THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

sons of champlin/welcome to the dance

2023-11-17 19:48:51 | CHICAGO
全米で全く無名のバンドとして有名…と言われていたサンズオブチャンプリン  。

1960年代後半にサンフランシスコから誕生したニューロックの一つ、フラワームーブメントは多くのヒッピー集団によって支持されて膨大な規模にまで膨れ上がりました。

ベイエリア(サンフランシスコ近辺のこと)の代表格バンドと言えば、グレートフルデッド、ジェファーソンエアプレーン、クイックシルバーメッセンジャーサービス…そして神秘のベールに包まれていたサンズオブチャンプリンであります。

サンズは積極的にレコード契約へ奔走したり、メジャー志向だったり、ビジネスに色目を使うようなバンドではなかったようです。

しかし、上記のバンド達とツアーに参加したりしながらも、着実に知名度を上げていきます。

ただ、デビューアルバムを発表したのが1969年…と他のバンド達よりも数年後のこと。

全く無欲というか、無頓着というか。
それでも、コアなファン達からの口コミで噂は拡大。
その評判を聞きつけたレコード会社の重役自らが、わざわざサンズの元へ契約の為出向いて行ったのに「鳥に餌をやる時間だから」という理由で帰したり、せっかくツアーに出ても、使用するドラッグがなくなったとか、ドラッグを買うお金がなくなったから、と途中でキャンセルしたりと様々な逸話があります。

さて、デビュー作はなんと2枚組。
シカゴデビューと同じ年なんだから、面白いものです。

しかも、ブラスセクションを要しているのですよ。

その音楽性はシカゴよりも、ソウルフルで、タワーオブパワーに負けないくらいにファンキーでR&B!

なかなかセールス面においても、ヒットチャート面においても、正直な話ふるわず泣かず飛ばず…。

着実に良質なアルバムを発表しているにもかかわらず。

それは彼らの活動内容にも起因しているのではないでしょうか。

アルバムのどこにもメンバーのクレジット無し。

メンバーチェンジは日常茶飯事。

バンド名もコロコロと変更。

ザ ・サンズになったかと思えば、音楽性の食い違いでバンドは分裂。
サンズとヨギ フレムという2つのバンドが存在してしまいます。
レコード会社の移籍。
遂には自主レーベルまで立ち上げて自由な音楽制作に没頭。
その後も編成人数やパートも常に入れ替わり

バンド名をザ ・サンズ ・オブ ・チャンプリン  に。

「ザ」がつくわけです^ ^。

伝説のライブハウス、フィルモアの常連としてコンスタントに活躍するも、惜しまれつつ解散。

バンドの顔とも言えるビルチャンプリン  はセッションミュージシャンとして膨大な仕事をこなす中、デビッドフォスターのプロデュースで初ソロ「独身貴族」を発表。

その流れから、めでたくシカゴに加入するわけです。

ビルのワーカホリックはとどまることを知らず、多方面で引っ張りだこの超売れっ子。

サンズオブチャンプリンを再結成して、Chicagoから脱退後も、アクティブに相変わらずマイペースで活動中です。

まだこのバンドは来日した事がないから、是非とも実現して欲しいものです。
北海道には来ないでしょうけど(T ^ T)。

ちなみにこのユニークなバンド名は、「結成時すでにビルには息子がいたから」なんだそうですよ。

写真のアルバムは通算4作目!
唯一コロンビアからリリースされたアルバム。
バンド史上、最小の5人編成。
しかし、その後の中核を成すマルチプレイヤーのメンバー達となります。
それまで謎めいたメンバー達の姿がジャケットに写ったり、名前が明かされたのもここから!
ブルース、R&B、ソウル、ファンク、JAZZ、フォークロックとあらゆるジャンルのエッセンスをパワフルで緻密に飲み込んだポップサウンドは、今聞いても新鮮に響くよ!🤠🎶
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VOL,206 銭函文化祭36 小樽銭函市民センター (ザ・パーティーズ編)

