市原市では里山や閉校した学校、小湊鉄道の駅舎等を利用して現代アート作品を展示するという芸術祭を開催しています。2014年に 『 中房総国際芸術祭 』 としてスタートして以来、今回で3回目の開催となります。当初は昨年の夏に開催される予定だったものの、新型コロナの影響で延期され、今年の11月19日から12月26日まで、 『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』 という名称で開催されました。
我が家では中々スケジュールが合わずに今まで訪問することが出来ずにいましたが・・・・・・先日、上総村上駅に展示されていた レオニート・チシコフ作《村上氏の最後の飛行 あるいは月行きの列車を待ちながら》 を観て、やはり時間を絞り出してでも行くべきだと思い、カミさんと娘も誘って3日間のスケジュールを組んで巡ってみることにしました。というわけで、12月某日、まずは五井駅に設けられたこのインフォメーションセンターでパスポートとガイドマップをゲットしました。
作品は広範囲に分散して展示されている上に数も非常に多いので、残念ながらとても全てを紹介するすることは出来ないため、私達が特に興味を持った物だけに絞ってご紹介させて頂くことにします。
まず最初に私達が向かったのは五井駅の機関区。普段は入ることが出来ない場所とのことで、それだけでワクワクです。この作品はザンナ・カダイロバ作の映像作品、 《 Ichihara-Pushcha-Vodytsia 》。機関区に置かれた客車の中で上映されていました。
これはアレクサンドル・ポノマリョフ作、 《 Questions of Evolution ー進化の問題ー 》 。私的には作品としてよりも展示されている車両の方に興味を持ってしまいました (笑) 。
一部の車両は中に入ることができるようになっていましたよ。
こ、これっ、乗ってみたい!。
作品は駅のホームにも何点か展示されていて、パスポートを見せれば入場することができます。この作品はアデル・アブデスメッド作、 《 Play it Again 》 。これは自動ビアノで、この状態で映画 『 カサブランカ 』 の “ As Time Goes By ” を演奏し続けていました。
五井駅を出た私達は、途中の小湊駅の駅舎に展示されている作品 ( コチラをご覧下さい )を一つ一つチェックしながら南下して 10ヶ所あるメインの会場の一つである牛久駅に到着。街を散策しながら作品を楽しませて頂きました。この安藤要商店の中に設けられていた作品は、マー・リャン ( 馬良 ) 作、 《 移動写真館 》 。新型コロナのために今回は不可でしたが、本来は用意された衣装などを身につけて写真を撮ることができる様になっていました。
こちらは柳 建太郎さんの 《 KINETIC PLAY 》 。動くガラス作品というのは初めて観ました。娘が美大でガラス工芸を学んでいたことを知り、色々と説明してくださったので、娘も大感激していましたよ。
あっ、これは私にも何となく馴染みのある物ですね ( 笑 ) 。上に置いてある銃は、ポップコーンをマシンガンのように乱射するという企画で制作されたものの、残念ながらフルオートでの連射はできなかったそうです。
今回色々お話しをさせていただた所、趣味の点で我が家と共通する部分が色々あって驚いていたら、何とご自宅まで我が家と目と鼻の先であることが分かって二度ビックリ!。世の中、狭いよなぁ・・・・・・
残念ながら初日はココまでで時間切れとなってしまったため、やはり全部の作品を見ることは断念。2日目以降は事前にガイドマップでルートを考えつつ、見たい作品を中心に回ることにしました。
( つづく )
■房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 関連ブログ
鉄道で月旅行?。月行きの列車が出る駅に行ってみました。
『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』 を巡りました。その1。
『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』 を巡りました。その2。
『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』 を巡りました。その3。
“ 7つの月を探す旅 ” 、コンプリート!。『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』 番外編。