手に取ってみるとクセになる仕上がりです
日付をまたいでしまいました。いかがお過ごしでしょうか。
久しぶりに懐中電灯関連の投稿になります。投稿していなかったものの懐中電灯は順調に増えています(笑)
「数は増えたけど紹介するほどではないんじゃないの?」
いえいえ。。そんなことはなく「紹介したいお気に入りの懐中電灯」が増えてしまっているにも関わらず、どうも「写真を撮ってまとめる」という作業ができずにズルズルときてしまいました。
そんななか。。密林の
Aoniro Jさんから
SD miniのモニターの話がありました。さすがにモニターさせてもらいながら書かないわけにもいかないだろうと。。いうわけでようやく重い腰をあげてみました。
禁煙の後遺症が残っていていつも以上に構成や文章がメチャクチャですがご容赦くださいませ。
サイドスイッチが一つ。18650を使う懐中電灯としてはコンパクト部類のものです。懐中電灯本体とUSB電源をUSBケーブルでつなぐだけで充電もきます。電池も付属するので届いたその日から使うことができます。なかなか親切であります。
SD miniは18650というリチウム充電池を使う懐中電灯です。容量もたっぷりある電池ですので森のなかまのような一般人が使うにはパワー、ランタイムともに余裕のある懐中電灯が多いです。以前紹介した
LUMINTOP TD16も18650のメリットをフルに活かした懐中電灯だと思いますが性能を優先したため結構デカイのであります。
比較するものがないと単三電池のように見えてしまう18650。直径が18mm長さが65mmあります。SD miniは3400mAhと大容量なものが最初から付属しています(プロテクト付きです)。18650は微妙に大きさが異なり買ってみたものの懐中電灯に入らないとかいったリスクもあるのでメーカーが付属してくれるのは値段が高くなるもの、多くの人に高性能懐中電灯を使ってもらえるという点で敷居を下げてくれるものと思います。
「最高照度で長時間点灯できなくてもよいんだけど、いざという時は1000ルーメン立て、コンパクトな懐中電灯はないかなぁ」
なーんて、欲張りなことをお考えな方。はたまた。。
細かい菱目のナーリング以外に太い溝がが彫られた独自の滑り止め。加工が丁寧で素手で触っても痛いことは無いのにしっかりと握ることができます。
「
Tool AAAや
Wormで
Lumintopで製品を気に入ったんだけれど、そこそこパワーもあって実用的な製品はないの?」
という方に応えられる製品かと思います。
18650を使うコンパクトな懐中電灯たちです。左から単3電池。ちょっと古めですが
Zebra Light SC600。まだ紹介していないですがお気に入りの
Manker U11。そしてSD miniです。この中では一番のノッポさんになっちゃいましたね(笑)でも全長は110mmを切ります。
クリップ。電池。テールキャップのウサギさん全開(笑)詳しい性能は検証しようもありませんがウサギさんマークでラッピングされたこの電池。購入できるようになったら欲しいものです。ちなみに電池室がタイトなSC600にも入りました。
ネジ切り部はHA加工されているのでテールキャップを緩めれば誤動作防止のロックアウトができます。電池のプラス、マイナス両方ともスプリングで接触しますのでフラットトップ(プラス端子が真っ平ら)の18650でもOKです。
付属品たちです。ランヤード。Oリング。USB充電ポートのキャップ。USBケーブル。ホルスター。そしてドキュメントです。
「親愛なるお客様」なんと。。。日本語です。ドキュメントは各国語で書かれているのですが日本語が入っているものは殆ど見かけたことがありません。確かに自動翻訳したかのような「ふふっ」という表現も多いのですが。。。それでも日本人ユーザも念頭に置いてくれているのかと思うとウレシイですね♪
ただ。。各国語で書かれているのは保証規定とかが殆どで肝心の操作や充電については詳しく書かれていなかったりします(笑)でも別にいいんです。
ウサギさん好きにはたまらない外箱(笑)なかなか良いデザインです。捨てずに色々つかってみたくなります。ただ商品コードとかが書かれたシールが表にベタッと貼られてきます。Thruniteさんの商品もそうでしたが貼り易いのはわかるんですが、せっかくデザインが良い箱なのでもう少し別なところに貼ってくれるといいなぁと思うのは贅沢でしょうか。昔っから結構貧乏性であります(笑)
ホルスターも付属しますがそれほど上等なものではありません。「傷つけたくないものと一緒にカバンの中に放り込むときなどに使うもの」と考えると「ウサギさんが書かれた巾着袋」でも良いのかなと思ったりします。
ちょっと付属品で脱線してしまいました(笑)
充電ポートのキャップをマキョンと外して付属のケーブルを挿してUSB電源かパソコンのUSBポートに刺すと充電が始まります。
付属のケーブルはしっかり奥まで差し込んでください。充電が始まるとサイドスイッチが緑色にピカッピカッっと点滅します。点灯しっぱなしになると充電が完了なようです。
XM-L2 U2: Low:50Lumens(36H), Mid:320Lumens(5.5H), High:478Lumens(3H), Turbo:1000Lumens(2H)
クッキリとした威勢のいいスポットがあります。やや遠めを照らす事ができる中距離用といった配光かと思います。夜道で使ってみましたが個人的にはLowで十分行動できました。なにせ50ルーメンあるんですからそれほど困ることはありません。
