【仮説 安倍総理と小池百合子候補の高等戦略はあと3日で成功か?】
櫻井 智志
A:
東京都知事選について、私はずっと経過は東京新聞本紙としんぶん赤旗デジタルで追ってきた。水面下の裏事情については、
「日刊ゲンダイ」デジタルとインターネットサイト「リテラ」を参考とした。大手の新聞は一切参考としなかった。テレビもJ
NNネットワークTBS「報道特集」(土曜日夕方)以外は、情報としてであり、真偽や本質については鵜呑みにしたものはな
にもない。
自民党が担いだ猪瀬・桝添の直近の歴代知事が、汚職辞職で連続中途退場。危機感をもつ安倍政権が繰り出した高等戦略が今回の手法である。
①自民党員の小池百合子氏が、小泉劇場の手法で浮動層票、女性同情票を集める
②県知事の実績をもつ増田寛也氏を与党公認候補として担ぎ、二面作戦を進める
③-1 反与党候補が野党統一候補と決まった段階から、自民党に親しい民進党関係者を使い、候補決定をのばしにのばす
^2 そのことが災いして、鳥越俊太郎氏と宇都宮健児氏の離反が生じた
-3 マスコミ・インターネットを駆使して、鳥越候補の醜聞を前代未聞の抵触法規の最大限度規模でキャンペーン化する
以上は仮説である。
これらの仮説が事実かどうかは、7月31日に結果となって、真偽が明確となる。
B:
===(資料のひとつを転載します)===
【日刊ゲンダイ】転載
安倍首相が都知事選に“白旗” VTRで増田氏応援のお茶濁し
2016年7月28日
前回の都知事選では応援にシャカリキだった(C)日刊ゲンダイ
「増田さんは厳しい。小池さんに追いつけそうにない。官邸は諦めました」(官邸事情通)
都知事選は投票日まであと3日。自民党東京都連は組織をフル稼働させ、大逆転劇に望みをつないでいるが、安倍官邸はすで
に“白旗”を揚げたようだ。
その象徴が安倍首相の「ビデオメッセージ」だ。自公推薦の増田寛也候補を応援するもので、26日午前に自民党本部で収録
、その日から個人演説会やSNSで流されている。内容こそ、〈都民の皆さんの信頼を回復できるのは増田ひろやさんが最も相
応しい〉というものだが、選挙は官邸のお膝下の東京だ。遠方で行けない場所じゃないし、首相動静を見ても、多忙を極めてい
るわけじゃない。勝ち目がないから応援に入らないわけで、ビデオメッセージでお茶を濁しているのは明らかだ。
実際、メッセージを収録した26日は、午後2時から党本部のホールで増田氏のために「23区各種団体総決起大会」が開か
れ、菅官房長官が出席している。その時間、安倍首相は官邸におり、来客との会談もなかった。車で1分かからない党本部に行
くのは訳ないはずだ。さらに、午後7時には板橋で個人演説会が開かれていたが、安倍首相は外神田で食事をしていた。相手は
要人でも財界人でもなく、身内の秘書官だ。
27日は福岡で開かれた全国自治体首長の懇談会と「一億総活躍・地方創生全国大会」に出席したが、「総務相か1億総活躍
相か地方創生相が出席すればいい会議。安倍さんは都知事選の応援に行きたくないので、無理やり日程を入れている」(前出の
官邸事情通)というのが実情だ。
「前回知事選で舛添さんは『都連推薦』だったのに、安倍さんは街宣車に乗って応援した。今回の増田さんは『党推薦』ですか
ら、支援レベルが一段高いはず。それでも応援に行かないのは、行けないのではなく、行きたくないからでしょう。もっとも都
連は、最終日土曜の安倍さんの応援演説にまだ期待しているようです」(自民党関係者)
都連とケンカしている小池百合子候補は「自民党とは戦っていない。官邸も分かっている」と日刊ゲンダイ本紙のインタビュ
ーで断言していた。安倍首相も増田氏が出馬表明する前、「小池さんでいいんじゃない」と容認していたというから、シナリオ
通りか。
===転載終了===
C:この情勢を打開しうるか
mixi、Facebookのネット上の団体「国民的統一戦線への探求」では、以下の公開書簡を7月26日を提起した。
