かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

恐らく数年ぶりにみた、全天型の虹です。

2008-08-25 22:04:35 | Weblog
 入浴中、ふと気づくと外でこおろぎなどの虫が鳴く声が聞こえてきました。今までにも多分鳴いていたのでしょうが、はっきりそれと意識して夜の虫の声を聞いたのは、今年は今日が初めてです。こういうのを聞きながら、窓から少し冷えた風がすうっと流れ込んできたりすると、いよいよ夏も終わりか、という気がして参ります。まだ子供達にはあと1週間夏休みが残っていますし、昼間はそれなりに暑かったりもするので気が早いといえばそうなのですが、早く秋になって欲しい、という気持ちは、わずかな変化にも一喜一憂するようです。

 さて、今日は夕刻以降雨模様の天気だったのですが、日が落ちる前に晴れ間がのぞき、空に、見事な虹がかかりました。







 最初に目に入ったのは1枚目の左下の光で、曇り空を背景にそれは見事なコントラストで、まさに輝いておりました。しばらくそれ以外は見えなかったのですが、こう、虹が見えたのなら必ずその先、弧を描いた上空にもあるはず、と思って目を凝らしたときに見えたのが、2枚目と3枚目です。特に3枚目は本当にかすかなものではありましたが、一度見つけてしまうともう見逃すこともなく、久々に、しばしの間、全天架ける光の橋の美しさに見惚れました。まあこのようにほぼ全天周を一望できるのは高い建物の無い田舎のよいところで、少し場所を移せば電線などの障害物もありません。虹を見つけたのはほんの偶然ではありましたが、雷のスペクタクルとはまた異なる、自然の妙味を堪能するひと時が得られました。

 ところで、気象庁の3ヶ月予報によると、今年は残暑厳しい暖かい秋になるのだそうです。あまり急に冷え込んで木枯らし吹き荒れるようでは大変ですから、暖かい秋、というのはうれしさも感じるものの、あまり冷えないと紅葉の色づきが悪くなりますし、秋の野菜や果物の出来にも影響しそうなのはちといただけません。私としては、それなりにはんなりと季節が移ろってくれたらそれが一番ありがたいわけで、昨今の急転直下、暦度外視な気候の移り変わりが何とかなってくれないものか、と思わずににはいられません。気象のコントロール、SFネタではたまにみますが、現実にはまだまだ夢物語なのでしょうね。


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