このところこの方角の展望を楽しむことが多い。 濃尾平野が果てしなく広いことを改めて感じる。
伊勢湾も見えるはずだけれど ぼんやりしてはっきりは分らない。
舟伏山は 太古の昔は珊瑚礁だった・・・・だって へ~~っ! びっくりです。標高1040メートル。 随分隆起したものです。
そのせいでしょうか? この山はもう少しするとヒルがごそごそする山になるようです。
ここでお昼食べました。 今日はおにぎりを持ってこなかったのでパンを少しかじっただけですが あまりおなか空いて無くて さっき休憩のところでお花博士から戴いた虎屋の羊羹のおかげでエネルギーたっぷりです。
展望を楽しんでいるとき お花博士は山頂付近をうろうろしています。 いつでも何か面白い花は無いかと探していらっしゃるようです。 隣で食事をしたあの二人組も楽しそうです。まだ興奮冷めやらない様子でした。
そうなんだよね 勉強ってとても楽しい。
「フデリンドウみたいな」とお花博士。 山頂直下をごそごそ這い回って・・・・
ありましたがな
この先陽が出てきたためか目にするようになるけれど やっぱりあるはずと見当付けて見つけるのは嬉しい。
お花博士はこの竜胆の美しい色と清楚な感じがお好きと見た。 いつもフデリンドウを探していらっしゃる。
さて 小舟伏山行きましょう。 そう 舟伏山にはもう陽取るのピークがあるのだ。 小舟伏山973メートル。
気持ちの良い雑木林の尾根歩き。
尾根道にはいっぱいありました。
尾根道は花の宝庫です。
ヤブレガサは畑かと思うほど群生していて(美味しそうな葉っぱがいっぱいでした) バイケイソウ ニリンソウ・・・・
「クマガイソウは無いだろうか?」お花博士が山へ行くといつも本気とも冗談とも取れる様子で探します。 この山の様子が梁谷山に似ているから余計そうです。
「クマガイソウは山の斜面崩れそうな厳しいところに多い」と言われてきょろきょろしましたがこれはエビネのようには行きませんでした。
綺麗な花も咲いている。
面白い花で半分に折れ曲がって反り返っている。
二人組はこの花もとても珍しかったらしく 熱心にお花博士の話を聞いている。
少年のように楽しそうにきらきらしている。
左手の下の方に 開かれた土地があった。 いまは草も生えているけれど 割合最近まで家さえ建っていたのではないか?・・と思えるような広さだった。 西大台ヶ原の開拓地に似ている。
三人で探検に出ていった。
あの二人は花探しに絶好調のようである。
その結果終わりかけとは言えカタクリを見つけてきたのだから・・・・・
こんな風で私達は 子供のように山をさまよい その様子に「何か見つけたの?」と人が寄り とても楽しい至福の時を過ごしていたと思う。
「山吹草が下にあるよ。 前に見たとき真っ黄色だった。」と二人組に言われてまた期待に胸が膨らむ。