森のなかまと楽しい10Holes

手のひらにすっぽり隠れてしまう小さい楽器10Holesについてボチボチと

ようこそ

まとめ:ハーモニカのお手入れについて
まとめ:ハーモニカの調整について

申し訳ありませんが現在ハーモニカ調整に関する技術的な質問にはお答えしておりません。質問して頂いても無視することもありますので予めご了承ください。

The Lion and Gazelle MAGLITE社のロゴ

2011-04-10 11:12:59 | デフォ


あの日から4週間が経ちました。

木曜日の深夜には再び震度6強の地震がありました。
部屋のものが落ちなかった事からあの時よりは小さいとは思いつつもワイフと部屋の隅で過ぎ去るのを待ちました。

NHK仙台局からの映像をみていると変電所、又は送電線が切れたと思われる閃光があがると、町の灯りがブロック毎に落ちていくのが見えました。

経済活動再開に向け動き始めていた矢先の東北地方の停電。
関係者にとっては落胆とやりきれない気持ちだったと思います。

しかし、こんな状況でも前に進もうとする企業。
大手製造業は数ヶ月で震災前のレベルまでに復帰しようとロードマップを掲げています。
頭を抱えてしまいそうな難しい状況ですが、なんとかモノを作り、サービスを生み、それを購入してもらおうと企業は躍起になっています。

一方では。。

出荷解除になっても購入されない商品。
自粛から廃業を余儀なくされるサービス業。
特定地域の人への差別的な行為。

企業が頑張っているのに、我々がこんな状況ではあまり良くないですね。

森のなかまも、物を作って仕事をしていますが、家に帰れば誰かから何かを買う人になります。

作ってくれる人、商いしてくれる人がいるから、我々は物を買える。
買わなければ作ってくれる人、商いしてくれる人もいなくなってしまいます。

自分では菜の花、ほうれん草、キャベツは作れませんし、季節の切り花だって栽培できませんもんね。

なんだか森のなかまらしからぬ、ブログっぽいブログになってしまいました(笑)。。

さて冒頭の写真ですがMAGLITE社のロゴです。
私が製品を買えなかった頃には無かったようですが、最近の製品にはこのマークが入っています。

最初は本社がある州の形を表しているのかなと思いました。でも白抜きされている箇所があるので恐らく違うのでしょう。

そうこうすると、プレデターの頭を横から見たような感じにも見えるし、Star Wars低国軍のTroopersにも見えます。
でも企業ロゴにそのイメージを採用するのかな?アメリカだったらあるかな(笑)。。

ワイフに「何に見える?」と見せたところ。。。
「ウーパールーパがエビ反りしてシッポが前にクネンと前に来ている」
この人と結婚してよかったと思う時です(笑)。

今回は手こずりましたがネットで同じような事を考えている人を見つけました。

What is the Maglite logo?

そこから、灯台下暗し、MAGLITE社の会社案内にそれらしきが出ているとの事。。

The Lion & Gazelle

アフリカの諺を引用しているのでありました。
例によって英語なのですが、諺ならネットに邦訳が沢山あります。数あるなかから解釈がないものを選んでみました。

心に残る名言集

有名な諺らしく、多くの方が翻訳、引用されていました。

リンク先をクリックしないと話が進まないので、概説を。。

一番早いライオンよりも速く走らなければ食べられてしまうガゼル。
一番遅いガゼルよりも早く走らなければ飢え死にしてしまうライオン。
どちらも、早く走らなければ生きていけない。
だから、ライオンに生まれようが、ガゼルに生まれようが朝になったら昨日より早く走れなければ生きていけない事に変わりはない。

という事から、捕食者の頂点でもあるライオンでもなく、捕食者から逃げ切るガゼルでもない「二つが合わさったもの」がMAGLITE社のロゴだろうと思われます。

「我々はある時はガゼルでもありライオンでもあり、そしてある時はガゼルでもライオンでもない」

なかなか謎めいたロゴと凄い諺を会社案内に掲げていると思います。

若い頃だと、こういうスローガンを見ると「競争の象徴。企業とは立ち止まる事ができない拡大指向だけの。。」という考えになってしまったものです(笑)。

実際ガムシャラに走るだけでは良くない時だってあります。
お腹がいっぱいの時、周囲に危険が無い時は立ち止まってゆっくりと力を温存した方がよいでしょう。
ただ走り続けるのでは到達しないような何かを見いだす事だってあります。

