goo blog サービス終了のお知らせ 

【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

声明【政治謀略キャンペーンは選挙のみならず報道の自由と言論の自由の自殺行為】

2016-07-27 18:51:26 | 政治・文化・社会評論
【政治謀略キャンペーンは選挙のみならず報道の自由と言論の自由の自殺行為】

2016/07/27
                  「国民的統一戦線への探求」
                   櫻井 智志・小鮒 智

 以下の記事を拝読し、満身の怒りをこめて、報道と言論の自由を抹殺する大手マスコミの権力加担の仕掛けられた民主主義選挙破壊の暴挙を批判する。


=====以下転載==================



【鳥越俊太郎公式サイト~都政を都民の手に取り戻す会】


週刊新潮への抗議について

2016年7月27日
週刊新潮への抗議について

鳥越俊太郎選挙事務所
明日発売予定の週刊新潮の記事について、本日、鳥越俊太郎氏の弁護団が別紙の抗議文書を週刊新潮に送付し、東京地検への選挙妨害および名誉棄損罪での刑事告訴の準備に入ったことをご報告いたします。
本件に対する問い合わせなどの一切について、弁護団が一元的に対応することとしますのでご承知おきください。

以上
週刊新潮への抗議文 7月27日分(PDF)
http://shuntorigoe.com/wp/wp/wp-content/uploads/2016/07/%E9%80%B1%E5%88%8A%E6%96%B0%E6%BD%AE%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%8A%97%E8%AD%B0%E6%96%87-1.pdf

(以下抗議文書き起こし)


抗議文


週刊新潮編集部 御中



 東京都知事候補である鳥越俊太郎について、明日発売の週刊新潮が、「13年前の『被害女性』証言記録」と見出しを打った記事を掲載することがわかった。すでに週刊文春に対しても抗議しているとおり、本件は事実無根である。


 ところが、週刊新潮は、13年前に記事にすることを断念したにも係わらず、今回新たな取材をすることなく、しかも選挙期間中に、2003年6月の取材を元にして、2003年当時A子氏なる人物から聞き取ったとされる一方的な供述に基づいて記事を掲載しようとしている。しかし、上記記事は、取材記録の一部を記事にしただけであり、A子氏の供述を裏付ける客観的な証拠が一切示されていない。

 それどころか、週刊新潮は、鳥越俊太郎とA子氏が二人きりで別荘に行ったなどと記事にするが、その日付について2002年の「8月初め」とするだけで特定していない。これでは、鳥越俊太郎が当日のアリバイ等反論をしようにも、その手段を奪われている状態にある。


 そもそも、痴漢えん罪事件が絶えないのは、被害者とされる女性の供述のみに基づいて起訴されることにある。本件もまさに、A子氏及びA子氏の恋人の供述のみを元にして書かれているのであり、週刊新潮の記事は同種のたぐいである。


 週刊新潮は、「鳥越氏が都知事に相応しいかどうかを考える際の判断材料として、13年前の証言を掲載した次第である。」としている。報道の自由、言論の自由は当然ながら保障されるべきものであるが、選挙となっている本件の場合は特にA子氏の証言が真実であることの客観的証拠を示した上で有権者に問うべきであるし、それこそが公共性を問うためには重要であると考える。

 記事にある案件については、事前にFAXによる取材があり、本人に確認の上、弁護団から事実無根であると文書で明確に否定する回答をするとともに、無責任に記事化すれば選挙妨害になると強く警告した。しかしながら、記事は、13年前の一方的な証言だけに基づき、いかにも真実であるかのごとき印象を与えるものとなっている。

 こうした手法で有権者に意図的に誤った印象を与えようとする行為は、明確な選挙妨害であり、公職選挙法148条1項但書によって禁止される「虚偽の事項を記載し又は事実を歪曲して記載する等表現の自由を濫用して選挙の公正を害」する行為に他ならず、同法235条の2に規定する罰則の対象にもなりうる行為である。また、刑法230条1項の名誉棄損罪を構成する。


 弁護団は、週刊新潮に対し、強く抗議する。また、明日にも東京地検に刑事告訴すべく準備を進めていることを申し添える。
なお、本件に対する問い合わせなどの一切は、弁護団が対応する。くれぐれも、鳥越本人の選挙運動に対し、これ以上の妨害とならないよう、求める。