2023-11-17 02:14:54 | Live Set List
会場内に流れるBGMはクリストファー・クロスの「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」
そして、ザ・ビートルズで「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンド」と「レヴォリューション」だ。
一体全体、誰の選曲なんだろうか?
やっぱり照明を担当するタッちゃんかな??((´∀`*))*****

**はい!
さてさて・・・・・このライブレポート、早くも後半戦の11バンド目に差し掛かってきましたよ!
楽しい時間の経過はとにかく早い。
残すところは、あと2バンド。
どれもこれも凄腕揃いのクセモノ集団。
まだまだ何が飛び出すか,乞うご期待だあ!!****

小樽・銭函文化祭スペシャル・ライブは、個性溢れるバンド達が馴染み深い音楽を演奏するために、北海道中から大集結するという名物イベント。

今年は初出演組も含めて、12組がエントリー(2バンドがキャンセルでしたが・・・・)。

お気に入りの小樽イベントだから、雰囲気がとっても気持ちがいいんだよね。((´∀`*))

客席サイドには家族連れやカップル、はたまたバンドマン達も大挙して応援に駆けつけてくれました。

感染対策もバッチリと施され、数多くの席を用意して皆様のご来場をお待ちしております。


まずは主催者のサイトウさんが、バンドの入れ替え時間を利用して、場がダレないような配慮も含めて、ワイヤレスマイクを手にステージ後方からご挨拶。
まあ、いつものように和気藹々と進行。
あの忌まわしきコロナ禍や、趣味の音楽、イベント告知、各バンドやらの事を諸々と愉快痛快に語った。

これで、次に登場する連中たちも、表情がグッと引き締まるね。
あいかわらずのタフガイばかりなんだから。
おっとと!!‥‥‼
実は何を隠そう、このイベントの仕掛け人でもあり小樽音楽界のご意見番、サイトウ氏が率いるベテラン勢がトリ前なのですよ((´∀`*))
・・・・・悪しからず!!
近年は、何度も同じイベントでお互いタイムテーブルに組み込まれていたのですが、曜日違いでのニアミス続き。
今年2月26日の日曜日、小樽公会堂・雪明りの路以来なのだ。

それでは改めて噂の「ザ・パーティーズ」、久しぶりのライブ・レポートに突入しますよ。
皆さん、よろしくね~!!!

****いよいよもって、トリ前の時間帯となりました。

覚悟して臨むように・・・・・夕闇迫る頃合いにはピッタリな大所帯の連中だよん!!****

STAの前に控えしは・・・・・・・って、今更説明するのも野暮ってなあもんですなあ。
今度お送りするジャンルは、オールマイティーにはっちゃける内容で網羅!

いつもならば、飲んで歌って踊ってるオーディエンスでイキまくりのぶっ飛び状態なのですが、まだまだ感染防止のため慎重かつ抑え気味な各自パフォーマンスです。
(マスク装着は自由意志だけど、入り口にて、手の消毒は必要。
バンド入れ替え時にはホール左右の大型ドアを開けて換気)

 もう数え切れないくらい、このバンドの演奏は見てきたんだけど、何度体験しても夢の世界に導いてくれるほどに癖になっちゃうよ。

メッセージ「今回もパーティーズと一緒に楽しみましょう!!!」
全くそのとおりだ。
異議なし。
了解です。

バンド名に相応しいお祭りバンドだけに、一切気兼ねしないでお任せしていきましょう。

 もはやお馴染みのメンツだけれども、改めてメンバーの紹介だ。

編成は6人・・・・・・残念ながら、バンドのマスコット的アイドルの存在感を遺憾なく発揮する紅一点のキュートなナオちゃん(キーボード&コーラス担当)は欠席・・・・。

毎度、シャツと黄色いネクタイがお似合いのテヅカくんは、塗装の剥げ具合も年季が入っているフェンダーUSAジャズベースでプレイ
(3トーンサンバースト。
ローズ指板)
コーラスも兼任。
黒いキャップはフェンダー製!
サングラスもトレードマーク。
彼のこだわりどころだね~!
グッとボディが引き締まって痩せたようだ。
(ダイエットのコツを教えてくれい!)。
マサと会うたび、愉快痛快な会話に花が咲くのですよ。
STAの機材運搬も、迅速に手伝ってくれるので大助かりさ。
ライブの前半はマスク装着していた。
そうそう、本番ギリギリに駆けつけてきたから、ちょっと肝を冷やしたよん。((´∀`*))

