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かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

紫色のトマトって、美味しそうかなぁ?

2008-10-28 21:22:13 | Weblog
 今日は朝から出張です。幸いなことにホテルの部屋にLanケーブルが設置されており、空きの時間にも、少しでも溜まり気味の仕事を片づけるために、今回珍しく持参したノートPCでブログを付けることができました。もちろん、ネットカフェやホテル備え付けのPC、あるいは携帯などでも更新は可能ですが、日頃使っているのはそれなりに辞書も充実してますので、変換ミスが少な目ですむのがありがたいです。
 
 さて、英国の研究チームが、トマトにアントシアニン合成の遺伝子を遺伝子組み替えで導入し、紫色のトマトを作ったのだそうです。このトマトをマウスに食べさせると、ガンの予防効果があったとのこと。実験内容など詳しいことがなんにもわからないのが困ったところではありますが、アントシアニンは強い抗酸化活性を有し、抗ガン作用も期待される物質ですから、それなりの効果は認められたのかも知れません。それにトマトには油溶性のカロチノイド色素も豊富ですから、ひょっとしたらそう言うものの相乗効果もあったりするのかも知れません。でも、何も無理矢理トマトを紫色にしてまで抗ガン作用を発揮させなくても、アントシアニンやカロチノイドなどを含む色々な食品をバランスよく食べればよいのではないか、とも考えられます。例えばブルーベリーなどのベリー類とか、シソとか、ナスの皮とか、紫キャベツとか赤カブなんて言うのを食べればアントシアニンは摂取できます。
 ただ、納豆などに含まれるイソフラボンも構成分子の基本骨格はアントシアニンによく似ており、茶カテキンなどと共にフラボノイドとか、ポリフェノールなどと呼ばれています。このイソフラボンが摂取過剰にならないように、ということで暫定基準が設けられ、今は例えば納豆なら1日2食分が目安なのだそうです。それから考えると、アントシアニンにも何らかの摂取上限があっても不思議はないわけで、何でもたくさん食べればよい、と言うわけでもなさそうです。活性が高い、と言うことはそれだけ身体にも影響する力が大きい、と言うことですから、人によってはアレルギーを起こすようなこともあり得るかも知れません。現に私などは、どうもブルーベリーなどアントシアニンの豊富な食品を食べると身体に蕁麻疹ができるようになってしまいました。1キロ398円とかの安物のジャムだと果実量が少ないのか、抗酸化活性も低く、私自身も大丈夫なのですが、自分でブルーベリー果実を砂糖で煮込んだような高濃度な奴を食べると、もうてきめんです。私自身は遺伝子工学は全面肯定していますし、早くそう言う食品がどんどん普及してしかるべきだと思うのですが、それにしても何を目的にしてそれを行うのか、もう少し説明してくれてもよいような気がします。大体何故トマトなんでしょうね?
 

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2 コメント

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Unknown (あんてあ)
2008-10-29 00:35:49
たしか10年位前に、酵母を品種改良して、ビタミンを含んだ体に良い日本酒を作るという研究を、どこかの酒造メーカーがやっていてとかいう話を聞いた事が有ります。
成功・・・していたら今頃、大宣伝してますね。
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Unknown (かっこう)
2008-10-29 20:27:56
多分ビタミンは多いけど肝心の味が良くない、とか、発酵させる力が弱い、と言うような問題があったのではないか、と思います。植物でもそうですが、一つの生き物に使える遺伝子の数は、野球でベンチ入りできる人数みたいにある限度で決まっていて、美味しさを追求したオーダーを組むと病気に対する抵抗性が落ちたり、収量を重視すると味が落ちたり、というように、全てを満足させるようなものはなかなか造ることができません。結局色んなものをバランスよく食べる、という常識を超える技術と言うのは、そうは生まれてこないと言うことなのでしょうね。
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