-------------------------------------
C-1
公開書簡(転載歓迎)【鳥越俊太郎氏陣営と宇都宮健児氏へのお願い】2016/07/26
鳥越俊太郎様・宇都宮健児様
「都政を都民の手に取り戻す会」御中
「希望のまち東京をつくる会」御中
「国民的統一戦線への探求」
主宰者 櫻井智志・小鮒 智拝
突然の公開書簡をご寛恕ください。
私たちは、宇都宮健児様が都知事選に立候補した過去二回の都知事選では、宇都宮当選を、今回は候補鳥越俊太郎様をそれぞれ応援してきた任意のインターネット上での団体です。
都知事選まできょうを含めてわずか五日間の選挙運動期間となってしまいました。当初、小池百合子候補とトップを競っていました鳥越俊太郎候補のマスコミ報道は、「鳥越候補、失速」「苦戦」「第三位」と喧伝し、都民の心理的ダメージをはかる報道を大々的に広げています。北海道補選池田まき候補の市民選挙に始まり、参院選一人区での野党統一候補の当選、まもなく行われる「市民と野党共闘」連帯は、今回の都知事選を剣が峰として迎えています。
そんな情勢下で、私たちは当選そのものを求めるだけにとどまらず、活性化している運動の今後を懸念しています。「市民と野党共闘」連帯運動と草の根から続々と鳥越当選に向けて規模の大小にかかわらず、続々と東京都の再生のために鳥越俊太郎候補応援のためにとり組んでいます。けれど、三つの問題があります。
①宇都宮氏が候補をやむなく辞退させられる経緯
②鳥越俊太郎氏への根拠に乏しい醜聞が週刊文春記事となると大手マスコミがスキャンダルとして大々的に拡散したこと
③宇都宮健児氏への同情から一部に、小池候補への投票や鳥越候補への支持減退が噂されている実態
上記三点を克服する上で、私たちはお二人と二団体へ、以下の三点の要請をよろしくお願い申し上げます。
Ⅰ 鳥越氏は、慌ただしい選挙公示前日程のため、宇都宮氏の三度の都知事挑戦の成果をきちんと生かしきれていない。鳥越氏は宇都宮氏と対談し、二回都知事選と今回の出馬に向けて練りに練り上げられた「希望のまち東京をつくる会」の政策を十二分に生かすこと
Ⅱ 鳥越俊太郎候補は宇都宮健児氏を、政策顧問か政策参謀として迎え、都知事選の政策を練り上げるとともに当選してからも政策アドバイザーとして尊重すること
Ⅲ 都知事選公示があまりに遅れたために、ポスター、パンフレット、ちらし等の選挙準備が選挙戦に悪影響を及ぼすことを懸念した宇都宮氏と支援陣営は、準備のために相当の予算を使い、立候補辞退を四野党と鳥越擁立陣営から要請され、間に合うようにとり組んだすべての準備したものが一気に無駄なものとなってしまい巨額の赤字欠損が発生。「希望のまち東京をつくる会」では「うつけんニュース」で二度三度と、赤字補填のためのカンパを要請する状態に陥っている。鳥越氏と「都政を都民の手に取り戻す会」など鳥越支援団体は赤字カンパに協力し、組織的に広範なカンパ運動を展開すること
以上三点につきまして、
ご検討いただきますよう、お願い申し上げます。
------------------------------------------------
この提案には何の応答もなかった。
その後、鳥越候補苦戦と伝えられるなかで、鳥越陣営は宇都宮健児氏に応援を依頼した。それに対して、宇都宮氏は公式サイトで以下の意思を表明された。
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C-2 宇都宮健児氏公式ブログ転載
都知事選の応援要請について
2016.07.27
お知らせ
東京都知事選も終盤を迎えています。
私たちのもとに、電話やメールなどという形で、「鳥越候補の支援に入ってほしい」(あるいは「入るべきではない」)といったさまざまな声が多く寄せられています。
これについての現時点での私たちの対応をご報告します。