でも、本当にお腹が空いる時、身に危険が迫っている時に立ち止まるのは生きるのを止めることなのだと思います。

立ち止まっていればライオンに食べられてしまうガゼルになるか、ガゼルに逃げられてしまうライオンになってしまうのです。

消費者としての我々が、企業や生産者だけにガゼルとライオンの両方の役割を任せる事はできないのだと思います。

ちょっと疲れているんだったら休みましょう。
でも、どのみち一緒に走るしかないんです。走れなくなるまで止まっていてはいけません。

我々は少し長く立ち止まり過ぎているようですが、今なら昔のように走れるのだと思います。

MAGLITE社のロゴについて調べていたらこんな事を考えていました。

P.S.

久しぶりにフラッシュライトを2本紹介しようと写真のリサイズまでしていたのですが、書き出したらこんなかんじになってしまいました。
少し気が滅入っているのかもしれません。
申し訳ない。

MAGLITE繋がりということで、最近見つけたMAGLITE社の面白いビデオを紹介したいと思います。

the dark side, Mag-lite

地上から月を見上げると、月面を歩く宇宙飛行士のものと思われるフラッシュライトの軌跡浮かび上がります。。

配光を見るとスポットやワイドに切り替えていたりと芸が細かい(笑)。同社の配光はダークリングといって暗い輪ができてしまうところまで、しっかり表現しているのは意外でしたが、こんなに誇大広告をシレっとまとめてくるのは素晴らしいと思いました。

誇大なところは置いておいて(笑)、こういう明るさは見習わないといけないですね。

それでは。
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複音ハーモニカ 昭和楽器

2011-04-03 22:47:26 | ハーモニカの機種

外装フィルムに貼られていたシールです。別にナショナリストではありませんが、なんか元気がでますね。

今週一週間はこの写真をトップにしたいと思いますので後から投稿した「からふるハーモニカ」より前に(時間的には後ろか。。ややこしい)もってきます。ご了承下さい。
#可愛いですから次の「からふるハーモニカ」も是非見ていって下さいね。それと次の二つも。。エヘヘ。

さて本編です。

Hohner, Seydel, Hering, Tombo, Suzuki と優秀なハーモニカを製造するメーカは色々あります。

小さくて、一見単純な構造の楽器ですが、それぞれに工夫が凝らされ、熟練者によって調整されたハーモニカは時に演奏者の想像を超えるような振る舞いで我々を楽しませてくれます。

今回は楽器製造のメッカ静岡県浜松市で「Made in Japan」に誇りをもってハーモニカを作り続けている昭和楽器さんのハーモニカを紹介します。

昭和楽器さんを初めて知ったのは随分前です。
「へぇー、トンボやスズキ以外にもあるんだ」というのが最初の印象でした。

ところが最近になってワイフのお姉さんよりミニハーモニカをプレゼントして頂き鳴りの良さから調べた所、昔みた昭和楽器さんが製造元でした。

その後昭和楽器さんのブログを見つけ、そのなんとなく和んでしまう投稿の中に何十年も前からハーモニカを作り続けている記事を見ているうちに段々と興味が湧いて来たのです。

真空管のクロマチックチューナーや、昔の工場の話とかはハーモニカ吹きに限らずイマジネーションを掻立てられます。

森のなかまは10Holesとクロマチックという最近ではあまり珍しくない組み合わせをメインでやっています。
昭和楽器さんが製造されているのは、日本配列の複音と教育用のハーモニカがメインです(ミニハーモニカもですね)。

複音に似たものでトレモロ(ダブルリード)といって同じ音階のリードを二つもち、片方のピッチを微妙にずらす事で「わんわんわん」とトレモロがかかるハーモニカは海外にもあります。HohnerのEcho等がそれにあたります。

