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まとめ:ハーモニカのお手入れについて
まとめ:ハーモニカの調整について

申し訳ありませんが現在ハーモニカ調整に関する技術的な質問にはお答えしておりません。質問して頂いても無視することもありますので予めご了承ください。

今日のEiger 2014.8.3 いぶし汁編

2014-08-03 21:04:22 | 色変わりする金属たち
金属の輝きってキレイですね。

あーうー。なんだか暑いんですが、生きていますでしょうか。森のなかまはかろうじて生きております。いかがお過ごしでしょうか。。。


注文していた「いぶし液」が届きました。木曜日の夜中にメール便で注文したのですが、なんと京都から土曜日の昼には届きました。お店の対応の良さもあるのですが日本のロジスティックの早さにはいつも驚かされます。


ライトで液体を照らすとこんな色です。まぁ、別にこんな事しなくてもよいのですがキレイだったので(笑)


こちらが昨日までのアイガッパーさんです。届いてすぐにヘッドだけ「いぶし汁」を綿棒でダイレクトに付けて試してみました。塗ったそばから真っ黒に反応しました。水洗いとゴシゴシ擦ってこの状態にしています。さすが化学反応!ちょっとやそっとでは膜が落ちません。しかし、原液ではなく説明書通り水で薄めた方が良いようです。という事を事前に確かめました(笑)
なお、作業中は硫黄の匂いがしますので風通しを良くした方がよいでしょう。


さて、本日いろいろな妄想と共にポッカレモンに少々塩を混ぜて綿棒に湿らせてグリグリと洗浄します。毎度思いますがよくもこんなにピカピカになるものだと思います。ここまでは予定通り。


先日の事件から少量の水に汁を垂らしてウエスにとって塗ります。あっ。。。塗るそばからHAではないかと思うくらい真っ黒に。。既に想定外です(笑)
本来はワイヤーブラシなどで余計な反応した所を落とすのですが、それはしたくなかったので石鹸を入れるナイロンネットで力強く水洗い。


どうしよう(笑)と思い一服します。そういえばハープのカスタマイズに使っていた3Mスポンジ研磨剤があったのを思い出しMicroFineで軽くこすって落としました。


なかな良い雰囲気になってきました。古美仕上げ風を目指していたのでナーリング部分も少しスポンジ研磨剤でこすったりしています。


仕上げ段階ではFUJIFILMレンズクリーニングペーパーで研ぐようにしてみました。研磨剤も入っていませんし平滑性も良いので折角染まったナーリング部分にも影響が少ないと考えました。なかなか良いです。

しかし。。。調子にのってしまい。。止めておけば良いものをジョンソンベビーオイルを付けて研ぎ出しなどしていたところ、ほとんど皮膜が落ちてしまいピッカピッカに。。。

どうしよう(笑)と思い再び一服します。


改めて説明書をみます。「80℃のお湯300ccにいぶし液1cc」とありますのでウエスを水で湿らし適当に絞ってから楊枝で汁をなびる程度に付け適当に揉んだもので濃度をコントロールしようと考えました。
使い終わったウエスを可燃ゴミとして捨てれば無用に汁を排水に流す事も少なくなります。

とりあえず「汁布」と呼ぶ事にします(笑)


真っ黒というより赤黒く染まりました。汁濃度が薄いので一気に黒くならりません。余計な黒いカタマリもできませんのでスポンジ研磨剤などでこする手間も省けます。
小さくてそれほど形が複雑でないものは、この方法でお手軽にいぶす事ができるようです。。。といってもいぶす物が他にありませんが(笑)


クリーニングペーパーのみでムラを均していき、余計な事をする前に止めます(笑)とりあえず完成です。

ちなみに銅表面の酸化の色合いについていは「銅の変色と裸銅線」というページを興味深く読ませて頂きました。まぁ、知っていてもコントロール出来るわけではないのですが。。


森のなかまの個体はツイストする時の摩擦で酸化膜が落ちてピカピカになってしまっていたのですがヘッドの窪みもしっかり染まりシャドーが出てきました。エッジをクリーニングペーパーで磨くとハイライトが出てそれなりの立体感が出てきたのがウレシイです。


ナーリング部分もしっかり染まりました。平らな部分も地金の色が分かる程度に染まり今後の変化も楽しもうという算段です。
物足りないなぁと思ったらウエスと楊枝で「汁布」をつくりコスコスやればよいだけです。


ナカナカ良い感じではないでしょうか。

ちなみに、ライトが熱を帯びてくると薄く染まった部分の色が抜けていくような気もします。ライターであぶってクリーニングペーパーでこすってもそんなかんじです。まぁ、いろいろ楽しめるということでしょうか(笑)


工作写真ばかりだったので少々イメージ写真っぽいものも(笑)
そういえば、かなり薄めておいた汁を別の容器やスプレー容器に保存しておき、それらをウエスにかけて適量使えばもっと手軽に染色が楽しめそうです。
本来作品の奥まった所を黒く染めて出っ張った所を磨くので布で塗布という方法はあまりないかと思いますが平面に対しては有効かもしれませんね。


「使っていくうちに染み付いていくのが味なんだ!」という考えもあるかと思いますが古くからある手法で自分なりに仕上げていくのも楽しいものであります。
もし、トライされる方は作業中は水洗いをする事になるかと思います。作業が終わったらOリングのお手入れを忘れずにしてくださいね。

それでは!

P.S.
ワイフがこの記事をみて。。。

「誰もいない。。。」

暑さで連中を連れ出す余裕もありませんでした。。トランくんだったら何と言うでしょうか。。
コメント (4)
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