▲元の交鈔
金・元代の紙幣。宋代に世界史上初の紙幣とされる交子が発行され、以後、中国では紙幣が発達したが、特に元では主要通貨の位置を占め、兌換(だかん)制度も整って広く流通した。
交鈔が用いられた王朝
「鈔」の字に含まれる〈金〉の部分を利用すれば交鈔が金代の紙幣であることは楽勝。
そして金を滅ぼしたモンゴル帝国のフビライが建てた元でも使われたことも覚えやすい。
▲元の交鈔
金・元代の紙幣。宋代に世界史上初の紙幣とされる交子が発行され、以後、中国では紙幣が発達したが、特に元では主要通貨の位置を占め、兌換(だかん)制度も整って広く流通した。
交鈔が用いられた王朝
「鈔」の字に含まれる〈金〉の部分を利用すれば交鈔が金代の紙幣であることは楽勝。
そして金を滅ぼしたモンゴル帝国のフビライが建てた元でも使われたことも覚えやすい。
●中国(金)
Destruction of Jin dynasty by Mongol.
1、2、3、4(し) 金(きん)交替。
1234年 金の滅亡 交鈔の乱発
オゴタイ=ハン
金は中国化にともなって弱体化、モンゴルの侵入を防ぐための財政支出とそれを補うために交鈔を乱発して混乱。
こうして国力が衰えたところにモンゴルのオゴタイ=ハンの攻撃を受けて滅んだ。金を滅ぼしたオゴタイはモンゴル高原のオルホン河畔に新都カラコルムを建設した。
▲全盛期のマリ王国の版図(1350年頃)
●アフリカ(マリ王国)
The Mali Kingdom begins in North Africa; Tombouctou, a center for trade and learning, is its main city.
人(ひと)に知れると こじんまり。
1240年 ニジェール川 トンブクトゥ 黒人王国
マリ王国
1240年、マンディゴ人がニジェール川上流に黒人王国のマリ王国を建国。
ムラービト朝の影響でイスラーム化し、トンブクトゥを中心に栄えた。
マンサ(カンカン)=ムーサの時代に全盛期を誇ったが、15世紀にソンガイ王国によって滅ぼされた。
▼13世紀~15世紀初頭のマリ帝国とサハラ交易路
地図問題1
…… 1~10の中からマリ王国の位置を答えよ。
地図問題2.
● a ~ k の中からトンブクトゥの位置を選べ。
地図問題1 解答 4.
解説 1はクシュ王国 2はアクスム王国 3.はガーナ王国 5.はソンガイ王国 6.はムラービト朝 7.はムワッヒド朝 8.は カネム=ボルヌー王国
地図問題2 解答 j.
解説 a.はメロエ b.はアクスム c.はモガディシュ k. は マラケシュ(ムラービト朝・ムワッヒド朝の都)
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●モンゴル(モンゴル帝国)
Mongols invaded Poland and Hungary.
人(ひと)強いほど バツ悪い。
1241年 ポーランド・ドイツ バトゥ ワールシュタットの戦い
モンゴル帝国第2代のオゴタイ=ハンの時代、バトゥ率いるモンゴルの征西軍は、ワールシュタットの戦いでドイツ・ポーランド連合軍を破り、ヨーロッパ諸国を震撼させた。オゴタイ=ハンの死によりヴォルガ河畔まで後退したバトゥは、1243年ヴォルガ川下流域にキプチャク=ハン国を建てた。
●4ハン国
オゴタイ=ハン国 (1225頃~1310 都エミール) |
オゴタイとその子孫が現在のジュンガリアに建てた国。14世紀初め、チャガタイ=ハン国に併合された。 |
チャガタイ=ハン国 (1227~14世紀後半 都アルマリク) |
イリ川からシル川の流域にかけて建国された遊牧国家。やがてイスラム化し、14世紀中頃には内紛から東西に分裂した。 |
キプチャク=ハン国 (1243~1502 都サライ) |
バトゥが建国。黒海北方の東西貿易路を押さえ、ウズベク=ハンのとき全盛期を迎えた。 |
イル=ハン国 (1258~1353 都タブリーズ) |
元朝と友好関係を保った。当初はネストリウス派キリスト教を保護したが、13世紀末のガザン=ハンがイスラム教に改宗し国教とした。 |