孤軍奮闘のギタリスト&コーラスのニシやん。
マサとは同い年でシカゴ通。
可愛いお孫さん2人も、すくすく幸せに育っているとのことで何より。
以前にも使用していた懐かしきストラトキャスター
(明るい赤のボディ。
メイプル指板)でプレイ。

リードヴォーカルは、司会者から素早く着替えたお洒落なピンクのパンツが一際鮮やかな眼鏡姿のサイトウ氏
(受付担当の素敵な奥様が先日パソコンで検索したら、必ずLA&ソウル・オリンピックの柔道で金メダルをとった同姓同名の故・斎藤仁氏が出てくるのだそうです。
私が会場到着時にも丁重なるご挨拶を頂戴いただきました)。
水色の半纏もいかしていたけどね。

そしていつもかわいらしい息子さん同伴のドラマーみっちゃん
(お子さんはどう見ても完全なるパパっ子だね)

全身が黒ずくめの新加入はアルト・サックス・プレイヤー(パーカッションも兼任)通称「おとぼけマーちゃん」と呼ばれています((´∀`*))。
これでサウンドが更に可能性を拡大してきた。
variationも豊富にね。
2階の楽屋で本番直前までずっとストイックなほどに、吹き込み練習をしていた姿が印象的でした。

最後に先述のユリちゃんが加わっての総勢6人組。
8番目の「バリータウン4」との掛け持ち。
フェンダーの愛器テレキャスターを使用。
メイプル指板。
眼鏡姿に後部で髪の毛をキリリと結び、黒いフェンダーロゴ入りTshirtを着用。
ユリちゃんは、何から何までもが名物バンド「蘭島発動機」のギタリストとしてずっと活動中なのですが、パーティーズのマスターが亡くなった事で、後任として迎えられたのです・・・。
マスターもユリちゃんならば安心して任せられる、ときっと優しく見守ってくれていることでしょう。
特筆すべき点は、彼の加入でグッと平均年齢が下がったことでしょう!

ナオちゃんが不在だけど、全員男性という貴重なる布陣も見ごたえ満点で瞬き厳禁。
一時たりとも気を緩める隙さえも与えてくれないほどに、ノンストップの真剣勝負。
男性陣ならではの骨太な徹底したグルーヴでまくし立ててくれました。
素晴らしいなあ。

ああ、それにしても、パーマネントな編成が羨ましい・・・・。
ちなみにパーティーズは、ライブ全体のスタッフとしても常に活躍していました。
それは、いつものことだけどね。
本当にご苦労様でした・・・・。

 11、18:30~19:00

この日のライブでは、選曲にウイットとユーモアをさりげなく加味して世相の流れも鋭く狙っているね。
今回は他にもオールディズのリクエストが多数飛び交っています。
なんたって多種多様なるレパートリーが膨大故に、30分の枠では到底収まりきらないという嬉しい悲鳴をあげています。
ただ、残念ながらこの日は時間が押し気味なので、4曲もカットされてしまったのさ・・・・・(´;ω;`)

まずは、オープニング前に斎藤氏からパーティーズの近況報告も兼ね今後の小樽ライブイベントについてのご挨拶とご報告
(新しい屋外会場の予定地についても告知あり。
これは朗報!
大歓声が沸いた。
まあ、果報は寝て待て、だね・・・・)。

期待にワクワクとときめいている輩もチラホラ見受けられます。
もう我慢できないと、虎視眈眈その瞬間を待ち焦がれている人も含めてね。

****曲目と曲順は雪明りの路と全く同じでした。****

前置きが大変長くなっちゃいました。
それでは、そろそろまいりましょうか!
極上の華麗なるザ・パーティーズ・ワールドへと突入だ!!
皆さん、準備の方はよろしいかな!?
度肝を抜かれることは間違いなしだ。
レポートの方にも、なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

