【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

【永岡浩一さんからの通信】J-WAVE JAM THE WORLD-UP CLOSE(2022/5/9)

2022-05-09 21:54:19 | 転載
【永岡浩一さんからの通信】
J-WAVE JAM THE WORLD-UP CLOSE(2022/5/9) 津田大介&斉加尚代 映画「教育と愛国」を語る、20年間の安倍自民と維新による日本社会のネトウヨ化のシンボル、教育の自由はなく、戦争のための人材育成の強要、取材拒否ラッシュの閉塞日本、教育のネトウヨ化を野放しにしたら日本も世界も破綻を警告する!


 永岡です、アマゾンミュージック配信のJAM THE WORLD-UP CLOSE、映画「教育と愛国」、MBSの斉加尚代さんが出られました(https://music.amazon.co.jp/podcasts/8b57f1db-5114-443e-8ff9-eb4f6c35dc41/jam-the-world---up-close?returnFromLogin=1&referer=https%3A%2F%2Fmusic.amazon.co.jp%2Fpodcasts%2F8b57f1db-5114-443e-8ff9-eb4f6c35dc41%2Fjam-the-world---up-close%3FreturnFromLogin%3D1& )。ホストはジャーナリストの津田大介さんでした。津田さん、以前ウクライナにてヒットラー、ムッソリーニと昭和天皇がファシストとして同一視されたことに日本のネトウヨが抗議のこと、日本社会のネトウヨ化を危惧されました。もちろんこの件も、第2次安倍政権による日本社会のネトウヨ化と同根のものです。

 教育と愛国(https://www.mbs.jp/kyoiku-aikoku/?msclkid=eba14617cf6311ecb3559b12e05212ee )は今週13日から公開、2006年の第1次安倍政権で教育基本法改悪、1947年のものにない愛国心を強要されて、日本社会の変化を描いたもの、MBSディレクターの斉加さん、映像の専属ディレクター、2017年のテレビを元に映画化したもの、津田さんも斉加さんの番組に注目されて、映画公開は初、映像でも2作目、MBSは映画にはあまり乗り出さず、そして教育と愛国をテレビで取り上げたのは、斉加さん、2017年4月に企画書を書いて、小学校の道徳教科書検定、これは道徳とは戦前の軍国主義を支えて、しかし敗戦後73年、パン屋が和菓子屋に改竄、パン屋は愛国ではないのか、ここに教科書の問題点を見つけて、そして2006年の教育基本法改悪の流れで、このタイトルをつけたもの。

 このドキュメンタリー、地元のパン屋を子供が支えるが、和菓子屋というトンデモ、アホかと最初は笑えるが、もちろんえげつないもの、最後は笑えないと津田さん説かれて、斉加さん、伝統と文化、国を愛していない(笑)、パン屋は昔からあり、和菓子も中国、朝鮮半島の影響があるのに、であり、そして津田さん、放映時ネトウヨから叩かれたかと問われて、斉加さん、自民から言われずとも、歴史教科書の版元に抗議のハガキ殺到のもとがあり、これは津田さんも問題視されて、安倍氏の本拠地、山口の甲府の市長が組織でハガキ、自民の市議がこれを叩き、政治と教育は、政党を越えて深刻なものがあると感じた。

 そして、テレビから5年後、107分の映画にされたもの、この5年の変化は、より閉塞感に満ちて、追加取材を申し込み、日本の教科書は薄い紙にカラフルで、その印刷を取材しようとして、発行元の了解を得られず断られて、発行元は取材されたら自民ににらまれる、政治が教育現場に圧力の映画に取材はアカン、その取材拒否は予想以上、えげつない安倍自民の圧力に、コロナ禍もあり、斉加さん驚いた。津田さんも斉加さんの取材を評価されて、教育現場で愛国教育のものが描かれたことは意味があり、出演交渉は大変かと問われて、斉加さん、メール、手紙で何度も打診、東大の伊東名誉教授もそう、文科省の教科書課長に2カ月お願い、外務省の事務次官が説得してくれて取材OK、津田さん、それで何言っているんだと説かれて、斉加さん、自分たちの理屈を正当化するためにデタラメ、津田さんも圧力を認めていると説かれて、斉加さん、文科省にも圧力、教科書の調査官、その看板すら撮影拒否にビックリ。

