Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

飯山で過ごした夏休みⅣ 驚きの宿

2011-09-07 23:53:45 | 旅行記

宿を取るに当たって ああでもないこうでもない・・・・

私一人なら すぐに決めてしまうんだけれど。 このあたりスキー場がやたらある上に温泉もいっぱいで 泊まるところがいっぱい。 いっぱいありすぎて決められない・・・・って言うやつだね

しかし 基本はペンションが多い。 おまけにわんちゃん一緒でも良いよ・・・と言う宿。

亭主が拒絶するに決まっている。 ふ~~ん 旅館ねぇ・・・・・ 最高に難しい条件かも知れない。

あ あった~  と見つけたのが戸狩温泉の岸田屋  ね? 名前が旅館でしょ?

Genkan行ってみてびっくり

何ともとっちらかた印象のある玄関 昔は大きなお屋敷だったように見える

池を含む立派な庭があり 蔵もどっしりしたのが建っている。

それなのに 何これ? 

Orenji_3
ホームページの写真と全く違うんですけれど・・・・

Ekimeiどこで集めたか こんなので壁はぎっしり

Kaidan_2階段もこう

Tenjyou_2
天井もこうだよ

私はテツコちゃんではないので落ち着かないったらありゃしない。

Heya
やっとたどり着いた部屋は L特急?

どきどきしてドアを開けたら あ~ぁ 良かった~

写真通りの部屋だった。

部屋はお掃除が行き届いていて一安心。 ご飯は? 駅弁が出たらどうしよう?

Gohan大丈夫だったよ

でもそうなっても仕方ないぐらいの 徹底した鉄道マニア色だった。

馬刺し カボチャの肉そぼろあん 信州豚のショウガ焼き エゴ

Furaiシタビラメのフライ ・・・・だったと思うな

天麩羅

そして おつゆ代わりに おうどんが出た。

期待していなかったからそのおいしさにびっくり。 何でも野菜は 家庭菜園で作るものだとか。。。。

そしてもっと驚きは ご飯を竈で炊いてくれること

今時見たことので 興味津々

お焦げも出来て 香ばしく ごま塩でもあればそれだけで何膳でも行けそうな・・・・・

良い意味で裏切られて 嬉しい。 お風呂も とても柔らくてつるつるとした良いお湯だった。 亭主なんぞは何度も何度も入っていた。 何回入っても もう綺麗にはなれんって・・・

朝ご飯

Asagohan_2
モロヘイヤのおひたし 卵焼き ウィンナ ひじき 海苔 キュウリの漬け物

そして これがとてもおいしかったのだけれど ししゃものからあげ。。。と言うかフリッター?

Sisyamo
これで十分おなかいっぱいになるのだけれど 更にトウモロコシの蒸したもの

おいしかった~

Toumorokosi
かくして驚きで始まった岸田屋の夜だったけれど 亭主はとても気に入ってしまったようで

「ここを我が家の 別荘代わりにしよう」と言ってくる

ま 鉄道ファンでない私には ただのゴミにしか見えない コレクションに慣れたら 安くておいしくて 良いところかも知れない。

帰りには 外まで送ってくれて「枝豆持って行かれますか?」と

目を白黒していると 畑から ごそっ ごそっと抜いてきて渡された  なんて素敵な贈り物

私も 物をもらったからと言うわけでは無いけれど また来ても良いな・・・・と 10月にまた 行くつもり。今度は信越トレイルも歩くよ。

おまけだけれど

信州の野菜があまりにおいしかったので 道の駅で いっぱい野菜を買い込む。 スクナカボチャ ピーマン 桃 ボタン胡椒。。。。

「野菜を買いに また来よう」って 亭主 おいおい いくら安くておいしくてもそれはめちゃ贅沢やろ?

そういえば あの鉄道コレクションは ご主人が元国鉄マンだったんだって。現役の仲間がしょっちゅういらなくなった物を持ってくるとかで。。。。鉄道ファンの人おすすめだよ~

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飯山で過ごした夏休みⅢ 北竜湖から栄村まで

2011-09-07 20:53:12 | 旅行記

仁王門から右に小菅神社奥社へ向かう途中の 講堂を左へ入っていくと いきなり山道

クネクネとどのくらい行くだろう? さほど走るわけでは無いのだけれど 急に森の中に入ってしまうので少し不安に・・・・突然現れる 北竜湖

Hokuryuuko
ハートの格好をしている湖だそうだ。

湖畔にはキャンプ地あり 文化学園のものだと聞いたように思うのだけれど立派な建物が

今日は 散策はしない。 亭主は 対岸の人が気になる様子。 先ほどの小菅神社奥社の杉並木が向こう岸には繋がっているらしい。

Siryoukan今日はこちらの資料館へ入ってみる。

展示物は日本のおもちゃ展だそうだ

なかなか沢山のおもちゃが集められている。

懐かしい。

江戸後期に建造された飯山城下の旧家を移築復元したものだそうで その内装は立派なものだった。

Zasiki

Irori
とても良い材料が使ってあります。柱も太くて 塗りも美しい。

シンプルなのにため息の出そうな美しさです。

Nureen懐かしさもあります。

祖父母の家を見ているような。。。

Fusuma
ふすまにはめ込まれている細工物はどうやって作るのだろう?

