かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

神岡町の「KAGRA」完成、ついに重力波が観測される時が来るのでしょうか? 

2015-11-06 22:58:17 | Weblog
 今日もまた昼間は異様なほど暖かな一日でした。週末の雨以降は気温が下がってくる傾向なようですが、今が11月であることを忘れそうなくらいな温暖な天気から、一転して真冬の厳しさを感じさせるような天気になったりしないように祈りたいと思います。

 さて、岐阜県飛騨市神岡町の東大宇宙線研究所の観測施設「KAGRA」この程完成し、公開されました。KAGRAはアインシュタインがその存在を予言してから、いまだに確認できていない「重力波」を検出するために建設された施設で、地下200mに設置された、それぞれの長さ3キロのL字型のトンネルで出来ており、中心部からレーザー光を発射して、重力波によって生じる空間に歪みを観測するのだそうです。現在出来上がったのは第1期工事の分で、29年度に完工すれば、1年以内に重力波を検出できる可能性が高いのだとか。
 重力波というとSFやアニメでは色々物騒な武器に使われたりするトンデモないものですが、まだ直接観測も出来ない状況では、もちろんそれを応用してどうこうできるわけでもなく、というかそもそも応用可能なのかどうかも判らず、仮にKAGRAで検出できたとしても、ようやくその一端に触れた、という程度のことなのでしょう。第一、素人目には、これで検出するのは重力波によって発生する空間の歪みであって、重力波そのものを直接観測しているわけでは無いのではないか、と思ったりもするのですが、どうなのでしょうね? まあまずはその実在を証明することからということのようですし、後に、この最初の一歩がどれほど偉大な成果を上げたかを知ることができる未来のヒトは実に羨ましいと思わずにはいられません。重力波を自在に操る、そんな未来文明があるのなら、是非見てみたいです。

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