 津田さんは、小学校の時は道徳はどうでもいいものから必須になった危惧を説かれて、津田さんの時代にこんなアホなものはなく、教育現場について、斉加さん、善悪の判断を小学2年にやり、校長が教科書通りに教えるがそれは危うく、後半、自分のプリントを渡してやっていたが、道徳に、徳目が20もあり、実質教育勅語の再来、愛国心もそう、小学校低学年に、好き嫌いを越えて社会正義、先生を敬愛するなど、学校でやるべきものではなく、戦前の修身の再来、民主化教育を真剣に考えた先生は批判。子供たちは、斉加さん、津田さんの時代の道徳は評価になく、が、2011年から内申書に関り、子供たちは逆らうと志望校に行けない。

 津田さん、教科書検定、自治体の教育も変化、教科書を作る人の葛藤も斉加さんの描かれたものを評価されて、斉加さん、1947年の教育基本法は戦前の教育が国家権力の代弁者、戦争のためのものへの反省から作られて、が、ネトウヨ安倍氏らのやったことは、歴史の記述でも、学問としてではなく、新しいものには根拠が求められるのに、愛国心のために法律が曲げられて、政府の決めたことが歴史になり、今戦争しているロシア並み、学術で緻密であるべき学問が政府、戦争のためは冗談ではなく、教育が政府、戦争のためになり、敗戦後77年、曲がり角を越えてしまった。

 津田さん、映画の後半、菅政権で従軍慰安婦削除しないとおまんま食い上げ、政府が右というと逆らえず、そして教科書検定はパン屋→和菓子屋とえげつない改竄を経ても、ネトウヨが納得しないと反日極左と叩き、第1次安倍政権に収まらず、2001年から20年以上教育現場が破綻だと説かれて、ドキュメンタリーのもので闇を照らしたと説かれて、斉加さん、この20年、映画を作り、20年前なら学校で先生が子供たちのためにと闊達に議論していたが、今大阪では職員室は職場、校長は維新の支配下、先生はそれに逆らえず議論できず、絶対主義、戦前の教育に逆戻り、教育の自由が先生から奪われて、まじめに子供たちを考える先生が追い詰められて教師をやめるに至り、教科書は改ざんされたら、先生がしっかりしていたら10年前は何とかなっていたが、今や個人の頑張りではどうしようもなくなり、先生は追い詰められて、軍国主義の尖兵にさせられて、この映画を見て、沈黙している人に立ち上げって欲しい。

 津田さん、これは教育だけでなく、学問破綻、MBSも元旦に維新を出して問題になり、安倍氏と維新は親密で、MBSはラジオでネトウヨ化、その中で自由にできたかと問われて、斉加さん、在阪局は視聴率目当てに維新と癒着だが、斉加さんは比較的自由にやれて、MBSでも様々な立場ものがあるが「テレビは権力癒着の姿勢がビジネスになっている」その先は言うまでもなく戦争!津田さん、この映画、こんな人に見てほしいというものを問われて、斉加さん、様々な人に見てほしい、子育ての方、自分の時代の教育とどう異なっているか見てほしいと説かれて、さらに斉加さん、何が記者を殺すのか、集英社新書から出されたもので(https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/1110-b/?msclkid=1c827a0ccf6411eca4c06195d3475596 )、津田さんは、斉加さんのドキュメンタリーを評価されても関西ローカル、こういうものほど東海テレビのようにネットでオンデマンドで見られるべき、2時間があっという間で、見たら絶望、しかし教育現場はなかなか関心を持たれにくく、それゆえ安倍氏らにネトウヨ化されたもの、このままだと戦争、教育を民主化しないと日本破綻だと締めくくられました、この映画、私も観に行きます、これも拡散してください、以上、津田さん、斉加さんのお話でした。