宿を取るに当たって ああでもないこうでもない・・・・
私一人なら すぐに決めてしまうんだけれど。 このあたりスキー場がやたらある上に温泉もいっぱいで 泊まるところがいっぱい。 いっぱいありすぎて決められない・・・・って言うやつだね
しかし 基本はペンションが多い。 おまけにわんちゃん一緒でも良いよ・・・と言う宿。
亭主が拒絶するに決まっている。 ふ~~ん 旅館ねぇ・・・・・ 最高に難しい条件かも知れない。
あ あった~ と見つけたのが戸狩温泉の岸田屋 ね? 名前が旅館でしょ?
何ともとっちらかた印象のある玄関 昔は大きなお屋敷だったように見える
池を含む立派な庭があり 蔵もどっしりしたのが建っている。
それなのに 何これ?
私はテツコちゃんではないので落ち着かないったらありゃしない。
どきどきしてドアを開けたら あ~ぁ 良かった~
写真通りの部屋だった。
部屋はお掃除が行き届いていて一安心。 ご飯は? 駅弁が出たらどうしよう?
でもそうなっても仕方ないぐらいの 徹底した鉄道マニア色だった。
馬刺し カボチャの肉そぼろあん 信州豚のショウガ焼き エゴ
天麩羅
そして おつゆ代わりに おうどんが出た。
期待していなかったからそのおいしさにびっくり。 何でも野菜は 家庭菜園で作るものだとか。。。。
そしてもっと驚きは ご飯を竈で炊いてくれること
今時見たことので 興味津々
お焦げも出来て 香ばしく ごま塩でもあればそれだけで何膳でも行けそうな・・・・・
良い意味で裏切られて 嬉しい。 お風呂も とても柔らくてつるつるとした良いお湯だった。 亭主なんぞは何度も何度も入っていた。 何回入っても もう綺麗にはなれんって・・・
朝ご飯
モロヘイヤのおひたし 卵焼き ウィンナ ひじき 海苔 キュウリの漬け物
そして これがとてもおいしかったのだけれど ししゃものからあげ。。。と言うかフリッター?
これで十分おなかいっぱいになるのだけれど 更にトウモロコシの蒸したもの
おいしかった~
かくして驚きで始まった岸田屋の夜だったけれど 亭主はとても気に入ってしまったようで
「ここを我が家の 別荘代わりにしよう」と言ってくる
ま 鉄道ファンでない私には ただのゴミにしか見えない コレクションに慣れたら 安くておいしくて 良いところかも知れない。
帰りには 外まで送ってくれて「枝豆持って行かれますか?」と
目を白黒していると 畑から ごそっ ごそっと抜いてきて渡された なんて素敵な贈り物
私も 物をもらったからと言うわけでは無いけれど また来ても良いな・・・・と 10月にまた 行くつもり。今度は信越トレイルも歩くよ。
おまけだけれど
信州の野菜があまりにおいしかったので 道の駅で いっぱい野菜を買い込む。 スクナカボチャ ピーマン 桃 ボタン胡椒。。。。
「野菜を買いに また来よう」って 亭主 おいおい いくら安くておいしくてもそれはめちゃ贅沢やろ?
そういえば あの鉄道コレクションは ご主人が元国鉄マンだったんだって。現役の仲間がしょっちゅういらなくなった物を持ってくるとかで。。。。鉄道ファンの人おすすめだよ~