どことなく懐かしく、ちょっと寂しい、それでいてカランと明るく爽やかにもなれる音色は多くの方が「あっ、ハーモニカだ」と思うものです。

私も短めのEchoは持っていて時々吹きます。レンジが狭いのでGolden Melodyのダブルリードを購入したのですが出荷時の調整があまり行われていないのか片方のリードしか鳴らないのに少しガッカリした記憶があります(たまたま当たった個体差だと思います)。


生まれて初めて購入した日本式配列の複音「複音ハーモニカ21穴C調」です。
Seydelの時もそうでしたが、またもや立派なカートンボックスです(笑)。
今でこそ普及価格帯の複音ハーモニカも樹脂ケース等が多くみられますが、やはりカートンボックスは上位機の証なのでしょうか。いずれにせよとても良い出来です。


上品なエンボスが施され、多少の水に濡れても大丈夫なように(多分)処理された紙に銀色の箔押しがされています。
なお、角っこが白く汚れているように見えるのはエンボスに光が当たっているためですのでご心配なさらないように。


蓋を開けてみます(笑)。
開封時にはハーモニカが更に袋に入っていましたが今は取っています。
シックな紺色の外装に対し、内側は対照的に明るいマゼンタ色です。かなりラグジュアリな感じで飛ばしています(笑)。

いつまでもカートンボックスに捕まっているわけにはいきません(笑)。


本体です。彫金部分は社名とモデル名のみというシンプルさ。金属プレートの美しさが映えます。
#写真を撮るのがムチャクチャ難しかったです(笑)。

写真を撮るのを忘れてしまいましたがカバーにはMarineBand同様にベンチホールが開いています。トレモロの軽やかな音をより際立たせるものかと思われます。

色々とハーモニカは手にしましたが、この複音を手にした時は重さのバランスに思わず「ニヤリ」としてしまいました。

手にとって何かをするモノには「大きさに対して程よい重さ」があります。別にJIS規格で決まっているわけではないのですけどね(笑)。

10Holesやクロマチックに比べ縦横比が大きく細いのですが、この複音ハーモニカは見た目のイメージより僅かに重さがあり、それが濃密な感じを醸し出しているように感じるのであります。

むかし吹いていたおじいちゃんとかが、こんなの贈られたらシビレルだろうなと思ってしまいます(笑)。
#森のなかまもシビレてしまいますが。。


開口部です。感心したのは樹脂で出来たボディに「ヒケ」が少ない事です。
樹脂は整形時の過程やらなんやらで、結構表面に窪み「ヒケ」が出来ることが多いのです。国産の10Holesの樹脂ボディなんかをみても「ヒケ」が結構多いのです。
まぁ、リードと接触する箇所に「ヒケ」が発生していなければ性能には関係ありませんので、目くじらを立てて「ヒケ」を排除する必要はないです。

でも、殆ど「ヒケ」が無いのです。精度が高いのでしょうね。
また、パーティングライン(金型が組み合わさる箇所で少し樹脂が漏れてスジができるのです)も全く見当たりません。

ご年配のユーザや伝統が古い事から、こういった事には厳しい要求事項があるのかもしれません。
いずれにせよ、とてもお金が懸かった金型が使われていると思われます。10Holes(陥没式)でもこのレベルのものがあったらなぁと思うばかりです。


リードプレートはSuzukiのプレートに似ています。
プレートがニッケルと思われるメッキがかけられ変色し難くなっています。非常に美しいです。


拡大してみます。リードを直接触れてもリードを整形する時にでるミーリング(切削)跡を感じないくらいに磨かれています。

また、アーチング、ギャップ調整に殆ど乱れはありません。
ピッチ調整もミニマムに行われているためリードが殆ど削られていません。
すごい、すごい♪


コームを前から見てみます。歌口の白いパーツは「ポジションマーク」と言って「ド」を表します。10Holesには無い文化ですね。


樹脂を切削しているのかな?と思う位ですがよく見ると突き出しピンの丸い跡もあるように見えます。うーん、良く出来ている。。


ポジションマーク部分のアップです。色が塗ってあるのではなく異なるパーツが組み合わさっているのです。
コームの角は全てアールが付けられているのでベースを入れても痛くないのです。

ここに凄い力が加わったりするわけではありませんが、隙間ができれば息が漏れてしまうような箇所に、わざわざリスクを冒してまでこのような細工を施せるのは精度の高さと拘りが感じられます(他社の複音にも多くみかけます)。

