浴衣の仕立ては、まず 袖から 縫い始めました。
そで下は 袋縫いです。
袖布を外表に合わせた状態で 端から 端まで まっすぐに並み縫いです。
これは 私のそれまでの知識と同じでした。
次の袖下と袖口下の縫い方が 違いました。
私が 習い また 高校で 教えていた袖の仕立て方は、
袖下から袖の丸みそしてそで口まで丸みのところで一針小針に返しながら 一気に縫っていくやり方でした。
ところが 先生は
「そで下を一本まっすぐに縫いなさい」 と 言われたのです。
「袖の丸みは 縫わないのですか?」 と 私は すぐに 質問しました。
先生
「袖の丸みは最後にします。」
そして 袖布を 中表にして 袖下を毛抜き合わせにしたあと、そで下部分をまっすぐに並み縫いしました。
次に そで口から袖下を1本 並み縫いです。
そで下と袖口下の縫ったところは縫い代の部分で 十文字に 交差しました。
そこまで 縫い終わると、先生は 袖の丸みを取り出し、ヘラで 丸みの部分に印をつけられました。
そして 片方の袖の丸みを縫われ、丸みの始末もしてくださいました。
もう片方を 同じようにして御覧なさい。と言われ、丸みの型をお借りして、ヘラで印をつけ始めました。
そこで なんと 先生 びっくりするようなことをまた 言われたのです。
「あなた、袖の丸みの型は 反対に返して使いなさい」と。
つまり 丸みの型を使う時に 右袖を型の表側を上にして使ったら、左袖は型の裏側を上にして使いなさい
といわれるのです。
こうすることにより、より正確に袖の丸みが出来ます。とのことでした。
これまで数えられないほどの枚数を縫ってこられた 先生の勘が そのような こだわりを持たれているのでしょうが、
ビギナーの私には 最初はびっくりするような こだわりに思えたものです。
袖の丸みの縫い方が 違う以外は 他に従来の私の知識と重なる仕立てかたでした。
袖が出来上がると 最後に しつけのかけ方を習いました。
浴衣まで しつけをかけるとは これまた 知識も経験もなかったことで、大いに勉強になりました。
今では この袖の丸みを後から作る仕立て方が 大いに気に入っています。(
(ちょっと面倒だなとも 思うのですが)
袖の丸みは とても目立つところですが、縫い方が気に入らず 直したり あるいは
後々丸みの大きさを変えたい場合に、仕立て直しが楽で狂いが少ないということがわかったからです。
職業仕立ての工夫が 垣間見られる仕立て方だと 感じ入ることです。
そで下は 袋縫いです。
袖布を外表に合わせた状態で 端から 端まで まっすぐに並み縫いです。
これは 私のそれまでの知識と同じでした。
次の袖下と袖口下の縫い方が 違いました。
私が 習い また 高校で 教えていた袖の仕立て方は、
袖下から袖の丸みそしてそで口まで丸みのところで一針小針に返しながら 一気に縫っていくやり方でした。
ところが 先生は
「そで下を一本まっすぐに縫いなさい」 と 言われたのです。
「袖の丸みは 縫わないのですか?」 と 私は すぐに 質問しました。
先生
「袖の丸みは最後にします。」
そして 袖布を 中表にして 袖下を毛抜き合わせにしたあと、そで下部分をまっすぐに並み縫いしました。
次に そで口から袖下を1本 並み縫いです。
そで下と袖口下の縫ったところは縫い代の部分で 十文字に 交差しました。
そこまで 縫い終わると、先生は 袖の丸みを取り出し、ヘラで 丸みの部分に印をつけられました。
そして 片方の袖の丸みを縫われ、丸みの始末もしてくださいました。
もう片方を 同じようにして御覧なさい。と言われ、丸みの型をお借りして、ヘラで印をつけ始めました。
そこで なんと 先生 びっくりするようなことをまた 言われたのです。
「あなた、袖の丸みの型は 反対に返して使いなさい」と。
つまり 丸みの型を使う時に 右袖を型の表側を上にして使ったら、左袖は型の裏側を上にして使いなさい
といわれるのです。
こうすることにより、より正確に袖の丸みが出来ます。とのことでした。
これまで数えられないほどの枚数を縫ってこられた 先生の勘が そのような こだわりを持たれているのでしょうが、
ビギナーの私には 最初はびっくりするような こだわりに思えたものです。
袖の丸みの縫い方が 違う以外は 他に従来の私の知識と重なる仕立てかたでした。
袖が出来上がると 最後に しつけのかけ方を習いました。
浴衣まで しつけをかけるとは これまた 知識も経験もなかったことで、大いに勉強になりました。
今では この袖の丸みを後から作る仕立て方が 大いに気に入っています。(
(ちょっと面倒だなとも 思うのですが)
袖の丸みは とても目立つところですが、縫い方が気に入らず 直したり あるいは
後々丸みの大きさを変えたい場合に、仕立て直しが楽で狂いが少ないということがわかったからです。
職業仕立ての工夫が 垣間見られる仕立て方だと 感じ入ることです。