以前紹介したPBのショックレスハンマーと一緒に撮るとエンジニア用ライトのように見えるでしょうか?
1年前にPEAKのEigerを紹介しましたが、拡散光を愛するものとしてEigerの配光はいつ見ても頬の筋肉を弛緩させるものであります。様々なライトを紹介してきましたが拡散光で手元を均一に照らせるライトを探されている方で多少高くてもよいから満足できるものをと言われたら、間違いなくEigerを奨めるかと思います。
#「多少高くても」と理解がある方は多分自分でEigerを探し当てるかと思いますが。。。
銀色のヘッドがEigerのヘッドです。今回のパーツはあくまでも「筒」であります。まぁ、ただの「筒」だけではなくテールにはキーリングが付属しています。
そんなEigerを
パワーアップさせるアイテムがある事はHATTAさんのブログで知っていました。ステンレスの銀色と黒のHAのボディの組み合わせがやたらカッコ良くみえました。しかし。。
「これ以上Eigerを明るくしてどうする?眩しいぜよ?」
と、思っていたのですがマニアの集いで何度か魅せられると、これが「悪くない」のであります。おまけに魅せてくれるボディには必ずもう一つのアイテムであるモーメンタリースイッチが付いているのです。触らせてもらうと。。。あぁーっ~。やめて(笑)!
モーメンタリースイッチ。
Wikiを調べてみると「自動復帰型スイッチ」等と記述されています。自動というとスゴイ先進的なカンジがしますが、中にスプリングが入っていてボタンを離すとビヨーンと戻るというシンプルなものです。
カチンとオンにしておく方が機構的には複雑です。しかし簡単な構造程こわれないのはいつの世も同じであります。
その後モーメンタリースイッチが品切れになってしまい、図らずとも外的要因により心の平安は保たれ、BodyとSwitchへの憧れは心の隅へと追いやられていったのであります。
そもそも私の持っているEigerは「ラグテール」と言ってスイッチを組み込むためのネジ穴がありませんでした。なのでスイッチを導入するためには「筒」と一緒でなければありませんでした。結構なお値段です。他にも欲しいものがあります。。
しかし、あるパーツを調べている時に何気なく
douguyaさんのPEAKのページを見ていると。。両方とも「在庫有」ではありませんか。
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Peak LED Solutions 2AAA HA Body for Eiger
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Peak LED Solutions モメンタリースイッチ
うぉーーーーーーーーーっ!ゴゴゴゴー!
オーケイ!大丈夫だ!耐えられたよ!
自分が成長した事を実感した数週間でした。
「在庫有でも買わないんだ。どうだい!凄いだろー」
と思っているとある日スイッチが売り切れになってしまいました。
あわっ、あわっ、あわっ。。。
つや消しの黒いHAでなかなかの渋さ。ローレットは浅めです。
なおPEAKの事ですからこの辺りの仕上がりは個々に違うと思うのですが。。
鏡のように静かな水面に小石どころか巨大な岩が「ドボーン」と投げ込まれたようになりました。だってPEAKはモノが無くなると何時入るのかも分かりませんし、最近スイッチが付くような機種も減って来ているような気がしたからです。。
キーリング部はネジ式になっています。さっき書きましたっけ?