2016年7月27日
弁護士 藤 田 謹 也
弁護士 五百蔵 洋 一


=====転載終了==============

《前説  日米最低選挙事情》+ 【孫崎享のつぶやき】

2016-07-27 11:56:18 | 転載と私見
前説     日米最低選挙事情


 日本では東京都知事選で激しい選挙戦が展開されている。自民党候補二人が都民を欺く「仕掛け芝居」を演じ、大手マスコミは自民党「仕掛け芝居」を全面的に援助をしている。反自民候補鳥越俊太郎氏には、よってたかって叩き潰す大量宣伝効果をあげている。一方、自民系の二人の候補には、「日本会議」副会長歴任や選挙にでる元秘書へのペーパーカンパニーを通じての違法献金など、マスコミは「日刊ゲンダイ」以外は全く取り上げていない。

 一方アメリカの大統領選挙は国際的な影響力では、東京都知事選などその比ではない。共和党トランプはポピュリストにして全体主義、差別主義であり、民主党ヒラリー・クリンプトンは、ネオコンべったりでアメリカ軍産複合体のマリオネット。候補者自体に両党とも問題点があり、ポスト・オバマ大統領の両者は、アメリカも国際的にもよいことはきわめて少ない最低候補である。
トランプ・小池百合子・安倍晋三。最大公約数は、大衆迎合主義、ポピュリズム政治家であること。(櫻井 智志)


【孫崎享のつぶやき】

米国大統領選挙、世論調査トランプ氏、平均支持率でリード…5月下旬以来。米国マスコミ徹底したトランプ批判の中。ツイッター・フォロワー数T1020万、ヒラリー770万,

2016-07-27 05:362



A:事実関係

1:26日読売オンライン「トランプ氏、平均支持率でリード…5月下旬以来」11月に行われる米大統領選での1対1での対決を想定した世論調査の平均支持率で、共和党候補のドナルド・トランプ氏(70)が25日、民主党候補になるヒラリー・クリントン前国務長官(68)を上回った。

 米政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が集計した25日現在の各調査の支持率平均は、トランプ氏が44・3%、クリントン氏が44・1%だった。トランプ氏がリードするのは5月下旬以来。18~21日に開かれた共和党大会で注目を集め、支持率が上昇した。

 参考

実施メディア     日時     トランプ%    ヒラリー%
CNN/ORC      7/22 - 7/24      48          45
CBS News      7/22 - 7/24      44          43
Economist/YouGov  7/23 - 7/24      42          47
LA Times/USC    7/18 - 7/24      45          41
Reuters/Ipsos    7/16 - 7/20      36          40
NBC News/SM     7/11 - 7/17     45          46




B:評価


・トランプに対し、大手メディア、著名政治家等激しい非難の中この現象は異常である。

・ただし今回の選挙の特徴は共和党、民主党ともに既存勢力に対する不信がある。

・その間隙を埋めるのがソーシャルメディアであるが、ツイッターフォロアー数では一時期両社ほぼ同数であったが現在トランプが大きくリードしている。

  トランプ: 10,207,308
  ヒラリー: 7,708,732

 直近の3つを紹介する。圧倒的にトランプの方が面白い


 トランプのツイッター
・サンダースの裏切り、Bernie Sanders totally sold out to Crooked Hillary Clinton. All of that work, energy and money, and nothing to show for it! Waste of time.
・エリザベス・ウォーレンの裏切り。憎むヒラリーを称賛。
 Elizabeth Warren, often referred to as Pocahontas, just misrepresented me and spoke glowingly about Crooked Hillary, who she always hated!
・サンダースの裏切りBernie Sanders totally sold out to Crooked Hillary Clinton. All of that work, energy and money, and nothing to show for it! Waste of time.



ヒラリーのツイート
・女性が大統領になれる。リツイート“Because of Hillary Clinton, my daughters...can take it for granted that a woman can be president.”
・サンダースの称賛。Hillary Clinton will make an outstanding president and I am proud to stand with her tonight.” ―@BernieSanders
・サンダースの称賛"I served with her in the United States Senate and know her as a fierce advocate for the rights of children.” ―@BernieSanders


 注、民主党のサンダース支持者の中には裏切られた感強い。

・現在の差、1%はどうにでもなる数字で、現在世論調査では動向不明である。
・選挙直近に何が問題になるかである。
・概して言えることは、ヒラリーが支持基盤を増やす可能性はない。不安定材料は相当抱えている。
・トランプはメディア扱いはほぼ最悪を経験してきている。選挙戦が近づくにつれて、現在ほとんどない共和党議員の支持も増えよう。