
Bubkamura ザ・ミュージアムに行きました。現在開催されている企画展はこちら、 『ニューヨークが生んだ伝説 写真家ソール・ライター展』 です。

今回はアートとしてのカラー写真のパイオニアともいわれるソール・ライターの日本初の回顧展。私にとっては観たことのない作品ばかりということもあり、大変楽しませていただきました。

ライターの主張通り、世の中は・・・それこそ日常の些末な風景の中でさえも・・・美が満ちあふれているのだと思います。しかし、残念ながら私達の曇った眼では中々その姿を捉えることが出来ません。

それに対し、優れた写真家は、たとえ日常的で退屈なはずの風景の中からでさえ、目の覚めるような “美” を、カメラという鋭利な刃物で見事に切り取って見せてくれます。
こういった写真展を観ると、 “美” というのは、それこそどこにでも存在しているということを痛感します。それが見えるか?、見えないか?は、やはり受け取る側の感性の問題なのですね。