半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

夫婦でクルマの押し掛けをして、『 いつも二人で 』を思い出しました。

2020-03-01 20:00:12 | CD/DVD
昨日はカミさんと二人でポルシェ911で出掛けたのですが、帰りにトラブルでセルが回らなくなったため、押し掛けで始動して帰宅しました。どこかで似たシーンを見た覚えがあるなぁと思ったら・・・・・・そうそう、これこれ、スタンリー・ドーネン監督、オードリー・ヘップバーン、アルバート・フィニー主演の『いつも二人で(Two for the Road)』でした。

この映画、ひと言で説明してしまうと結婚12年目の夫婦がクルマでフランスを旅するというというロードムービーを、6つの時間軸を複雑に交錯させながら描くという物。最初はヒッチハイクの学生だったはずの二人が、年齢と共に少しずつ高価なクルマに乗り替え、最後はメルセデスの230SL(W113)で旅をしています。




独身時代に見たときにはあまり共感できなかった筈なのに、結婚してから数年後に見直してみたら、いつの間にかこの作品の意図することが理解できるようになっていました。そして、結婚12年目がやってきたら、この映画のように二人で海外をクルマで旅したいと思うようになりました。  



実際には結婚9年目に世界選手権に参加するために家族でフランスを訪問してしまったので、純粋に観光で海外をクルマで旅するという目的が果たせたのは結婚13年目、場所もフランスじゃなくてスペインになりましたが、今でも忘れられない楽しい想い出となっています。

話は戻りますが、映画の押し掛けのシーンに登場したのはではポンコツのMG TDで、オードリー・ヘップバーンが押し役を務めていました。残念ながら我が家のヘップバーンでは911を押すのは無理なので私が押し役を務めましたが、もしクルマが356のスピードスターか何かだったら、映画みたいにカミさんに押し役をお願いすることが出来たかな?(笑)。

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