👆は鹿児島の郷土食のあくまきです
三日がかりで出来上がりました
今では通年スーパーやデパートで売られていますが、せめて年に一度は手作りしたい
今回は木灰からアクを取り出す作業から
一昨日の夕方、プラスチックの漬物容器に(今回このために買った新しい容器😅で)、ステンレスのザルをのせ、晒しを置いて木灰を入れます
そこにお湯を沸かして、灰の上から回し掛けすること4回
まるでコーヒーのドリップをしているみたい
一晩置いて冷めたアク汁をもう一度濾しました
あくまき用のアクのpHは12以上がいいとあるので、pH測定器で測ると、かなりの強アルカリです
これを少しずつ水で薄めていき、目的の濃さにします
餅米を洗って、アク汁の中に漬け込みました
ここで、無洗米ではなかったので、少し濃い目のアルカリにするべきだったと、後悔
竹山から拾ってきた今年の孟宗竹の皮を洗って水に漬けるまでが昨夜の仕事でした
一晩アク汁に漬けた餅米をザルにあけて、竹の皮で包んでいきますが
今回は、わざわざトトの母様から電話で注文が入りました
「小豆を混ぜ込んで作ったら美味しいのに、今では小豆入りのあくまきは誰も作らないし、売ってもいない」と
これは私に小豆入りのあくまきを作って欲しいとの、遠回しのお願いです😅
小豆も昨夜水に浸けておきました
水を切った小豆をアク汁から取り出した餅米に混ぜていきます
ここからは素手で扱うのにはアルカリ度が強いので、使い捨ての手袋着用
竹の皮で包み、竹の皮を細く裂いた紐で二ヶ所から3ヶ所結びます
洗った米は4升
竹の皮にどの程度入れて包めばいいかは、およその感で、全部の餅米を包み終わるのに2時間近く要しました
裏庭に大釜を備えて、大鍋に水と餅米を浸けて置いたアク汁を入れて、あくまきを入れます
外での作業は、トトさんにバトンタッチ
強火で3時間ほど炊き続けました
大きな薪が 燃えて置き火になってからさらに1時間ほどそのままにしておきました
うまくできているかなぁと、心配しながら一つ試しに取り出して開けてみると、大丈夫そう
流水で竹の皮の表面のアク汁を洗い落として、バラ(竹で編んだ大きなザル)に並べて完成です
竹の皮が小さいと、小さなあくまき
小さい方が、食べる分には扱いやすいのですが、包む作業が大変
大小色々出来ました
早速、切って黒砂糖ときな粉で食べてみました
トトさんは、最高に美味しい‼️と、上機嫌
私は、もう少しアクを隠して、琥珀色に仕上げたかったかな
実物は、写真より濃い目です
一つずつラップに包み、息子のところ、妹のところ、甥っ子達のところと4ヶ所に宅急便で送りました
残ったのは少し😪
トトさんが、もう一度竹の皮を拾いに行ってくるから、作ったらと言ってくれてます
明日トトの母様の所に持っていけば、残りは数本に
やはりもう一度作ることになりそうです
そうそう、アクを取った後の灰ですが、乾燥させて、もう一度ふるいにかけて、湿し灰を作ってみようと思います
アクは十分に抜けたので、とてもいい湿し灰になりそうなのですが
こんにちは。
『あくまき』初めて知りましたが、すごく手間暇のかかる物なのですね。
でも、美味しそう!!!(*^_^*)
皆さん、喜ばれたことでしょうね。
特に、トト様のご母堂。。。(*^_^*)
おたかさん 素敵です!!
コメントありがとうございます。コメ返遅くなり失礼しました😪
あくまきはとてもローカルな食べ物なのですが、私が川崎に住んでいた頃、友人たちにトライさせると、みな美味しいといい、喜んでいました。
デパートなどの催事で取り扱いがあるので、目に留まることがありましたら、一度お試ししてみてください
水曜日は用が出来て持っていけなかったあくまきを今日届けてきました
小豆入りのあくまきを何十年ぶりかに食べることができたと