長丁場で疲れた

今日も好天である。
冬は寒いが晴れの日が多いのが嬉しい。
北国育ちの私にとって鈍色（にびいろ）の空を見上げていた子供のころから
正月は凧揚げをして遊びます、という全国一律の教科書にそういう世界もあるのだと
憧れていたものだ。
考えてみれば国内移民みたいに故郷を後にしたのが50年近い前のこと。
気が付いたらもう冬に帰省することはほとんどない。
でも兄夫婦や親せき縁者がその地で暮らし続けていることにいつも思いを馳せている。
多分、私のように長男でないのが生活を成り立たせるために夜行列車に
乗って故郷を離れざるを得ないかったのも多いと思う。
移動の自由が確保されているから今があるようなもの。
それが国内に限らず地球のあらゆるところに人が移動できるのがグローバル化というものだろう。
どこに生活をするか自己決定権が保障されてのグローバル化だと思う。
それがおかしな風向きになりつつあるようだ。
要は悪意を持った人の移動への懸念なのだろう。
閉鎖的な社会は「よそ者」に対する視線が厳しい。
過去に「よそ者」が引き起こしたことが記憶に残るからだと思う。
9.11のことは十数年前のできごとかも知れぬが多くの人々に生々しく記憶されている。
だからといってかの国は人の移動を制限することはなかった。
その間に多くの銃の乱射事件が発生した。
そういう事件を起こすためにその国に移動してきた人でもなかろう。
では、なぜ今数か国を特定して移入を止めようとしているのか、理由がいまいちわからない。
この政策もいずれ当否が明らかになるのだろう。
為政者の真意は意を尽くしてのことなのだが短文のツイッターではねぇ。

前置きが意味もなく長くなった。
午後から仕事。
忙しい。
夜の会議。
会議も長引いたがその後の別件の打ち合わせもありさらに時間が過ぎる。
結局9時半ころに仕事を切り上げて帰途に就く。
明日はこのことを踏まえてやるべきことが発生した。
トラトラトラの気分。

これが飲まずにいられようかと。
ようやく一息ついて2時間近くになる。
体の疲れは酒で癒せるが、頭の疲れは甘いチョコとかクルミとか米菓で。
効能がああるかは知らないがとにかく口に入れる。
要は腹が減ったということかも。

遅い帰宅の私にミュウちゃんが食餌をねだりすりすりするが
お前は贅沢だよ、とカリカリを。
不満そうなんでレトルトをレンジでチンして擂粉木で柔らかくしてあげる。
それで満足したのか寝入ってくれた。