また短辺側を見てもパーティングラインがありません。陥没式の樹脂製10Holesは必ずといって良い程ここに何かしらのヒケやパーティングラインがありますが、このコームにはありません。

例によって随分と偏った見方をしてきましたが(笑)、作りは非常に素晴らしいです。
複音はみんなこのような品質なのでしょうか。少し羨ましいです。

さて、吹いてみた感想ですが。。
森のなかまはあまり日本式の配列に慣れていません。
またベンドやOB/ODの奏法が無いことから(クロマチックのようなベンドはある程度は可能ですが、トレモロが効き難くなります)、C調、又はAマイナーの簡単な曲を吹いてみます。

立ち上がりも軽く、音詰まりもなく、美しく軽やかに鳴ります。メロディだけでも美しいです。

そこにタングブロックでベースを入れてマイナー調で吹くと独特のトレモロ音が否応無しに昭和の懐かしい世界へと森のなかまをダイブさせるのであります(笑)。昔はこの感じが苦手だったのですが。。

「なんかいいじゃん」

という感じになります(笑)。

レスポンスもよくザッ、ザッとベースを切るときの歯切れも素晴らしく、ちょっとクセになってしまいそうなのです。。。

森のなかまが言うのもなんですが「High Quality Made in Japan 日本製」を掲げる意気込みを感じます。
また今だからこそ、その言葉の持つ意味と重さを考えずにはいられません。

10Holesやクロマチックを演奏される方にはあまり縁のない複音ハーモニカですが、この記事をきっかけに手にしてみて頂けたら無類の喜びであります。

また「昔じいちゃん、ばあちゃんが吹いてたみたいだけど」という方がいらっしゃったらドーンとプレゼントしてみると喜んでもらえるかもしれませんね。
ステキな演奏をきかせてくれるかもしれませんよ。

それでは。

P.S.
いつもは逃げていたのですが、この複音ハーモニカのカバーは鏡面箇所が多く、光がやんわり回ってしまうと真っ白になってしまうのです。

で、今回はこんな風に撮影してみました。



本当は黒い紙等を使いたかったのですが無かったので、黒っぽいファイルを台に乗せて、それをハーモニカに映り込ませて彫金部分を出してみました。

こんな間に合わせで申し訳ないです。

P.S.2

せっかくなので我が家のダブルリード軍団と大きさ比較用の10Holesで記念撮影したのを忘れていました。


左からGolen Melody Double Reed, Special-21, Echo, Master Bluesとなります。

手を抜いて黒の映し込みをしないとこうなってしまいますよ、という例になってしまいますね(笑)。。。みんな真っ白です。。
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からふるハーモニカ 昭和楽器

2011-04-03 21:25:50 | ハーモニカの機種

今週は豪華です(笑)。

続いて「からふるハーモニカ」の紹介です。
ネコ3匹というキャラクターを選びました。他にもウサギさんやブタさん等がいます。フフ。

懐かしい感じのするキャラクターやお花のシールは「ほのぼの」とした雰囲気があり「からふるハーモニカの」雰囲気にとてもマッチしています。

ちなみに、これらのキャラクタは印刷ではなくシールでデコられています。一つ一つを貼ってくれるなんて大変ですけど、ステキじゃないですか?


最近発売になった「女子のピンク」です。
他にも「男子のブルー」、「先生のホワイト」があります(こんな変な名前じゃないですからね)。

後でお見せしますが、ボディは上と下に別れ、それぞれの色が組み合わせられるようです(注文後に確認のメールが届きます)。

森のなかまは『「ネコ3匹」が映えるといいので「上が白、下は情熱と燃える大人の下心のピンク!」でお願い致します(笑)』とお願いしました(笑)。


こうして見るとネコたちが仰け反っているようにも見えてしまいます(笑)。ねこ背なのに。。かわいい♪

では、早速分解してみましょう(笑)。


ネジ2本でこれだけのパーツが止まっています。
プレートの設置はHohnerの樹脂ボディ版MSシリーズのように、サイドと後縁が陥没式のようになっています。
上蓋の桁がテンションをかけるようにして必要な密着度を得ています。

他のパーツへのコスト配分もあるかと思いますが、ネジ本数が少なければメンテナンスする方の手間も減りますもんね。
このあたりが一般向けとは違う設計思想がありそうです(勝手に妄想していますが)。。

あれ?プレートが1枚しかないけど?
そうなんです!
一枚のプレートにBlow/Drawリードの全て付いているのです!

