久しぶりにサンセリテのフレンチが食べたくなった。
でもなかなか敷居が高い。
思い立ったら食べどきなのに、前日までに予約必須なのだ。
当日、ふらりと立ち寄ることはできないのです。
ようやく「明日こそは!」と電話をかけてシェフと打ち合わせをする。
何が食べたいのか上手く聞き出してくれて、メインは松阪牛に決まりました。
前回訪問時に同行者が食べて、「美味しかった」と絶賛していたので松阪牛のグリルを食べてみたかった。
朝ごはん抜きでちょうど正午にサンセリテに到着です。
オリジナルのソフトドリンクはライチ入りのため私はNGです。
ノンアルコールのシャンパンで喉を潤して準備万端。
ノンアルコールのシャンパンって単にサイダーなのでは?と思われるかもしれませんが、口当たりはまさにシャンパンなのです。
前菜のお皿はトマトが主役。
甘く濃厚な味のルネッサンストマト。マリネ、ドライ、そしてドレッシングにと3種の姿で登場です。
桜マス、北海道からの帆立と合わせてサラダ仕立てになっていました。
別のテーブルには甘エビらしい。エビNGの私にはいつも帆立が出てきます。
大根のスープ!
嬉野大根という水分と甘みの強い大根です。
ほろ苦味はないですが、ほんのりと大根の風味が感じられます。
添えられたクルトンは松阪牛脂でカリっと仕上げています。
メインの松阪牛の一皿。
A5の松阪牛のなかでも4%しか流通しない希少種と説明がありました。
腿肉のグリルです。
牛蒡、蕪、アスパラガスなどの春野菜添え。
ソースは大好きなジュ・ド・ヴィアンド。このソースは松阪牛筋を加え、4日間かけて完成するそうです。
牛肉の断面に斜めに走る筋のようなものが見えます。
脂肪なのかな?
これが柔らかくて驚きなのです。
断面がピンクなのにこの柔らかさは何?って感じ。
シェフに質問攻めで調理法を聞き出しましたが、これは素人では無理だわ〜という領域でございました。
松阪牛独特の香りも控えめで、気をつけないとイッキに完食してしまいます。
ここは味わないといけない一皿ですよね。
デザートは「あやひかり」(近くで栽培している国産小麦)のクレープです。
マスカルポーネチーズが詰まっていてそれほど甘くない。
苺のジェラード、苺ソース、乾燥苺パウダーなど、苺尽くしでした。
スープがたっぷりの一人前の量だったので、このデザートは半量で用意してくれました。
サンセリテでの楽しみの1つがこのデザート!
パテシエのマダムがデザートを残しがちな私に、脂肪分少なめ&量少なめの仕様にしてくれます。
そうすると最後のプチフールも食べることができるのです。
紅茶を選び、チーズケーキ、アプリコット入りのチョコ、フィナンシェの小菓子を全部食べて満足のランチになりました。
お会計は入り口付近なのですが、キッチンからも近いので、シェフが出てきてしばし歓談。
食べてるときは話さないので、この最後の歓談で情報を聞き出します。
今日の感想を伝えたり、お肉の焼き方を聞き出したり・・・(笑)
ほんの数分立ち話をして機嫌よくお店を後にしました。
キュイジーヌ フランセーズ サンセリテ HPはこちらです
住所:松阪市下村町字坊山1964-5
営業時間:ランチ12:00 - 15:00(L.O.13:00)
ディナー18:30 - 22:30(L.O.19:30)
定休日:毎週水曜日 と第一火曜日
住所:松阪市下村町字坊山1964-5
営業時間:ランチ12:00 - 15:00(L.O.13:00)
ディナー18:30 - 22:30(L.O.19:30)
定休日:毎週水曜日 と第一火曜日
ちょっと面白い話があったので聞いてください。といっても自分で面白いだけで、他の人からすればなんてことのない話なんですが…笑
10年以上こちらのブログを拝見していて、ききさんの食べ歩きのお話はいつもどのお店でも興味深いのですが、時々「この手のお店を語らせたらききさんにかなう人はなかなかいない」と感じる回があるんです。それが、今回のサンセリテさんのような、フレンチのコースの回なんですね。
なんていいますか…変に気取ってなくて、ごく一般の方がフレンチを食べたいと思ったから行く、っていうシンプルな想いがすごく伝わるんですよね。私自身、フレンチのコースなんてなかなか行けませんし全く詳しくないのですが、そんな素人にもわかりやすい言葉でお料理を説明してくれて。ききさんの目線がブレることがないので気持ちよく読めますし、何より本当に美味しそうなんです。
で、数ヶ月前にも同じことを思ったことがありまして、↑に書いたことをお伝えしようとコメントしていたのですが、その後、東北旅行の件についても書いていたらコメントがあまりにも長くなりすぎて、カットしちゃったことがあるんです。先ほど探してみましたが、昨年の11月11日の記事でした。コメントの最後に、消し忘れた部分が残ってしまって、あちゃーと思ったものです>< ちなみにこれ、「特に前回の記事は、ききさんの真骨頂で~」と続いてました笑
と、ここで、その前回の記事がどんなだったか見てみると…その時もサンセリテさんの回だったんです笑
ただそれだけの話なんですが、ききさん、こちらのお店を語るときはいつになく楽しそうですね!HPも拝見しましたが、ナチュラルな雰囲気で本当に肩肘張らずに楽しめそうな素敵なお店でした。
今回のコメントは、あまりにも褒めてくださるので恥ずかしく、公開しようかどうしようかと悩みました(一瞬ですけど)
でも、サンセリテのおいしさが伝わっているようで嬉しいです。
味もさることながら、居心地が良いお店なんですよ。
若いオーナーシェフ夫妻に私のワガママを叶えてもらっているというのもありますし、彼らの気取らない人柄というのもあるのだと思います。
ドレスコードもゆるいですしね。
あきさんがサンセリテに行くときはお共しますので置いていかないでね(笑)
フランス料理といえば、まだティーンエイジャーの頃「フランスの家庭料理」という料理本を母からもらって、見よう見まねで片っ端から作ったことがありました。
その後、家庭料理ではないフランス料理をお店で食べたときにはすごく感動したのを覚えています。
私にとってフランス料理は身近なものであり、挑戦でもあったのです。
私がフレンチを食べに行くときの高揚感があきさんに伝わったのかな(笑)
次はお鮨を食べる楽しみが伝わると嬉しいです。(近々お鮨をUPしますね)