今日はニッコー栃木綜合射撃場まで、村田銃を撃ちに行きました。
私の村田銃は初期の軍用銃を改造した村田銃ではなく、最初から民間用として作られた村田式銃。口径は3インチ薬室の410番で、新式村田銃の刻印があります。
このようにサイドマウントでスコープを装着しています。その理由は・・・・・・
・・・・・・ボルト・ハンドルの位置と角度の関係で、通常のトップマウントタイプにすることができないからです。
スコープベースは、モスバーグが戦前(1938~1940年)に生産していたNo.9 2¹/₂ 用を上下逆にして装着してあります。自分でピカピカに磨き上げて、バーナーで加熱してヒートブルーで着色しました。
この銃に似合うように、スコープ本体も調整がレティクルムーブのクラシカルなデザインで、チューブがブルー仕上げで細身のスチールというタイプを探すことにしました。その結果、選んだのはウィーバーが1935~1947年に生産していたモデル329でした。
以前にも紹介した様に、この村田銃はテイクダウンすることができます。まず最初にフォアエンドを外し、レバーを起こしてこのロックの部分を緩めると・・・・・・
・・・・・・こんな感じで銃身を取り外すことができます。このメカニズム、レミントンのモデル8を参考にしたんでしょう。細部の作りはかなり良いですね。
適合実包は410番ということになっているため、法規的にはこのような現代の市販スラッグ弾も使用できないわけではありません。
とはいっても、やはり村田銃に相応しいのはこちら。元々が真鍮薬莢と黒色火薬の使用を前提として製作されている銃なので、安全性を考慮してもこちらを使用する方が賢明だと思います。ただし、これを使うときはハンドロードするしかありませんね。
410番の真鍮薬莢にも色々ありますが、オルジナルの薬莢は貴重品なので、最近はブラジルのマグテック社製のケースをベースに、プライマーポケット等を加工した物を使用しています。
残念ながら、市販の410番スラッグ弾を使用すると、50mではこの程度の精度しかありません。トホホ~。これじゃ現実的には25m以下の至近距離でしか使い物にならないでしょうね。
しかし、その原因を発見?して、ある裏技を使ってみたところ、驚くほど命中精度を改善することができました。その裏技に関しては、別の機会に紹介させていただくことにしましょう。
追記
GOEX様より、この銃は横浜にあった金丸銃砲店製、 新式取放自在村田銃 だという貴重な情報を頂きました。やっと正体が分かりましたね。古書店を回って当時カタログを探してみますので、新しい情報が入りましたら、またこのブログでご報告させていただきます。
私の村田銃は初期の軍用銃を改造した村田銃ではなく、最初から民間用として作られた村田式銃。口径は3インチ薬室の410番で、新式村田銃の刻印があります。
このようにサイドマウントでスコープを装着しています。その理由は・・・・・・
・・・・・・ボルト・ハンドルの位置と角度の関係で、通常のトップマウントタイプにすることができないからです。
スコープベースは、モスバーグが戦前(1938~1940年)に生産していたNo.9 2¹/₂ 用を上下逆にして装着してあります。自分でピカピカに磨き上げて、バーナーで加熱してヒートブルーで着色しました。
この銃に似合うように、スコープ本体も調整がレティクルムーブのクラシカルなデザインで、チューブがブルー仕上げで細身のスチールというタイプを探すことにしました。その結果、選んだのはウィーバーが1935~1947年に生産していたモデル329でした。
以前にも紹介した様に、この村田銃はテイクダウンすることができます。まず最初にフォアエンドを外し、レバーを起こしてこのロックの部分を緩めると・・・・・・
・・・・・・こんな感じで銃身を取り外すことができます。このメカニズム、レミントンのモデル8を参考にしたんでしょう。細部の作りはかなり良いですね。
適合実包は410番ということになっているため、法規的にはこのような現代の市販スラッグ弾も使用できないわけではありません。
とはいっても、やはり村田銃に相応しいのはこちら。元々が真鍮薬莢と黒色火薬の使用を前提として製作されている銃なので、安全性を考慮してもこちらを使用する方が賢明だと思います。ただし、これを使うときはハンドロードするしかありませんね。
410番の真鍮薬莢にも色々ありますが、オルジナルの薬莢は貴重品なので、最近はブラジルのマグテック社製のケースをベースに、プライマーポケット等を加工した物を使用しています。
残念ながら、市販の410番スラッグ弾を使用すると、50mではこの程度の精度しかありません。トホホ~。これじゃ現実的には25m以下の至近距離でしか使い物にならないでしょうね。
しかし、その原因を発見?して、ある裏技を使ってみたところ、驚くほど命中精度を改善することができました。その裏技に関しては、別の機会に紹介させていただくことにしましょう。
追記
GOEX様より、この銃は横浜にあった金丸銃砲店製、 新式取放自在村田銃 だという貴重な情報を頂きました。やっと正体が分かりましたね。古書店を回って当時カタログを探してみますので、新しい情報が入りましたら、またこのブログでご報告させていただきます。
でもそれを何とか出来る裏技とは何でしょうかね。
やはりヒートブルーには、液体のガンブルーとは違って透き通ったような青になりますね。私もこのブルーが大好きです。スコープ&マウントは、雰囲気を壊さないものを探すのに苦労しました。
夏丸様
確かに現代のフォスター・スラグを使用すると、火縄銃どころか火縄短筒よりも低い精度しか出せません。この銃の前のオーナーも、単純に当たらない銃だと思っていたようです。しかし、昔の職人さんが手間隙掛けて、当たらない銃など作るわけはありません。“正しい”やり方で撃つとどんな結果になるか?いずれ公開いたしますのでお楽しみに。
貴重な情報をありがとうございます。確かにトリガーガードの後ろにグリップ・セイフティが付いおりますので、恐らく間違いないでしょう。同形銃が和歌山の出来さんの所にもあるそうなので、探せばまだ他にも残っているかもしれませんね。古書店を回って、旧いカタログでも探してみることにします。
裏技、楽しみにしています。
サイドマウント、本当は戦前のグリフィン&ハウの物を使いたかったのですが、中々適当な物が見つからなかったので断念しました。実際にはチークピースの高さが足りないので、撃つときにはタオルでストックにパッドを縛って使ってます。このときの写真にストックが写っていないのは、実はそれが格好悪かったからです(笑)。
マグテックのケース、マウス部分をプライヤーで潰してみると444マーリン改や303ブリテッシュ改のケースより靱性が低いような気がしますが、黒色火薬で数回の使用では、ケース割れ等は発生していません。いずれRMCや9.3×74R改の3インチ・ケースも試してみたいと思っています。
本当は、適度な厚みで発火時に膨らんだ方がいいそうですが、薬室内でのケース割れは悲惨ですからね :-)
最初に使用した303ブリティッシュ改の410#は、先端にクラックが入ったので使用を中止しました。ボクサー・プライマーのラージライフル対応でしたが、リム部分を削って薄くしてあったので、ベースとなったケースのメーカーは不明です。
私にこの村田銃を下さった方は、以前に7.6mmの村田銃も所有されていたそうです。行き先は分かっているそうなので、飽きたら譲っていただけないか?交渉してみようと思っています。
一本はボルト式村田を縮小した形、もう一本は単身中折式でした。
当時、薬莢の入手方法を知らなかったので、購入には至りませんでした。
この大きさだと威力が小さく狩猟には不向きなので、残ってる本数が少ないのではと思います。うまく入手出来ればいいですね。
サイドマウントのスコープ、心魅かれます:-)