このタイプのハーモニカは各リードにはコーム内でチャンバーを一つずつ割り当てています(なので10Holesのようなベンドは出来ませんが、空気が漏れないメリットがあります)。

ということで、一つのチャンバーにリードを同居させる必要がない事から、上下にプレートを配置させる必要がないのです。なのでプレートが1枚で済むのです。

ちなみに、同じ事が複音にも言えますが、複音の場合トレモロを得る為にピッチをずらしたリードが必要になることから2枚構成になっています。


プレートはしっかりとした厚さと材質で作られています。
きちんとしたコスト配分によりこの価格帯とは思えぬしっかりした音(失礼)が出てくるのだと思います。

リードは価格帯に見合ったものですが、割とタイトなギャップとアーチングから、少ない息にも反応します。
また、チューニングマークはヤスリで斜めに入れるのではなくリード長に沿って内側に丁寧に入っていました。

決して、チューニングマークのバリでリードの振動が妨げられてしまうようなものではありませんでした。うん。サスガ!

以前「air WAVE」を分解した時もアプローチこそ違えど同様の感触をもちました。

子供向けだからといって全部コストを下げてしまうのではなく、折り合いがつき、かつ高いポイントを掲げたうえで、きちんとコスト配分をする。そんなところに楽器屋魂を感じてしまうのであります。


我が家の「昭和楽器」ファミリーです(笑)。

10Holesがあれば是非欲しいと思ってしまいますが、開発コストは懸かるし特定銘柄ばかりが売れる状況なので、あまり無理はいえませんよね。

大きさが良くわからないでしょうから、複音も合わせて10Holesと撮ってみました。



明確なターゲットと、それを支える設計、製造技術によって十分な品質を確保している「からふるハーモニカ」。
見た目は可愛らしいけど、中身はバリバリの楽器屋魂が詰まっていました。

でも。。。やっぱり可愛いけどね♪

楽しんで下さい。

P.S.

「複音」と「からふるハーモニカ」はこのようにして送られてきました。

特に希望した訳ではないのですが、気をきかしてくれた昭和楽器さんがギフト包装にしてくれたようです。
ありがとうございます。
希望される方には無料でして頂けるそうです。

この包みを見ると昔の文房具屋さんを思い出します。
そう言えば、最初に親父に半音が出るハーモニカを買ってもらったのも小学校近くの文房具屋さんでした。

文房具屋さんはいつ行ってもと楽しく、宝らの山がわんさかのワンダーランドでした。
ガラスケースに入ったよくわからないけど高そうでカッコいいもの。
誕生日にかってくれたら嬉しいなぁと思う文具セット等々。。ゴム動力のスクリューとかモータまで売っていました。ちょっとした万屋(古)です。

おばちゃんに「友達の誕生日だから」というと、安いものでも、ちょっと上等なこの包みを出してくれて、ささやかなリボンとかを付けてくれるでのす。

また、自分がこの包みを人から貰い凄く嬉しかった記憶等も蘇ります。

というわけで、配送されたその日に包みを捨てられず、今日の撮影で改めて自分でラッピングして写真に撮ってしまいました(笑)。。。

ちなみに、「からふるハーモニカ」の可愛さのあまりワイフが欲しがったので再度この包みに入れ直してプレゼントしました。難しいと言いながらも「ふるさと」を何とか吹ききりました。

やはり同じ理由なのか包みが暫く捨てられないようです(笑)。。。

それでは。
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こんなお花見はいかがですか? テラダモケイ

2011-04-03 01:53:38 | デフォ

2009/04/04 新宿御苑にて

ネットショッピングも好きですが、ネットで商品をブラウジングするのも好きです。

面白ものを見つけましたので紹介したいと思います。

1/100建築模型用添景セット

原宿に実店舗を構える楽しいモノ、ステキなモノばかりを取り扱う「AssistOn」さんで知りました。
#「Little Lady」もペンダント用のコードと一緒に取り扱っているんですよ。このお店の紹介をみると只でさえ可愛い"LittleLady"が洒落た小物に見えてしまうものです。

