18:54 葉っぱもコンクリートと同じように雨の日の空気に包まれます。
日曜日。横浜は晴れ。室温は30℃。昔の夏はこれくらいだったのではないでしょうか。いかがお過ごしでしょうか。
本日は。。真鍮好きの方から頂いた宝物の紹介です。土曜日のおさんぽ前につれて行きましたので写真を撮ってみました。
申し訳ありませんが宝物の出どころや詳しい経緯は書きません。ご質問を頂いてもお答えするわけにはいきませんのでご了承下さい。真鍮好きな方は「
Show your brass」を眺めるように楽しんで頂ければ幸いです。
17:27 元町に着くと日吉では止んでいた雨が降っていました。7月に閉店することになった
モカベアーでコーヒーと
ハニーバタートーストを頂くと再び雨があがりました。
17:28 雨はあがったようだニャ
17:29 ポケットから真鍮のカタマリから削り出されたノバタッくんを取り出します。こちらの懐中電灯の筐体を頂いたのであります。
High:120Lumens(70M), Mid:30Lumens(9H), 0.3Lumens(500H)
3.6Vリチウムイオン充電池での配光例です。ランタイムは一次電池のものかと思いますのでもう少し短いかとおもいます。
中身は森のなかまが急遽用意したNovaTac 120SO Special Opsです。NovaTacは1本も持っていませんでした。正価ではとても手が届かないのですが
お安く購入できるところがありました。お安くなっているとはいえ結構なお値段ですがまだこうして手に入れられるとは知りませんでした。
ダブルクリックでHigh<->Mid切り替え。トリプルクリックでLow。モーメンタリもできるかなり練られたUI。ノンビリとした周辺光は抑え前面に光を集中するので今でも第一線で活躍できる優れものかと思います。
いや。。。出力や配光からすると最上位グループに入り込むくらい気に入ってしまいました。もしこの中身が
Pelicanに入っていたら。。森のなかまのど真ん中に放り込まれるような内容が真鍮製の筐体に入ってしまうのであります。
どうかしないわけがありません。
真鍮は雨ざらしにするとこんな感じの風合いになりますが、懐中電灯の場合はまた違った人生を歩むことになります。
17:35 黒でもなく銀色でもない。真鍮色。葉っぱたちの中でも雨のなかでも存在感があります。シャープなナーリングが人の手によって作られたものだということを示しています。
157グラム。電池込みの重さです。アルミ製なら60グラムぐらいで済ますことができるかと思います。数字重視の方にはお話にならないくらいの重さです。軽量なものが必要なときは軽量なものを選びまし今更そんな話をしても野暮なだけです。
17:38 雨の日はいろんなものがピカピカと光っています。メインの光は太陽を隠してしまった雲が放つやわらかい拡散光。雨の土曜日でも出てきてよかったなと思います。
懐中電灯を逆手で握ってスイッチをプレス、リリースする。
そんだけの動作の中に心地よさや信頼感を見つけてしまう方でしたら暫く恍惚してしまうのかもしれません。逆にそういうったものを求める方にはこれくらいの質量をもつ構造や作りが必要になるのかもしれません。
17:54 もう終わりかけのアジサイも雨のなかでは元気そうなのでありました。
18:32 晴れ間も見えるのに再び雨が降り始めます。
反射的に太陽を背負って東を向きます。虹を見つけるためです。でも見えません。
18:33 虹が見つからないので西を向くと沈みかけた太陽で少しだけ逆光になりました。1枚前の写真と同じ場所で向きが違うだけで違った見え方になるものです。
18:42 高低差のある公園。地面に置いても階段を2−3段降りて屈めば地面より下から撮ることもできたりします。屋外で撮る写真は楽しいものであります。
18:46 本格的にお腹がすいてきました(笑)公園内では門を閉めるアナウンスが流れ始めます。
18:52 とはいえ。。夏間近の雨上がりの夕暮れ。暗くても面白い光が溢れていますし、真鍮は鈍く光を反射するのでいつまでもファインダーを覗いてしまうのであります。
18:53 この場所を通過すると
遺構があります。コンクリートと錆びたボルトがお気に入りの場所です。
18:55 なんとか写真が撮れるような時間にたどり着きました(笑)
ベゼルの切り欠きとかは理由もなく純粋にステキだと思います。
サイレントな運用ができるよう電子スイッチになっているのかスイッチのブーツは真っ平ら。制御信号はチューブの中に押し込まれたスプリングがヘッド側キャニスターに送られた基盤に伝達されます。そして、この姿がとても気に入っています。
今となってはとても古い設計の懐中電灯。最大でもそこそこ熱くなりながらの120ルーメン。
でも闇が支配する時間。スイッチを押してみればこれが「求めていたものの一つ」だと分かるわけです。するとある種の欲望が湧いてきます。
現代の技術でこのクラスの明るさの懐中電灯を尊敬を込めて「バカ」を冠した真面目さで作ったら。。カスタムとかではなく一般製品として。。
きっと市場的には成功しないのかと思いますが。。あったらとてもウレシイのであります。
18:59 公園の門が閉まります。でも空から最後のダメ出しの光が降り注ぎます。夏は間近です。
19:00 こんな色の空でした。
真鍮製のノバタッくんとの初日はこんな風に過ぎていったのであります。
それでは!