風呂上がりにMidで部屋を間接照明(他にも数本のライトともに)に使いましたが2時間ちょいを二日ぐらいは使えましたので概ね公称値くらいのランタイムはあるのかと思います。室温24℃での連続点灯では結構暖かくなりましたが「持てない!」ほどではありませんでした。
ちなみにメーカーが出しているランタイムは1ルーメン(照度が徐々に下がるタイプであれば)までの時間になります。
High, Turboは使うのが困るくらいの明るさで。。スポットの集光も効いているので屋内で使うとかなり眩しいかと思います。屋外で使った感じでは車のヘッドライトのような印象でした。対向者の視界に入ると敵意と取られても仕方がないかと思われるものですので使い方には気を使うべきかと思います。
なお、High, Turboの明るさがそれほど違いがなくなる頃の電圧を見たところ3.6V付近でした。
XM-L2 U2というLEDが使われています。メーカーはXP-L HIも用意していてルーメン値こそ若干少なくなるものの、より遠方に飛ばす事ができるようです。
操作方法ですが。。。
消灯状態からサイドスイッチを1回クリックすると最後に消灯した明るさで点灯します。
点灯状態でスイッチをクリックするごとにLow, Mid, High, Turbo, そしてLowに戻ります。
点灯中に長押しすると消灯します。
消灯状態で3秒以上長押しするとチカチカモードに突入します。クリックするごとにストロボ、SOS、
航空灯のような点滅に切り替わります。
チカチカモードを止めるには長押しで消灯します。
写真で見たときは太い溝が野暮ったいなぁと思ったのですが手にしてみると小さい菱目のナーリングとの組み合わせがなかなか良いのであります。
操作方法については習熟しても手早く操作できるとか、
暗順応の重視の必ずLowスタートなどの手段はありません。サイドスイッチをおしたらステップし消灯時の明るさで点灯します。
そして、点灯時は何をしてもチカチカモードに入ることはありません。チカチカモードに入るのは消灯時の長押しのみで、そこから通常モードにするといった抜け道もありません。消灯の長押しだけ教えてあげれば誰もが使える。。。
退屈なくらいシンプルで単純明解
な操作系だと思うのであります。
ただし1点だけ例外があって。。電池交換、ロックアウトした時のみMidからの点灯になるようです。
付属のクリップです。なかなか綺麗に仕上げられています。このクリップ。実はTool AAAのようにリバーシブルになっています。
これまでの写真はベゼルダウン(レンズ側が下向きになることです)ですが、これでベゼルアップになります。
Tool AAAのように軽い懐中電灯であれば帽子のツバにつけてヘッデンのように使えますが、SD miniは結構重いのでお辞儀をしてしまいますが、運用の仕方を選べるのは良いことであります。
森のなかまはクリップで懐中電灯を固定することは殆どないのですがコロコロ転がらないようにするために取り付けています。
どうしても書いておきたかったことがあります。この放熱用のフィンです。
触ると「あっ」と思うくらい面取りされています。同社のTD16も綺麗に仕上げられていましたがこれほど面取りされてはいませんでした。素手で触っても引っかかるかんじがしません。スベスベ~♪
両端から光を当ててみました。なかなかステキなテクスチャーであります。
エッジが立ったシャープなのも好きなのですが、そういった仕上げが必ずしも多くの人に受け入れられるとは限らないのかもしれません。
ナーリングについてもLumintopであれば、もっとアグレッシブな感じにも仕上げることも可能だったのかと思いますが肌の弱い女性でも難なく扱えるよう敢えて柔らかくしたのではないかと思います。
その分太い溝を掘ることで十分なグリップ力を補えると考えたのかなぁ。。と素人ながらに思うのであります。いずれにしても手にして優しい触り心地ながらも滑らず確りと握ることができる仕上がりだと思いました。
手に取った時の面白さを写真に表現できれば良いのに。。と思いつつ。。うーん。マダマダですね。。。
書きながらメーカーのページを確認したところ「18650(Not Included)」つまり「電池は付属せず」となっていました。となると。。。18650とのセットはAoniro Jさん向けに出荷しているショップオリジナルなのかもしれません。
電池について一家言あるような上級者にはおせっかいなのかもしれませんが、粗悪品のリチウム充電池に悩まされるのであれば初めからメーカー純正品をつけて出荷してくれるようメーカに働きかけてくれたのは嬉しいことであります。
Lumintopは最安値の製品を出してくるメーカではありませんし、密林などのレビュー数も少ないので選択肢にのぼる機会が少ないのかもしれません。
ただ、Tool AAAやWormなどで割と好印象を得た方であればSD miniはとても良い選択肢だと思います。
大量生産ながらも作り手のこころざしを感じさせてくれるメーカーさんたち。ターゲットを想定して商品構成を考えてくるショップさんたち。SD miniがとっても気に入りました。よろしかったら検討してみてください♪
それでは!
2016/9/13 追記:
SD miniを楽しく使っている方からこの記事を紹介して頂きました。
検討されている方はぜひご覧になって見て下さい♪
LUMINTOP SD MINI CREE XP-L V3 USB充電可能 フラッシュライト使用レビュー (トップは「
★原生林のある風景★」さんです)