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夏物を準備したい気持ちを抑えて完成させたのは、袷の長コート
つい丈である
予定では一月中に完成させるつもりだったが、帯状疱疹を患ったりして 延び延びになった
縦に濃淡のある反物だが、先染めで、柄が浮き出ている変わり織
ふっくらとしていてボリュームがあるように見えるが、とても軽い
裏は、黒い長襦袢生地を使った
今回は全て手縫いにした
背縫いと脇縫いと袖付けは、縫い代を割ってある
小針に5分くらい縫ってはしごいてひと針返しを繰り返す根気のいる作業
昔、こういう仕立てを習ったときは、ミシンかければ早いものをを思っていたが さほど苦にならずやれた
羽織のように表裏の背縫い、脇縫いをして吊るしてみたら、裾が心許ない
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胴裏を裾芯にして綴じつけて、再度吊るしてみたら、落ち着いた
今年の冬の出番が楽しみだ