半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

2012年版 『Shooter’s Bible (シューターズ・バイブル)』 届きました。

2011-10-21 10:00:00 | その他、銃砲関連
『Gun Digest (ガン・ダイジェスト)』 と並び、毎年欠かさず購入している銃砲年鑑の一つ、 『Shooter’s Bible (シューターズ・バイブル)』 の2012年版が届きました。






最近では単なる新製品情報になりつつあるので、もう買っても意味がないかな?と思うこともあるのですが、もう30年以上もずっと買い続けているので、惰性で買っているというのが正直なところです。





09年版、人に貸したら返ってきませんでした。お金と本とCDは、一度貸したらほとんど返ってきませんね。


これが私が最初に買った1979年版のシューターズ・バイブル。当時はまだ高校生で、杉並区の松ノ木町にあった自宅から、青山の嶋田洋書まで自転車で買いに行ったことを覚えています。



当時の嶋田洋書は、南青山5丁目交差点 (国道246号線と “骨董通り” の交差点) 角のガソリン・スタンドの隣にあった小さなお店で、お店に入って右側通路の真ん中当たりが銃砲関連の書籍を置いている場所でした。当時の価格は2540円でしたから、今、アマゾンで買うより高かったんですよ (笑) 。

さすがに当時は高校生の客は珍しかったのか、店長のSさんに顔を覚えていただいて、この分野の必読書を色々教えていただきました。自動車関連の洋書を買うようになったのは、それよりも数年後のことでした。 


以前は前半の方にはちゃんとした記事ページもあって、色々と為になる記事を読むことができました。例えばこれ。1980年度版には古式銃のレプリカ (というより、それをベースに “時代付け” したフェイク) とオリジナルの見分け方が7ページにわたって掲載されていました。



ライフリングのピッチの違いで真贋を見分ける方法を知ったのもその記事が最初。後年、洋式の古式銃を収集していた頃には色々役立ちました。この記事を読んでいなかったら、危うくコルトM1848ドラグーンの実に巧妙なフェイクを掴まされるところでした。アブナイ、アブナイ (笑) 。


この1984年版には、何と12ページにわたって日本製の火縄銃を使用した射撃競技が紹介されています。実際にMLAICの世界選手権で金メダルを獲得した選手が書いていた記事なので、弾頭のサイズや火薬量、ワッドの使用等についても具体的に言及されていています。



これを読むと、私が最近到達した結論にすでに30年近く前に到達していたということが分かり、愕然とさせれられます。
コメント (4)
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