政局における群馬県知事選の意義
櫻井智志
7月5日に投票される群馬県知事選挙は、ひとつ群馬県だけに限定された選挙ではない。来年の参院選までに、なんと今年のはやいうちに安倍政権は、戦争法案の成立と自衛隊の海外出兵までをも狙っている。
それが停滞しているのは、持続的な政治運動を政党と市民団体が阻止を唱え続けさらに官邸前や全国各地で戦争法案ストップのこえが全国に席巻しているからだ。
その点で、大きなうねりとなって戦争国家づくりを驀進していた安倍政治にかげりが見えている。しかし、安倍総理に自信を持たせているのは、アメリカの軍産複合体をバックボーンとしたネオコンとその手配下の政治家たちの強力な権力である。
自治体選挙であっても、国民の政治意識を反映させる選挙は、ひとつひとつが直接的に国会の反軍国主義か好戦主義かの趨勢に影響する。
先日おこなわれた森県知事選挙では、自公推薦の現職に、共産党、社民党、山本太郎氏、民主党有志が医師の大竹進氏を応援し、その得票率は社共ないし共産党の候補の得票率の最高を記録した。
勝ったか負けたか、だけではない。どのように勝ったか、どのような負けかたか。その過程に重要な視点が必要である。
大竹候補は選挙後に早速医師の仕事に戻りつつも、過疎地の医療について実地におもむき、自らの政治的展望を堂々と展開している。
森県の大竹進候補を支援したあおもり県民のように、今回の群馬県知事選で、
「ぐんまルネッサンス」を目指して、県民と日本共産党代議士と共産党中央の政治的力量をも問われている。ことばの飾りではなく、極めて重大な選挙戦となることは間違いない。
櫻井智志
7月5日に投票される群馬県知事選挙は、ひとつ群馬県だけに限定された選挙ではない。来年の参院選までに、なんと今年のはやいうちに安倍政権は、戦争法案の成立と自衛隊の海外出兵までをも狙っている。
それが停滞しているのは、持続的な政治運動を政党と市民団体が阻止を唱え続けさらに官邸前や全国各地で戦争法案ストップのこえが全国に席巻しているからだ。
その点で、大きなうねりとなって戦争国家づくりを驀進していた安倍政治にかげりが見えている。しかし、安倍総理に自信を持たせているのは、アメリカの軍産複合体をバックボーンとしたネオコンとその手配下の政治家たちの強力な権力である。
自治体選挙であっても、国民の政治意識を反映させる選挙は、ひとつひとつが直接的に国会の反軍国主義か好戦主義かの趨勢に影響する。
先日おこなわれた森県知事選挙では、自公推薦の現職に、共産党、社民党、山本太郎氏、民主党有志が医師の大竹進氏を応援し、その得票率は社共ないし共産党の候補の得票率の最高を記録した。
勝ったか負けたか、だけではない。どのように勝ったか、どのような負けかたか。その過程に重要な視点が必要である。
大竹候補は選挙後に早速医師の仕事に戻りつつも、過疎地の医療について実地におもむき、自らの政治的展望を堂々と展開している。
森県の大竹進候補を支援したあおもり県民のように、今回の群馬県知事選で、
「ぐんまルネッサンス」を目指して、県民と日本共産党代議士と共産党中央の政治的力量をも問われている。ことばの飾りではなく、極めて重大な選挙戦となることは間違いない。