かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

食物アレルギーなんていつの間にこんな厄介なものが蔓延するようになったのか。新潟市の小学校での事故で一段とその思いを強くしました

2025-02-20 19:41:06 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温はー1.4℃、昼の最高気温は6.9℃、五條市の朝の最低気温はー3.2℃、昼の最高気温は6.7℃でした。昨日の夕方から降り出した雪はそのまま朝まで降ること無く、快晴の青空で夜が明けました。ただ、ガッツリ下がった気温もあって、西の方で朝日を浴びる葛城山、金剛山は麓まですっかり雪化粧しており、さながら信州路の日本アルプスを仰ぐがごとしです。一方、道は雪に埋もれたりはしませんでしたが、京奈和道の風の森トンネルを抜けると五条市内はすっかり真っ白になっておりました。文字通り、トンネルを抜けると雪国状態です。そんな感じでそろそろこの寒波もピークなんじゃないかと思いましたが、実のところまだまだこれからで、この土日にもう一段、寒波の洗礼があるのだとか。今のところ昔のように道が雪に埋まって真っ白に、という展開は見ずに済んでいますが、果たして春までそれで行けるかどうか、まだまだ予断を許しません。

 さて、昨日の昼、新潟市内の小学校で児童3人が給食にあたり、2人が救急車で病院に担ぎ込まれる「事故」がありました。原因は、「きなこ揚げ米粉パン」。児童6人がこのパンを食べたところ、3人がアレルギー症状を発症、一人は投薬で症状緩和に成功しましたが、二人は重篤な状態になり病院に搬送されたとのことです。幸いな事に入院した二人も症状が緩和して今日退院したとのことでした。食物アレルギーを持つ子供なら、学校も親もアレルゲンには重々注意を払っているはずなのですが、今回このような事故が生じたのは、毎月保護者へ配布する献立表の記載漏れで、パンに脱脂粉乳が使われていたにも関わらず、肝心のアレルゲンとしてその事が掲載されていなかったため。今回の事故を受け、新潟市教育委員会は、今後は記載漏れや表記の誤りがないか複数の教職員で確認を徹底するとして、学校側に通知したとのことです。
 食物アレルギーは実に厄介です。ちょっと口の中が痒くなる程度ならともかく、アナフィラキシーショックを起こすような場合はたちまち命に関わる重大事になってしまいます。中でも牛乳は食物アレルギーの原因として第3位のアレルゲンであるとかで、特に注意が必要な飲み物になっています。
 しかし、私の子供の頃は食物アレルギーなんてとんと観なかったのですが、今や自分も1部食品で患っているし、本当に珍しくもなくなりました。食べ物で身体が痛めつけられるなど理不尽にもほどがあり、研究も進められていますが、未だ解決の見込みはなく、日頃から注意するしかありません。とはいえ、先生らによるクロスチェックで防げると思うのはあまりに楽観的と言わざるをえません。注意を払うのはもちろんとしても、それをくぐり抜けて起きるから事故なのであって、いくら先生に責任を負わせて負担を強いても、ヒトのすることである以上ミスはつきものです。そんなミスがあっても最終的に児童らの安全だけは確保できるような方策を考えないと、いつかまたどこかで起こって今度こそ大事な命が脅かされる事態にならないとも限りません。
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