「運営してくれている小樽教育委員会の職員の皆様、ご苦労様です。
ワイワイガヤガヤと騒いでもらいたいところではありますが、このような状況ゆえにグッと我慢しつつもノッてください。
広い会場ですからダンスもバッチリ。
お気楽ライブ、雪明りの路、そして夏7月の浅草橋オールディズ、8月の北運河サウンドエナジー、マリンウエーヴ、天狗山山頂、銭函市民センター、小樽市民会館と市内のあらゆる箇所で少しずつライブイベントを開催していく予定です。
今日は踊れる曲を集めてきましたので、どうぞ遠慮なく前のスペースで存分にはじけまくってください。
さあ、それでは、そろそろとまいりましょうか!」

スタート・チューンは、合いの手も軽妙に「星降る街角(敏いとうとハッピー&ブルー)」
1972年発売。
コテコテのムード歌謡曲で、即座に和気藹々。
古くから日本国民に愛されている、スタンダード・ソング。
語りかけるような淡々とした序盤から、一挙にヒート・アップするサビのボーカルを、想い込めてせつせつと歌いこなすサイトウ氏には興奮を禁じ得ません。
どちらかというと、パーティーズのバージョンは、シンプルだけど斎藤氏の個性的な泥臭いヴォーカルを反映してか、多少アクの強い拳や節回しを強調しているようです。
もちろんそのほうが即座に勢いが増し、ゴージャス感がふんだんに散りばめられていて正解だよ。
ステージも客席も見慣れた面々ゆえに、いい意味ユルユルでの空気感が素敵だ。
アクセントとしての、ニシヤンによる歯切れのよいコード・バッキングが効果てきめん。
それに便乗したかのように、クドウさんはしょっぱなから、客席からノリノリでハミングしながら腰をくねらせている。
手にはマラカス、タンバリンと、次々に持ち替えてステージ上の演奏に合流する始末。
ダンサーたちも一気に威勢よく集結。
これ一発でバッチリと掴みはオーケー!


「続いてドンドンと踊ってもらいましょう!
間髪入れずに、40年前の曲をお送りします。」
リアルタイムで知っている人にとっては強烈なる懐メロ・・・・・・
ダンシング・オールナイト(もんた&ブラザースのデビューシングル1980年4月21日発売。
7月25日発売のファーストalbum「アクト1」に収録。
オリコンでは2週連続で、シングル、カセット、LPの3部門で1位をマーク。
関西方面から徐々に火が付きはじめて、遂にオリコン週間1位を記録。
ザ・ベストテンも同様。
しかも、10週連続オリコン1位だ!)」
累積セールスは162万枚。
ありとあらゆるチャートで1位を独占し、音楽シーンの頂点を極めた時期だった。
これこそまさしく、ダンシング・ナンバーの極めつけ。
危険な恋に溺れる夜…意味深な歌詞。
既存のフォークやロックとは一味違う、ブルース歌謡的な要素も備えている。
もんた曰く「アレンジはあえてダサくし、今ない音を狙った」のだそうだ。
そのもんたさん・・・・つい先ごろ、亡くなった・・・・その追悼の意味も含めてのセレクション・・・。
サイトウ氏は、一度聴いたら忘れることのできないハスキーボイスで、会場内を熱く染め上げる。
みっちゃんのテクニカルなステイックワークも、めっちゃ光ってる。


