから当てています(2.8ルーメンモード)。ヘッドが黒潰れしているのでもう1灯欲しいところかもしれません。
セピア色に撮れました。
法執行や軍事関連で磨き上げられた
Surefireですが、こういうノンビリなモジュールを入れて日常で使えるというのはとても楽しい事です。こういったモジュールを開発してくれるYS Customに感謝であります。
決して安いものではないですし万人に勧められるものではありませんが、もし使いどころに困っている6Pパーソナルキセノンシリーズをお持ちでしたら
譲ってYS CustomのDropinmoduleを検討してみては如何でしょうか。
それでは!