上京のたびに会っている友人から、茶道具が届きました
彼女のお姉さんが高齢者施設に入り、住まいを片付けたのです
ほとんどの家財は処分したそうですが、茶道具は私にいらないか?と
譲り受ける事になりました
届いたのは、茶入れ、茶碗、香炉、花入です
茶碗と茶入れはとても古いもののようです
特に茶入れは、彼女たちのお祖母様がお茶を教えていた頃のもので、100年ほど前の物?
茶碗の良し悪しの決め方は、人それぞれでしょうが、私は手に包み込んだ時の茶碗の温もりや軽さに魅せられます
こちらは備前焼きと友人は聞いたそうですが、志土呂焼きの刻印が高台近くにありました
箱と中身が入れ替わったのかもしれません
とても軽くて薄くて、磁器のよう
美味しい和菓子を準備して一服点ててみたい
見込みも美しい景色の茶碗です
仕覆は必要ないけど、御物袋で仕舞いたいような茶碗です
青山に住んでいた頃に、東京大空襲で焼かれ、当時北九州市で仕事をしていた彼女のお父様が連れてこられてしばらく一緒に生活していたと
その時、この茶入れは青山から北九州市に一緒に疎開し、その後また青山へ
茶道具のいくつかは孫のひとり(友人のお姉様)が受け継いだそうです
そして縁あって再び九州の私の所にやってきました
茶碗の2つと茶入れの箱書きには銘は見当たりません
茶入れには旅、志土呂焼きの茶碗には友垣なんて銘を付けると、この道具でお茶を点てた時、おしゃべりが楽しそうです
茶道具の銘の付け方に約束事があるとしても、あまり気にせずに気楽に😊
友人のお姉さん凄い方ですね。友人の方の素晴らしいプレゼントになりましたね。やはりおたかさんの人柄や茶道に対する真摯な態度から決められたことだと思います。何にせよ贈り物は人柄が左右すると思います。
私は濃茶が苦手で避けていたため茶入れの知識は全くありません(笑)薄茶に関しては風炉・炉・棚手前等一通りやりましたが、潔癖症のせいか濃茶の回し飲みがどうもなじめず止めてしまいました(爆)
ところで、歴史上有名な織田信長が愛した「九十九髪茄子・つくもがみ」は現在は東京・世田谷→丸の内の静嘉堂文庫美術館に保管展示されているそうですよ。上京されたおりご覧になってはいかがですか?1582年本能寺の変で自害したあの織田信長のつくもがみが存在していて、展示されているとは本当かなあ?と思います。ロマンですね。
参照
https://wanderkokuho.com/info-seikadomeiho2022/
https://www.japanesewiki.com/jp/culture/%E4%B9%9D%E5%8D%81%E4%B9%9D%E9%AB%AA%E8%8C%84%E5%AD%90.html
https://search.yahoo.co.jp/image/search?rkf=2&ei=UTF-8&fr=wsr_is&p=%E9%9D%99%E5%98%89%E5%A0%82%E6%96%87%E5%BA%AB%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8%20%E4%B9%9D%E5%8D%81%E4%B9%9D%E9%AB%AA%E8%8C%84%E5%AD%90#f5a23d665124133401c4e3c6f8c95ef2
コメントありがとうございます
濃茶は、私も若い頃は嫌で避けていました
でも50代になると、あまり気にならなくなりました
ただ、濃茶の知識と経験のある方との回し飲みぐらいですよね
大寄せの茶会で見知らぬ方との回し飲みはなかなかハードル高いですね
九十九茄子の茶入れは何回か見ています
茶入れの表面はダメージがわからないように見事に修復されていますが、レントゲン写真で修復された事がわかります
茶道具にはそれぞれ物語があるようで、私が少しだけ歴史にも関心を持つようになったのは茶道のおかげだと思います
道具とは愛着を持って使い続ける事で、持ち主が価値を高めていくんだと思っています
ところで、昨夕は早速BSで忠臣蔵見ながら最後の夕食作り〜食事となりました
懐かしい人も出ていて、盛り上がりました
情報ありがとうございます