「、じゃあ次・・・・まだまだいきますよ。
しっかりとついてきてくださいね。・・・・・アンチェイン・マイ・ハート(レイ・チャールズ・・・のテイクだとずっと思っていたのですが、アストロノーツ・versionなんだそうですよ。
とことんまで渋いなあ)」
STAも、この曲はレパートリー。
ただし、ジョー・コッカーのヴァージョンであります。
サイトウ氏らは、相当前からこのジルバを取り上げていたので(前身のクラッシュビート時代から)、すっかりとお手のもの。
手馴れているのだ。
まるで自分達の楽曲みたいに、ソウルフルなテイストを加味しています。
ニシヤンも余力を振り絞って、渾身のギターソロを轟かせる。
リズミックな落ち着いた雰囲気で、しっとりサウンドを演出するという配慮だ。
ここは筋金入りのツワモノ揃い。
しばらく棚上げ状態だったところを、ここ3年前くらいからこれが復活したのですね。
心境の変化っていうやつかな?
何だかんだいいながらも、相当に思い入れがあるのは明らか。
パーティーズ・レパートリーの中でも、クセになりそうなくらいに定番中の定番。
ミッチャンのドラミングも、もはや体の隅々にまで滲み込んで血肉と化しているのでしょう。
それもそのはずで、ここにきて最大のピークに達した感あり。
観客は列になって行進が始まった。
これ、名物のシーン。
やる気満々のテズカくんは潔くマスクを外して、みっちゃんと共に安定感抜群なコーラスも披露。
追随するかのように、マーちゃん渾身のサックスがブローして果てしなく響き渡る。
ツインギターの特性を最大限まで活かしつつ、ニシヤン&ユリちゃんという、タイプの異なる贅沢過ぎな火花散るほどに白熱ギター・ソロ・・バトルを延々と展開。
もうここまできたら、どこを見ていいのやら目移りして悩んじゃうよ。
火傷しないように要注意。
これまた毎度お馴染み、華やいだ燻銀の光景ですがね。

 
「ありがとうございます。
こんなところに爪楊枝が落ちているよ・・・
(と言って床から拾い上げる)
ダメだよー((´∀`*))
さあ、気分を入れ替えつつも次です。
ここでオールディズ、スペイン語の代表曲と参りましょう!
大丈夫、習ってきたからさあ・・・・((´∀`*))」
間髪入れずに、4曲目は「ラバンバ」(アルバム、リッチー・ヴァレンスに収録)
以前には、小樽ライブ・イベント常連の「パンドラーズ」とも曲が被ったことがあったね。
そこでも解説していましたが、改めての引用を施してみたいと思います。
これは元々、メキシコの民謡。
それをロック調にアレンジしたもの。
ロックの原点の一つとも言われている。
1958年11月12日リリース。
ビルボードホット100では、22位が最高ランク。
でもこれは、リッチー死後の話なんだよね・・・・(´;ω;`)。
それ以降、リッチーは神格化された。
往年の悲劇のスター、リッチー・バレンス永遠の代表作。
彼は若くして、飛行事故で亡くなったんだよね。
映画化にもなって、大ヒットしたなあ・・・・。
ロス・ロボスがカバーして、リバイバルヒットした。
これは、ビルボードの1位をはじめ、世界中でチャートの1位を獲得した、ただ一つの「ラバンバ」
これも近年組み入れたレパートリーでしょう。
懐かしいなあ・・・。
パンドラーズのメンバー達は皆、若いのにこんな大昔の曲に取りつかれているなんてひじょうに素敵な事。
で、ザ・パーティーズの面々は大人の落ち着き払った余裕の表情でグッとシックに再現していました。
それにしてもサイトウさん、さりげなくステップを踏むのが上手でビックリ。
ダンス教室の経営者で、コンテストでは審査員を務めているんだから当たり前なんだけどね。
マーちゃん、ここではボンゴを叩きながらも、不敵な笑みを浮かべつつの応酬。
ポーカーフェイスのみっちゃんは黙々と、正確無比なるバックビートを延々と刻み続ける。
しなやかなドラミングは特筆もの。
それにしてもザ・パーティーズ懐の深さと引き出しの多さには脱帽モノ。
守備範囲が広すぎて、何でもござれの火薬ご飯状態。
御見それしました。