色々な添景セットがあるのですが春限定で「No.11 お花見樹」がお目見えしたそうです。

質の良さそうなカラー紙がプレカットされており、それらを自由に組み合わせてテーブルの上にオリジナルのお花見が再現出来ます。

製品デザインもそうなのですが、パッケージング全体がなかなかよくて、コンテンツの解説書も素晴らしいです。

解説書にはティピカルなポーズと予想される例が提案されています。個人的にはお気に入りなのが。。

「大丈夫ですか」
「本当に大丈夫ですか」

この二つの違いが、微妙に表現されているのが素晴らしいです。

必ずしもこのポーズを取らせる必要はないのですが、再現させたくなってしまいますよね(笑)。

この素敵な添景セットをデザインされたのは「寺田尚樹」さんという建築家/デザイナーです。

AssistOnからのリンクが切れていたので、興味のある方は御覧になってみて下さい。

添景セットに特化した「テラダモケイ」のサイトもありました。緑色のアイコンをクリックすると下にメニューが出てきます。
商品一つ一つについている解説がなかなか愉快なのであります。

また、全ての収益を義援金として寄付する事を目的とした「Hand in Hand」が特設ページとして設けられていました。

組み立てれば立体に。組み立てなければスリーブ状なので置き場にもこまらず、小さな世界を閉じておけるのです。
パラっとめくると世界が組み立てられるのを待っているというのも楽しいではないですか。

組立てよし、組み立てずとも楽しめる「テラダモケイ」
楽しいものがあるもんです。

P.S.
寺田さんのプロフィールをみたら、同じ年の生まれでした。
頑張ってるなぁ、昭和42年組。
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ハーモニカを統べる12の技術 Richard Sleigh

2011-04-03 00:30:06 | ハーモニカに関連した話題
あの日から3週間が経ちました。

本日も関東で比較的大きな地震がありました。
Yahooの地震情報ページではあの日は既に過去1000件分の最終ページに位置するまでに多くの余震があった事になります。

現在私が勤務している地区は停電地区からは外れているのですが、節電のため空調は一時間おきに停止しています。
昼を過ぎると私の居るフロアは人とマシンの熱で室温が32度を超えています。
階段を下りて外に出ると寒い位なので改めて、人間が仕事をする上で発する熱量の凄さを実感します。
正直しんどい(笑)ですが、仕事ができるだけ有り難いのです。

ということで土曜日で天気も良かったのですが、本日は外出せずゆっくりと休養させてもらいました。

さて、表題の「ハーモニカを統べる12の技術」ですが、まさか、森のなかまがそんな事を言えるわけもありません。
出所はRichard Sleighさんですのでご安心下さい(笑)。

前回Richard Sleighさんのメールマガジンについて書きましたが、最新号が今日紹介する「The Top Twelve Harmonica Mastery Skills」でした。

カスタマイザー向けではなく全てのハーモニカ演奏者にとって非常に有益な情報だったので、ブログに転載したく(メルマガなので新たに登録した人は見られないので)御本人にメールで許可求めようかとも思ったのですが、英文ライティングで躓きモタモタしていたところ、ブログに掲載されましたので、晴れて堂々と紹介したいと思います。

The Top Twelve Harmonica Mastery Skills

英文を読むのが苦手な方には少し苦痛に感じる量の前段の解説後に、12のリストが短かく紹介されています(前段も大切な事をおっしゃっていますので、後でも良いので目を通してみましょう)。