飛騨に千鳥格子の細工物がある。 どこにも切り込みは無く 木をはめ込んで作る模様

美しくて繊細。。。。

それを思い出した。

Hokuryuuko2入り口を額縁として北竜湖の景色

計算されたような美しさです。

万歳! 日本の建物

さて宿に行くには少し時間がありすぎ。と言ってどこへ行く?

北竜湖を反対側に降りると野沢温泉  その中を走りながらちょっと思いついたのが栄村

3月の震災で大きな被害があったこと あまり知られていない。栄村は 私が繋ごうと思っている信越トレイルの終点がある場所  道路状況を知りたかったのと 不思議なお地蔵さんに会いたかったから。

お地蔵さんね 5体ほどあるのだけれど 震災の時 みんな揃って震源地の方へ向いたんだって。 科学的に説明されると解るには解るんだけれど やっぱり不思議。

Nouson

こんな景色を見ながらひた走り

新潟県に入ろうかと言うくらい走って 諦めた。

そういえば さえ様のブログに載っていたな。

聞いとけば良かった。

ま 全コースを感じることが出来て良しとするか?

おなかも空いたし 戸狩温泉の宿へ向かう。

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飯山で過ごした夏休みⅡ 廻るも廻ったり山麓巡り 福島新田から小菅へ

2011-09-07 17:38:19 | 旅行記

私が飯山を好きだから 良いところに違いないと来たがっただけの亭主 どこへ行きたい? と聞いても答えが返るはずもなく

時間にゆとりがあるのなら 信越トレイルの続きをやりたいところだけれど 退職三日前 そう休むわけにも行かず 明日は早朝に宿を出ないと行けない。

でダイジェスト版飯山の始まり~~~

高橋まゆみ美術館へ行って(これはもう何度も見たし 展示品は全く変わらないので あんまり感動しない。 初めてデパートで見たときは号泣だったのに)

まだ行っていない 飯山城址に行くことにした。 私が行ってないところも加えないと・・・

Mon
丘を平にして作った平城で 常磐牧の泉氏の居城だったけれど後に上杉の属城となり 信州進出の拠点となっている。

景勝の修築と言われる城は 思ったよりこじんまりしていたけれど 大事な城だったに違いない。

Isigaki

Isigaki2_2

次に瑞穂地区  これも私につられて見た映画阿弥陀堂だよりの 重要なロケ地である 神戸の大銀杏と さんべの阿弥陀堂がある。 これ見せときゃ 納得?

信濃川を渡って反対側の山の中腹に向かう。 ここにも棚田がいっぱいあって 一時はバスツアーもあったようだ。 今は本来の静かさを取り戻している。棚田の一番上から見下ろすと 千曲川がきらきら光って綺麗。

Iiyama

映画で 懐かしく美しい場所であった神戸の大銀杏へ行く。

Ooicyou
映画の中では実に美しい風景だったけれどやつはきっと覚えていない。

ふ~~んってかんじ

子供達の歌声が聞こえる。

Ooicyou2
そうそう 去年だったか タクシーの運転手さんと頭を突っ込んで眺めた大銀杏の中の小さな祠

下の方の枝が少し切り払われたみたい 見やすくなっているよ

Senjyukannon
何とも優しい表情の仏様が続く

これは突き当たりの森の中万仏山33ヶ所観世音の一つ

少し暗くて まだ行く勇気が持てないでいる。

Senninsou

センニンソウが咲いている。

Kusafuji棚田の脇は野の草花がいっぱい。 何でもないのに心和む

Amidadou2_3
阿弥陀堂が見えてきた。

映画のセットとして作られた阿弥陀堂はすっかり周りの景色となじんで

阿弥陀堂を守っていたおうめさん(北林谷栄さん)は 遠くに行ってしまったけれど 「ほう 」って戸を開けて待っているような気がする。

Amidadou
風を入れるために戸を開けてしばらく佇む。

堂内にはトカゲがちょろちょろしていた。

おうめさん 悪ふざけ?

