【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

【永岡浩一さんからの通信】文化放送ラジオ ロンドンブーツ1号2号田村淳のニュースクラブ(2022/5/7)

2022-05-08 20:34:21 | 転載
【永岡浩一さんからの通信】
文化放送ラジオ ロンドンブーツ1号2号田村淳のニュースクラブ(2022/5/7) 井川直子 シェフたちのコロナ禍を語る、コロナで休業、テイクアウトなど右往左往、政府が国民に選択を強いる状態で、お客さんのために健闘された飲食店の闘いを解説する


 永岡です、文化放送ラジオの、ロンドンブーツ1号2号田村淳のニュースクラブ、今週のすごい人は文筆家の井川(いかわ)直子さん、シェフたちのコロナ禍(https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163913681?msclkid=9a613cedcdbd11ec83beee77aa17a0ca )を書かれて、それについて語られました。弁護士の正木裕美さん、アナウンサーの砂山圭太郎さんも同席でした。

 井川さん、広告代理店を経てライター、イタリア料理の本も書かれて、この本は食生活ジャーナリスト大賞に選ばれて、20年前イタリア旅行して、田舎町には日本人はおらず、が、レストランに行くと日本人シェフがいて修行中、有名レストランが多く、そこで多くの日本人コックがいて、自分のやりたいことのために来ている人を知り、24人に話を聞いて本にして、食のことを書かれたもの、イタリア旅行をきっかけにこの道に入った。ダンチュに連載、料理より人を書いているもの。

 今回はコロナ禍で飲食店の模様を取材されて、2020年の2,3月、ダイヤモンドプリンセス号のことでテレビは一色だが、その際にお店休みになった(緊急事態の前)ということ、飲食店に経験はなく、淳さんはリモートでやっていたものの、飲食店はお客さんが来ないと話にならず、国も東京都も外出するな、会食するな、しかし補償なしで、飲食店は開けるべきか迷い、飲食店は一人でもお客さんならやるべき、なかなか大変。淳さんは食がないと生きられない、エンタメではないと説かれて、そして淳さんはデリバリーで行けても飲食店は大変と説かれて、正木さん、家賃も払えず大変、そしてどうして声を本にされたかを問われて、井川さん、東日本大震災で何もできず、東京で食べて応援のみ。そして困っている人に何が困っているか聞くのは大変だが、お店は自分で決めるしかなく、SNSを見たら、何が正解か誰もわからず、その後に、営業するのもしないのも大変との声を見て、正解を求める声を頼りに取材。

 淳さん、シェフの皆さん、腕の振るいようがなかったと説かれて、井川さん、アスリートと同じ、体でやり、シェフも、バーテンダーも現場に立つことで意味があり、休業は大変。さらに不安なのは、芸能もそうだが、「不要不急」がみんなを傷つけて、今すぐに必要でないは、世界から取り残されている、満席の店が空っぽ、自分は世の中にいるのかと問われたもの、淳さんはユーチューブで発信されて、マリオカートでやったら助かったと言われて、求めていた人を見つけたが、シェフはどうかと問われて、井川さん、SNSを知っていたらインスタライヴは出来たが、夫婦二人、高齢のお店だと出来ず、社会とどうつながれるか、精神状態をどう維持するか大変。

 ここで34人に取材、全員事情は異なり、あそこは休める余裕があるとか、みんな休んでいるのにやっていると陰口、しかしどういう事情で店をやる、閉めるか、それで分断を減らせると思い、老舗の焼き鳥屋、開店半年の店など取材、それも1日ごとに事情は異なり、毎日の取材は大変、1.6日に一軒取材、井川さんはゆっくり書かれて、すると翌日に休業要請などになり、そういう葛藤を追跡、どのシェフが、いつ判断したか、そして34人の共通項、自分は何のため、人を喜ばせたいは共通している、人間の喜びのために働きたい、食べるものを作る人はそういう思考回路になる。

 コロナ禍は続いて、これはシェフだけでなく、働き方も変化、営業しても時間短縮、早く帰れて家族と夕食を20年ぶりに食べられた人もいた。淳さんは当時、自粛要請に従い、があるラーメン店がやっていて(具体名は言わないが)、どうして開けているかと問うと、お腹空かして食べたい人がいるから、批判もされるが、儲けるためではなく、自分の模索のため、テレビのニュースだけでは伝わらないと説かれて、そしてシェフが苦悩していたもの、イタリアレストランのシェフ、テイクアウトとデリバリーにして、お客さんが配達したら喜んでくれるというもの、井川さんは原付でオリジナルの料理を作り、それをSNSに載せて、配達をシェフがしたら喜ばれて、井川さんも頼んで、感激、そして段々慣れて、頼みたい人も増えて、バイクではなく車で配達、SNSで知った人が買ってくれた。

 しかし、もちろん売り上げはそれまでより激減、協力金も不十分、ここは人気店だがそれでも2カ月先に閉店の可能性もあり、家賃、人件費も大変、お店が大きいと大変だし、チェーン店も大変。銀座の飲み屋さんだと、テイクアウトに切り替えて、食べても買いに行き、しかしテイクアウトばかりだとしんどく、みんな仕事が減り、同情ならどうか、お客さんは疲れていて、飲食店は疲れている人を元気にしたい、酒場でも、ランチタイムも夜も通し営業に、いつでも、苦しかったらおいで、しかしそれも大変。先のラーメン店と同じく大変、酒場は人間が不安な時に寄り添える場所だと店主は語り、しかし2020年のGWには銀座はゴーストタウン、パニック映画みたいな中でされて、世界で、ここに灯りあり、と示した。

 この本は、政治家にも読んでほしいと淳さんも説かれて、そして銀座のお寿司屋さん、日の目を見るのに時間がかかり、ミシュラン二つ星になったとたんにコロナ禍、走り続けて、気づかなかったもの、弟子に技術継承などして、家族と過ごせて、ワインを勉強して、プロに任せていたものを、これはすしに合うワインだと模索。

 正木さん、これらのもので境遇は全く異なり、しっかり見つめられたことを評価されて、シェフは、料理人は最前線で闘っているという、非常事態に頑張り、そしてコロナ禍2年、お酒出せない、乗り越えても次の壁で精神面を気遣われて、井川さん、緊急事態が明けても、何度も心おられて、ブレーキとアクセル大変、飲食店はクラスターと叩かれて、しかしお客さんが早くやって欲しい、二なり、淳さん、アクリル板は換気に悪いという人もいて、淳さんはアクリル板に付き合うが、このデータではどうかと誰も言わず、リーダーが国民に答えを見つけろというのは無責任だと説かれて、井川さん、お店に選択を丸投げで大変、店主は信念を持ち、アクリル板、ない方が換気にいいと判断するものがあり、お客さんが信じられるお店を支援したい、淳さんもシェフたちを応援したい。井川さん、50年後、100年後に心臓の鼓動が伝わるように書いたと締めくくられました。

 私は外食、週に2度ほど昼食でやる程度でしたが、2年前はパニック、お店全滅、神戸でも閉店になったところは多数あり、そして今も戦争もあり物価高で苦労しているものの、飲食店、応援したいと思いました、以上、井川さんのお話でした。