音楽理論やメンタルな話ではなく、ハーモニカという楽器を物理的にコントロールするためにどんな技術が必要とされるのかを解説しています。

技術とはいっても、決して華麗なテクニックの事ではありません。

例えば。。

「正確に○と△をコントロールしなさい」

こんなカンジで実にシンプルな書き方でハーモニカから音を引き出す基本的な12の技術が列記されています。

詳細なメソッドを期待されていた方には肩すかしをくらったかのようなシンプルさです。具体的にそれらを実現するメソッドや練習方法は特に書かれていません。

秘術の伝承とは明文化するといつも拍子抜けするものです(笑)。

またRichardさんの12区分は、一見すると細か過ぎると思う方もいらっしゃるかもしれません。

でもですね。。。

「素晴らしい、カッコイイ」と思う演奏を聞いて、真似してみるけど「少し近づいたけど何か違う」という事は少なくないかと思います。

「カッコいい、素晴らしい」には理由があって、何がそれらに結びついているかが分からなければ幾ら時間をかけてもそこには達しません。
#「カッコイイ」と思わなくても、そのメカニズムを言い当てる人はいると思いますが、それは別の話です。

まして私も含めた独学のアマチュアが的確に「自分にどの技術が足りないか」を特定するには多くの試行錯誤と時間が必要になります。だって何が必要なのか分からずやっていますので。

近くに自分の演奏を(辛抱強く)聴いてくれて的確に指摘してくれる先生とかが居ればよいのですが、なかなかそうもいきません。
#演奏が上手いのと、人の演奏を聴いて指摘する能力はまた別な能力ですしね。

一生懸命練習をするのですがなかなか再現出来ず「音楽性とか才能の違いなのかな」とあまり考えずに妙に納得をしてしまい「俺のやりたいの方向と違う」なんて思い込んでしまうのかもしれません。

例えば、一口に「お前のバンプカッコ悪い」といわれても。。

 ・リズム感覚やセンス(これらは置いておきます)
 ・音の立ち上がり
 ・音を切るタイミング
 ・和音のバランス
 ・音色
 ・音量のダイナミクス

また、一口に「お前のメロディ綺麗じゃない」と言われても。。

 ・音の粒が揃っていない
 ・レガート、スタッカートが表現されていない
 ・うぅ。。自分の事を書いているようでやになってきました(涙目)

等の要因が考えられます(他にも色々あると思いますが)。
上に挙げた要因は全て「呼吸法」が大きなウエイトを占めています。

「呼吸法」というと教則本によっては「腹式をマスターする」とぐらいにしか書かれていないものもあります。
#最近ではロングトーンで音揺れがしないか、立ち上がりのコントロールについて言及しているものもありますが。。お困りなようであれば森のなかまは田中光栄さんの教則本をお奨めします

基本的には、口をすぼめて「フー」と噴射するのではなく、喉を開けて「ハー」と空気の固まりを移動させます。
でもテンポや音量などによってはこれらが維持出来なくなりがちです。

「仕方ないよね」

とするか、維持出来るベキなのか時々分からなくなります。

変な例を長々と出して余計分かり難くなりましたが(笑)、ただ闇雲にスケールを吹くだけでは分からない、気付き難い、ハーモニカから音を引き出す上で重要な技術項目がキチンとあるわけです。

そして、それらを区分し上位から12個を挙げたのが Richardさんのいう「12の技術」になるわけです(だと思います。。)。

正直、現時点で森のなかは全ての違いを正しく認識できないところもあります。
しかし、少なくとも3年前には違いが分からなかった事が明文化されているところも見つけられ、嬉しく思う所もあります。

勘違いしないで頂きたいのは、これらは理解するのがゴールではなく、理解した上で苦手な所をコツコツと練習し、望んだ時に望んだ音をハーモニカから引き出す事が目的だと思います(辛い道のりですが)。

複雑な事をぞんざいに行った演奏とシンプルだけどキッチリとコントロールされた演奏であれば、前者は聞くに堪えず、後者はやりようかと思います。

当たり前の話ですが、シンプルなものを積み上げ、組み合わせると複雑になるわけなので、いきなり複雑な事をやっても無意味に時間を浪費するだけなのです。
分かったかのような事を書いていますが、私も痛い目に遭うまで繰り返してしまい、のど元を過ぎると同じ事を繰り返してしまうのです。

というわけで、紹介のつもりが、結果的にかなり自戒めいた投稿になってしまいました。

まぁ、森のなかまは放っておいて(笑)、是非とも自動翻訳、オンライン辞書を武器に「12の技術」を読んでみて下さい。

得られるものがあれば幸せなことですし、得るものが一つもなければそれはそれで幸せなことに違いないのですから。

それでは。
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