本日27日午前中、希望のまち東京をつくる会に対し、鳥越候補の側から初めて公式に応援要請がありました。
これを受けて、私たちは午後、選対スタッフとの協議の場をもち、本日20時、宇都宮が応援要請を受ける政策面などの条件について書面で回答しました。現在そのお返事をお待ちしている状況です。
これまで鳥越候補への支援について多くのご意見を頂戴しておりましたが、私たちは、どこまでも政策本位であること、また、支援について多くの都民の納得を得られる状況が必要であること、また今日まで正式な要請もなされておりませんでしたので、みなさまへのご報告が遅れました。こころよりお詫び申し上げます。また進展がありましたらご報告させていただきます。
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二度都知事選で奮闘し、今回も早くから準備に余念のなかった宇都宮健児氏に、四野党は礼節を以て対応してきたか。その返答が鳥越氏苦戦になってのにわかな応援要請をしても、身勝手と思われてもしかたあるまい。今後、万一宇都宮氏の鳥越候補への街頭応援があれば、それは常人の忍耐限度を超えた聖人君子の為せるわざである。
野党共闘の側は、候補擁立の過程であきらかに不様な失態があったと言わざるを得ない。今後の課題として教訓化するべきであろう。
D まとめ
参院選一人区で野党統一候補が11人も当選し、前回の参院選でわずか数人だったからして、飛躍的な野党候補の発展を示した。衆院選との間にある首都東京の知事選は、今までの都知事選と異なる意味合いをもつ。
ここまで安倍政権側が高等戦術を仕掛けたかどうか?「仮説」と称したゆえんである。
しかし、政権側をここまで猛追した背景には、野党統一候補を支える陣営、応援されている人々、国民的な声援がある。
どのような仕掛けを弄しても、道理にあわぬ戦術はやがて破綻をきたす。投票日まで全力で鳥越俊太郎氏の身を粉にした奮迅を国民的規模で応援しよう。
櫻井 智志
A:
東京都知事選について、私はずっと経過は東京新聞本紙としんぶん赤旗デジタルで追ってきた。水面下の裏事情については、
「日刊ゲンダイ」デジタルとインターネットサイト「リテラ」を参考とした。大手の新聞は一切参考としなかった。テレビもJ
NNネットワークTBS「報道特集」(土曜日夕方)以外は、情報としてであり、真偽や本質については鵜呑みにしたものはな
にもない。
自民党が担いだ猪瀬・桝添の直近の歴代知事が、汚職辞職で連続中途退場。危機感をもつ安倍政権が繰り出した高等戦略が今回の手法である。
①自民党員の小池百合子氏が、小泉劇場の手法で浮動層票、女性同情票を集める
②県知事の実績をもつ増田寛也氏を与党公認候補として担ぎ、二面作戦を進める
③-1 反与党候補が野党統一候補と決まった段階から、自民党に親しい民進党関係者を使い、候補決定をのばしにのばす
^2 そのことが災いして、鳥越俊太郎氏と宇都宮健児氏の離反が生じた
-3 マスコミ・インターネットを駆使して、鳥越候補の醜聞を前代未聞の抵触法規の最大限度規模でキャンペーン化する
以上は仮説である。
これらの仮説が事実かどうかは、7月31日に結果となって、真偽が明確となる。
B:
===(資料のひとつを転載します)===
【日刊ゲンダイ】転載
安倍首相が都知事選に“白旗” VTRで増田氏応援のお茶濁し
2016年7月28日
前回の都知事選では応援にシャカリキだった(C)日刊ゲンダイ
「増田さんは厳しい。小池さんに追いつけそうにない。官邸は諦めました」(官邸事情通)
都知事選は投票日まであと3日。自民党東京都連は組織をフル稼働させ、大逆転劇に望みをつないでいるが、安倍官邸はすで
に“白旗”を揚げたようだ。
その象徴が安倍首相の「ビデオメッセージ」だ。自公推薦の増田寛也候補を応援するもので、26日午前に自民党本部で収録