ということで、気になるパーツの事と一緒にdouguyaさんにスイッチの入荷について問い合わせて見ると。。
「来週にも入りますよ」
もう、頭のなかはグルングルンであります。という事で。。
「
穴を掘っては、穴を埋めてという作業が連日続いた」事もあり遂に逝ってしまったのであります。
左が1AAA。右が2AAAです。
こうして写真で並べてみると「さほど変わらないかなぁ?」のように見えますが、高い電圧でドライブするため色温度が高くなっています。
そして、1AAAのつもりで使うと「目、目がぁ~」となるようなグゥアッ!という拡散光であります。
マニアになってから大抵の明るさには慣れましたが、拡散光でこれほど明るいものは初めてです。もちろん集光してスポットにすれば眩しいものはあります。しかしこれだけ綺麗に拡散していて明るいものは見たことがありません。
奥まったところをちょっと照らすにはスポットの方が便利ですが、これだけ広い範囲を均一に照らせるとなると大きなマップや図面を拡げて見てみたくなります。
あまりに明るいので今回は珍しく屋外での照射も撮ってみました。
車両が通らない事を確認しながら2車線の道路を隔てた標識を照らしてみました。周囲には街灯もなく曇りで月明かりも殆どないので闇にパワーがありました。
写真なので露光で幾らでも明るくできるのですが肉眼で見たイメージはこんなカンジでした。
街灯がポツポツとありお店の灯が眩しく感じるような通りです。ちょっと明るく撮れ過ぎたかな?と思いますが、足下を照らすとこんなカンジになりました。ちょっと周囲を気にしてしまう広さと明るさです。
さぁ、スイッチを取り付けます(笑)。キーリング部を外すと、更に内側にブラス製と思われる接点部のパーツが収まっています。これをマイナスドライバーで外すと左側のモーメンタリースイッチに付け替えられます。
奥の穴にもネジ切りされているのが分かります。
プッシュする側と先端部にもスプリングが入っています。そのおかげなのかコリっといった感触はなく「プゥニャーン」と絶妙な押し心地になります。
森のなかまは、この押し心地がとても好きでいつまでも「プゥニャーン」とやり続けてしまいます。
仕事でハリネズミのようにトゲトゲしている時なんか「プゥニャーン」と出来たらさぞかし柔らかい良く出来た人間になれるのではないか(笑)といった妄想に取り憑かれそうな、そんな押し心地です。よくわからないですね。
もちろん、ヘッドをねじ込むとこれまで通り常時点灯します。
ただ通常のEigerは電池をギリギリと締め上げるようにして導通を得るのに対し、このスイッチはスプリングで適当にテンションをかけています。スイッチを押し込むとスイッチ側のスプリングが縮んで通電します。
なので電池接点に負担をかけないようですので安心してEneloopを使用する気になります。多分。。
明るさが落ちてきても電池が勿体ないとダラダラつかうなら、サッと充電済みの電池を使える方が気持ちよいですよね(初期電圧はアルカリ電池の方が高いので明るいですが)。
スイッチを付けた状態です。キーリングとはまた別の印象になりました。
私の個体は多少ネジがスムーズでは無かったのですが「
白ワセリン」を付けてグリグリと回して拭取ったらスムーズになりました。
男の子なら見ているだけで押したくなりますよね。押したいよね?押すよね?
嬉しいのでコンパウンドで磨いてあります(笑)。
普段はクリップをあまり使わないのですが、Eiger 2AAAには付けたくなってしまいました。
昔はPeakの製品にはこうしたクリップが付いていたようですが今は付いていないようです。森のなかまも持っていません。なので諦めていたのですが
MiniMAG 2AAAのクリップが良い感じに収まるのは通常のEigerで確認済みでありました。
非対称な形がユニークな「
PBのクロスハンドル・スタビ・プラスドライバー#2」は軸を人差し指と中指の間に挟んで握ると、見事に腕の延長線上に来ます。
力を入れ易いので細い番手はありませんが、ここ一発という時に良い仕事をしてくれます。
青いラジオペンチみたいのは「
Hozanのミニチュアラジオペンチ」です。
挟む面にローレット(ギザギザ)がないので部材を傷つけずに作業できるので、ピンセットとラジオペンチの中間のようなカンジで便利に使っています。とてもスムーズな開閉です。
Knipexのエレクトロニクスプライヤなんてどんな世界なのか妄想してしまいますが、夏休み前の中学生のように想像力が追いつきません。
結果的に2AAAのペンライトとしては考えられないような高価なものになってしまいました。。。
しかし、その性能や配光は「これっ!」を求めている人にとっては唯一無二のものではないかと思います。
1/3位の値段で近い性能のものも無いことも無いので「なんとなく」最初から2AAA Eigerとして全てのパーツを買いそろえるのはあまりお勧めしません。ただ、既にEigerをお持ちの方。。。
お気をつけ下さい。。
それでは!