Kosumosuもう 訪れる人も無くなったのかな?と思っていたけれど 帰る途中 三組の観光客に出会った。

時々は訪れて上げてください。 おうめさん寂しがりますから。

Nioumon小菅神社が 繁栄を極めた頃の面影を偲ばせる仁王門 

今日は小菅地区を歩くことは無理なので そのまま北竜湖へ向かう。

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飯山で過ごした夏休みⅠ  富倉のそばを味わう

2011-09-07 15:15:02 | 旅行記

まだ 辞めることが決定していなかった頃 亭主がカレンダー見ながら言う。

「ねぇ この火曜日 僕も休みだよ 飯山に行こう。」

「飯山って どこか知ってるの?」

「だって 僕はまだ行ったこと無いもの。」

Yaburan

つまり お盆休み あんたは何度も行っているか知らないけれど僕はいったこと無い。 僕だって行きたいじゃん・・・・と言うわけ

しょうがない 行きますか? 北海道へ行ったあと 連休をまた取るのはちょっと・・・・ 次の日お昼までに帰ってくるんだよ

と言うわけで 私が案内役の 飯山を回るだけの夏休み出発です。

いつものように姨捨で高速道路を降ります。 棚田を見るためです。 暑い~~

Tanada2
暑さに 亭主は早くも音を上げています。

電話をしたりして 全然興味なさそうです。

なんじゃい

確かにこの時期の棚田は 緑一色で ビジュアル的には ちょっと弱いかも

姨捨山ってここのこと?

うん~~ ちょっと 自信なさげに返事をしたのは 姨捨山の話は冠着山という姨捨にある山とは聞いていたけれど この棚田に年寄りを集めても・・・・と思ってしまったから。

Cyourakuji
月の名所(田毎の月)で 芭蕉にもゆかりのお寺長楽寺

いつもはここでお茶をいただくのだけれど 今日は先を急ぐので 棚田を散策したあと あのでっかい岩に登って 川中島方面を(たぶん)見る。

Fukan良い景色やぁ

退屈そうな亭主

行きたいって言うな

お昼 お昼

今回は 食べてみたい物があった。 飯山の山深くの里にある 富倉のそば

オヤマボクチをつなぎに使ってあるというそばを 噂には聞いていたけれど食べたことない。

いくよ~

飯山の町を少し行ってから左奥 山の中へどんどんどんどん入っていく どんどんどんどん

Kajikatei

どこの店に入ったら良いのか こんな山の中に店あるのか? 不安になりながら 進むと前を行く車も 富倉へ行く様子。 はじめパンフレットで見た かじか亭を 思っていたけれど 手前に くるっと曲った。  見るとはしば食堂の看板が

よっしゃ~ 私たちも続くよ~

Hasibashokudou
おやぁ? お店はどこ? はしば食堂って書いてはありますけれど あれは 納屋?(失礼)

ただの民家ですけれど・・・・

でも ここがはしば食堂だった。

玄関開けたら 仏間? 部屋に代々の紋付きを着た肖像画が飾ってある部屋。

え~~っ?

小柄なおばあちゃんが まるで飛ぶように走り回っている。

あっけにとられて とりあえずそばと笹寿司を注文して待つ。

Zensai頼んでいないけれど おかずが出る。

韓流定食みたい。。と思ったけれど 信州ではそういえばお茶のお供というかそれぞれのおうちのおかずでもてなしを受けたことを思い出した。

先ほどの長楽寺でも お抹茶を頼むと お茶とお菓子の後に 必ず 果物やお漬け物が出る。 びっくりするやら嬉しいやら・・・

ここでは一テーブルに5皿だったっけ? 200円 徴収されるんだけれど キュウリの漬け物 冷やしトマト ササゲ豆の煮物などが付いていて 亭主大喜び。

走り回っていた元気なおばあちゃんが運んできた 富倉そば

Tomikurasoba_2
ほう これが富倉そばですか?

つなぎにオヤマボクチを入れたそばは腰があっておいしいのだという。

で どうよ?

う~~ん 確かにこし強い。 そばの香りもある 

私はそれなりに楽しめた。何しろ生まれて初めての 噂の富倉そばだからね

で 亭主は。。。。

天麩羅が欲しかったなぁ・・・・と 

あのおばあちゃん ホールさん そばゆで 配膳 お勘定 すべて一人でやっていらした。 更に天麩羅は無理でしょ? そうでなくてもスーパーばあちゃんだよ。

上杉謙信と武田信玄に思いを寄せながら いただいた富倉そばでした。 今度はかじか亭行ってみます。

おなかがいっぱいになったから今度は反対側の山の中腹を巡ってみましょう。

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