、その日から個人演説会やSNSで流されている。内容こそ、〈都民の皆さんの信頼を回復できるのは増田ひろやさんが最も相
応しい〉というものだが、選挙は官邸のお膝下の東京だ。遠方で行けない場所じゃないし、首相動静を見ても、多忙を極めてい
るわけじゃない。勝ち目がないから応援に入らないわけで、ビデオメッセージでお茶を濁しているのは明らかだ。
実際、メッセージを収録した26日は、午後2時から党本部のホールで増田氏のために「23区各種団体総決起大会」が開か
れ、菅官房長官が出席している。その時間、安倍首相は官邸におり、来客との会談もなかった。車で1分かからない党本部に行
くのは訳ないはずだ。さらに、午後7時には板橋で個人演説会が開かれていたが、安倍首相は外神田で食事をしていた。相手は
要人でも財界人でもなく、身内の秘書官だ。
27日は福岡で開かれた全国自治体首長の懇談会と「一億総活躍・地方創生全国大会」に出席したが、「総務相か1億総活躍
相か地方創生相が出席すればいい会議。安倍さんは都知事選の応援に行きたくないので、無理やり日程を入れている」(前出の
官邸事情通)というのが実情だ。
「前回知事選で舛添さんは『都連推薦』だったのに、安倍さんは街宣車に乗って応援した。今回の増田さんは『党推薦』ですか
ら、支援レベルが一段高いはず。それでも応援に行かないのは、行けないのではなく、行きたくないからでしょう。もっとも都
連は、最終日土曜の安倍さんの応援演説にまだ期待しているようです」(自民党関係者)
都連とケンカしている小池百合子候補は「自民党とは戦っていない。官邸も分かっている」と日刊ゲンダイ本紙のインタビュ
ーで断言していた。安倍首相も増田氏が出馬表明する前、「小池さんでいいんじゃない」と容認していたというから、シナリオ
通りか。
===転載終了===
C:この情勢を打開しうるか
mixi、Facebookのネット上の団体「国民的統一戦線への探求」では、以下の公開書簡を7月26日を提起した。
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C-1
公開書簡(転載歓迎)【鳥越俊太郎氏陣営と宇都宮健児氏へのお願い】2016/07/26
鳥越俊太郎様・宇都宮健児様
「都政を都民の手に取り戻す会」御中
「希望のまち東京をつくる会」御中
「国民的統一戦線への探求」
主宰者 櫻井智志・小鮒 智拝
突然の公開書簡をご寛恕ください。
私たちは、宇都宮健児様が都知事選に立候補した過去二回の都知事選では、宇都宮当選を、今回は候補鳥越俊太郎様をそれぞれ応援してきた任意のインターネット上での団体です。
都知事選まできょうを含めてわずか五日間の選挙運動期間となってしまいました。当初、小池百合子候補とトップを競っていました鳥越俊太郎候補のマスコミ報道は、「鳥越候補、失速」「苦戦」「第三位」と喧伝し、都民の心理的ダメージをはかる報道を大々的に広げています。北海道補選池田まき候補の市民選挙に始まり、参院選一人区での野党統一候補の当選、まもなく行われる「市民と野党共闘」連帯は、今回の都知事選を剣が峰として迎えています。
そんな情勢下で、私たちは当選そのものを求めるだけにとどまらず、活性化している運動の今後を懸念しています。「市民と野党共闘」連帯運動と草の根から続々と鳥越当選に向けて規模の大小にかかわらず、続々と東京都の再生のために鳥越俊太郎候補応援のためにとり組んでいます。けれど、三つの問題があります。
①宇都宮氏が候補をやむなく辞退させられる経緯
②鳥越俊太郎氏への根拠に乏しい醜聞が週刊文春記事となると大手マスコミがスキャンダルとして大々的に拡散したこと
③宇都宮健児氏への同情から一部に、小池候補への投票や鳥越候補への支持減退が噂されている実態
上記三点を克服する上で、私たちはお二人と二団体へ、以下の三点の要請をよろしくお願い申し上げます。