アットホームな雰囲気漂う中での、ホノボノと仲の良さが垣間見れたメンバー紹介をさりげなく挟みつつも・・・・・
 
「さあ、皆さん、朝まで踊ってもらいましょうかね!・・・・
その名も・・・・
朝まで踊ろう(1977年9月21日に舘ひろしが発表。作詞も自身で担当)をお届けします。」
実はこの曲、これまでに3回もシングルリリースされている。
舘さんはわりと渋い声のイメージがあるけど、この曲の頃は割と高いキーで歌っています。
この辺りに達すると、体も程よくこなれてきたのか、ニシヤンのフィンガリングも益々と滑らかになり、フレットボード上を素早く縦横無尽にピッキングで駆け巡っていますよ。
モテモテで絶大なる人気者のサイトウさんには、幅広い層のファンたちがズラッと熱い視線を送っています。
 もうサイトウ氏は、ダンディな舘ひろしに陶酔するほどなりきっています。
こうなったらひたすらに、ナルシスト・モード全開で突入。
この調子で、今度は「泣かないで」もお願いしたいな。
世のマダム達は大喜びなのでは。
それとも、クールスのデビュー曲「紫のハイウエイ」がいいかも(この作者は矢沢永吉さん)ね。
しかし、聞き慣れた楽曲オンパレードなんだけど、全然だれる事もなくいつも新鮮な響きを伴って琴線を震わせてくれるんだから心憎いバンドですね。
もはや感服の領域だ・・・・。

次に何がはじまるのか、ワクワクだもんね。

「はい、アンコールの声援、ありがとうございました・・・・
しっかりと、お応えしますよ。
あのね、パーティーズのいいところは、全てが3分以内に収めているところです。
皆さんのことを考えてね。
イエ~イエ~!!
泣いても笑っても終曲。
覚悟して臨むように・・・・・
それでは声援にお応えしまして(笑)
次はダンスパーティーでも重宝されたキング・オブ・ロックンロール、エルビス・プレスリーの曲・・・・ハウンド・ドッグでいきましょう!」 
最後は、この猪突猛進な熱情で締めくくり。
マサとっておきのお気に入りソング。
1956年7月13日に発表されたシングル。
ビルボード誌では、同年8月18日に、チャート11週連続という驚異的な記録を出し、この年の年間ランキングで第1位となった。
原曲は「ビッグ・ママ・ソーントン」が歌ったブルース。
titleは俗語で、意味は「女たらし」
パーティーズは、ステージングも万全の体制だ。
一気に古き良き昭和の時代が蘇る。
気分だけでも、タイム・スリップさせてもらおうよ。
パワフルで逞しい、男臭さが満載さ。
酸いも甘いも噛み分けた、人生観が滲み出る悩殺系オーラを発するサイトウ氏は、会場を見渡して心から満足そうに雄叫びをあげています。
転調後のステージ上ではニシヤンのギターが、マシンガン連射のようにフレーズを弾き飛ばす。
ユリくんもふてぶてしくって、いい表情をしているよ。
残り時間をフルに活用して、バッチリと燃焼します。
魂の叫びで大団円。

「ありがとうございました!
ザ・パーティーズでした!!」

観客がステージに向かって、数発のクラッカーを放った!
「パーン!パン!!」
心地よい疲労感がそこかしこに漂っている。
その甘い余韻に酔いしれてみるのも一興だ。

個人的には、まだまだたくさん聞きたい曲があるんだけれども、その楽しみは次回までに持ち越しとしましょう。

 
会場内に流れるBGMは、エルトン・ジョンの「クロコダイル・ロック」
この場には、ふさわしい効果だねえ。

 
****いよいよバンド数は1つとなりました・・・・・
ここからも、ちょっと一筋縄ではいかないツワモノ集団が、締めくくりに向けて登場しますよ!!
当然のごとく・・・・それはあいつらです!!!((´∀`*))****

追記:このライブレポートは、想像以上に数多くの方々が読んでいてくれているようでうれしい限り。
会う人、会う人が賞賛してくれる。
とても励みになります。
たまに辛辣な意見もいただきますが・・・・(-_-;)
それらも全部ひっくるめて、今後の参考とさせていただきます。
さ、次にいってみよう!!
疲れ知らずのベテラン・オーディエンス達は、マナーを守って仲良くそれぞれ思い思いにライブを堪能。
****

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする