【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

ジョン・リードにも似た「TBS報道特集」金平キャスターら報道人の条理ある勇気 

2022-03-06 18:38:21 | 言論と政治
ジョン・リードにも似た「報道特集」と金平キャスターら報道人 2022.3.12



現地にとどまりウクライナから取材。現場からの取材があるのとないのとではかなり異なる。
金平さんは「ウクライナがどうなるか、誰もわからないでしょう」。戦後最大の世界の分岐点。

「ウクライナに平和を」と渋谷で1000人が抗議のデモをおこなった。青年や子どもたちがどれだけ未来への危機感を抱いているか。ロシアもウクライナも政治家たちは、祖国の未来をどう次世代に保障するか。問われている。

無差別爆撃をうけたウクライナ人たち。爆弾はクライスター爆弾。ロシア人の攻撃で、父と娘を銃撃で殺戮された女性。いつの世もどんな戦争も必ず悲劇を生む。勝利も栄光もない。ロシア人が爆撃した空港。最初は控えめに、しかし戦争は人為性を離れ拡大に拡大を重ねる。「世界に知らせてほしい、私たちは地下室で暮らしているのよ。プーチンは人殺し」痛切に訴える女性。非日常的な戦争地帯にとどまって取材し続ける金平キャスターたち報道人たち。残ったものは死と空虚。


ウクライナのロック歌手バカルチューク氏は、戦争下の国内を慰問し爆撃と隣りあわせで音楽を伝えている。音楽がひとの心を癒し勇気づける。氏はビートルズやローリングストーンズがもし1970年代80年代にいなかったら、もっと民主化は遅れたと語る。

防衛省の元自衛艦隊司令官香田洋二氏は、燃料気化爆弾の使用も詳しく説明した。日下部キャスターの質問に明快に応えた。プーチン大統領のロシアで人権団体のリーダーグリゴーリー氏は、国内で規制や放送禁止など実情を訴えた。デモ参加者の話す実態は自由抑圧を伝える。

ゲストの名越教授は、プーチンは大統領選挙にむけてウクライナ攻撃をおこなったが、期待に反して長期化の様子で、大統領選に出ても当選すまい、と語る。

避難民は400万人を超えると言われる。ウクライナ人は「日本には力がある。日本にたすけてほしい」と 訴える。膳場キャスターと金平キャスターの対話、核兵器禁止を実際に使われた日本が反核を訴える最大の出番であると。日下部キャスターが言うように核兵器を絶対に禁止を広く訴える時。

核兵器をアメリカと共用、などと日本の元首相安倍晋三氏はさかんに力説しているが、核戦争の危険性があるウクライナ周辺から取材し続ける金平キャスきターは空想性非論理性に呆れていた。それは現場で戦争を見聞ききしているジャーナリストの体験的理性であろう。

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