Ⅰ 鳥越氏は、慌ただしい選挙公示前日程のため、宇都宮氏の三度の都知事挑戦の成果をきちんと生かしきれていない。鳥越氏は宇都宮氏と対談し、二回都知事選と今回の出馬に向けて練りに練り上げられた「希望のまち東京をつくる会」の政策を十二分に生かすこと
Ⅱ 鳥越俊太郎候補は宇都宮健児氏を、政策顧問か政策参謀として迎え、都知事選の政策を練り上げるとともに当選してからも政策アドバイザーとして尊重すること
Ⅲ 都知事選公示があまりに遅れたために、ポスター、パンフレット、ちらし等の選挙準備が選挙戦に悪影響を及ぼすことを懸念した宇都宮氏と支援陣営は、準備のために相当の予算を使い、立候補辞退を四野党と鳥越擁立陣営から要請され、間に合うようにとり組んだすべての準備したものが一気に無駄なものとなってしまい巨額の赤字欠損が発生。「希望のまち東京をつくる会」では「うつけんニュース」で二度三度と、赤字補填のためのカンパを要請する状態に陥っている。鳥越氏と「都政を都民の手に取り戻す会」など鳥越支援団体は赤字カンパに協力し、組織的に広範なカンパ運動を展開すること
以上三点につきまして、
ご検討いただきますよう、お願い申し上げます。
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この提案には何の応答もなかった。
その後、鳥越候補苦戦と伝えられるなかで、鳥越陣営は宇都宮健児氏に応援を依頼した。それに対して、宇都宮氏は公式サイトで以下の意思を表明された。
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C-2 宇都宮健児氏公式ブログ転載
都知事選の応援要請について
2016.07.27
お知らせ
東京都知事選も終盤を迎えています。
私たちのもとに、電話やメールなどという形で、「鳥越候補の支援に入ってほしい」(あるいは「入るべきではない」)といったさまざまな声が多く寄せられています。
これについての現時点での私たちの対応をご報告します。
本日27日午前中、希望のまち東京をつくる会に対し、鳥越候補の側から初めて公式に応援要請がありました。
これを受けて、私たちは午後、選対スタッフとの協議の場をもち、本日20時、宇都宮が応援要請を受ける政策面などの条件について書面で回答しました。現在そのお返事をお待ちしている状況です。
これまで鳥越候補への支援について多くのご意見を頂戴しておりましたが、私たちは、どこまでも政策本位であること、また、支援について多くの都民の納得を得られる状況が必要であること、また今日まで正式な要請もなされておりませんでしたので、みなさまへのご報告が遅れました。こころよりお詫び申し上げます。また進展がありましたらご報告させていただきます。
-------------------------------------------
二度都知事選で奮闘し、今回も早くから準備に余念のなかった宇都宮健児氏に、四野党は礼節を以て対応してきたか。その返答が鳥越氏苦戦になってのにわかな応援要請をしても、身勝手と思われてもしかたあるまい。今後、万一宇都宮氏の鳥越候補への街頭応援があれば、それは常人の忍耐限度を超えた聖人君子の為せるわざである。
野党共闘の側は、候補擁立の過程であきらかに不様な失態があったと言わざるを得ない。今後の課題として教訓化するべきであろう。
D まとめ
参院選一人区で野党統一候補が11人も当選し、前回の参院選でわずか数人だったからして、飛躍的な野党候補の発展を示した。衆院選との間にある首都東京の知事選は、今までの都知事選と異なる意味合いをもつ。
ここまで安倍政権側が高等戦術を仕掛けたかどうか?「仮説」と称したゆえんである。
しかし、政権側をここまで猛追した背景には、野党統一候補を支える陣営、応援されている人々、国民的な声援がある。
どのような仕掛けを弄しても、道理にあわぬ戦術はやがて破綻をきたす。投票日まで全力で鳥越俊太郎氏の身を粉にした奮迅を国民的規模で応援しよう。