■駅前魔女食堂■

料理を作っては写真を撮る毎日です。「美味しいは正義!」を合言葉に食べ歩きもしています。

移転した「紀乃國屋」に挑戦!夏に食べたい十割蕎麦!

2021-08-23 | 食べ歩き(三重)
蕎麦は晩秋に収穫されることから冬の食べ物なのですが、暑い夏になると蕎麦が食べたくなる。
蕎麦を食べるときはどんな季節でもざる蕎麦を食べることが多いので、食欲の落ちる暑い時期はちゅるちゅるとなど越しのよい蕎麦が食べたくなるのです。


今回訪れた「紀乃國屋」は、前の場所はテナント店舗で、若いご夫婦が二人で仲良く営業されていた。
春頃に移転されたと聞いていたのですがお昼時は行列になっているらしく、一段落したら行ってみようと思っていたお店です。

蕎麦が食べたくなった土砂降りのお昼前、いよいよ「紀乃國屋」に突撃してみました。
広い敷地に駐車場完備の新築の建物。
入り口手前の右側にはテントの待合スペースが設えてありました。



入り口に設置されたウエイティングボードに名前と人数を記入し、開店を待ちます。
数分前に到着してみればすでに何組がお待ちで、テントの下にも座って待っている人がいました。
私は7番目です。1巡目に座れるかなぁ。


時間きっかりに店主が外に出てきて、待っているお客様に挨拶したあとは女将が順番に手際よく案内を開始しました。

店内に入って右手にガラス張りの蕎麦打ちスペースがあります。
そうなんです、紀乃國屋では十割の手打ちでその日の蕎麦を打っているようです。


座った順番に女将がお茶を出し、注文を聞きます。
注文用紙の順番に蕎麦を茹で、天ぷらを揚げるのは店主が一人でこなしています。


さて、カウンターに座った私は、注文を聞きにきてくれるのを大人しく待ちました。
ざるそばが好きだけど、この季節は大根おろしたっぷりが良い!という気分になって
普通サイズの「おろしそば」に決定です。

ちなみに「おろしたぬきそば」というのは揚げ玉が乗っかった蕎麦だそうです。
お隣の人が質問していて耳ダンボの私(笑)
季節限定の梅おろし蕎麦は別のお客さんが注文したので、こっそり見ることができるかな(笑)

カウンターの上には一味・七味・割り箸、そしてメニューが置かれているだけなので好印象です。
ここのメニューにはご飯物がないですね。
蕎麦と丼のセットとかがないのです。
蕎麦とサイドメニューとお酒・・・良いですね、大人の蕎麦屋です。



しばらく店主の作業や(気配しかわからないけど)、女将の接客の(これも気配のみ)様子を楽しみながらふと気がつきました。
あ〜ぁ、やってしまいました。

今日食べる蕎麦のイメージは、ざる蕎麦+薬味に大根おろしたっぷり添え・
なのに実際に注文したおろしそばって・・・ぶっかけスタイルではなかろうか(汗)

メニューを二度見しながら、普通は「おろしそば」って1つの器に蕎麦とツユが入り、蕎麦の上に具材をトッピングという丼スタイル!だと思います。

ため息が出たところで、おろしそばの到着です。
やはりぶっかけスタイルです。
でもね、たっぷりの大根とその下に見える蕎麦を見たらワクワクしました。



近寄って蕎麦を大きく撮ってみましょう。
細めの蕎麦ですが、そば粉の風味がよく感じられ、噛みしめるとさらに蕎麦の味が膨らみます。
節の香りがするツユは少し甘みが感じられ、食べたあとの満足感が得られます。
大根は辛味がなくて食べやすいものでした。
蕎麦とツユ、薬味のバランスがとても良い、上品なおろしそばでした。


ざるそばのツユとぶっかけスタイルの汁の違いは、濃度にあります。
ざるそばは蕎麦をツユにつけて食べるので、濃いめなんです。
十割蕎麦には出汁と醤油の強さが感じられてこそ美味しく感じられます。
それに比べてぶっかけ蕎麦は、ざるそばのツユより薄めのツユを使います。

今回のおろしそばは全体の味がとても合っていて美味しかったです。

次は寒い時期に温かい「にしん蕎麦」を食べに来ようかな。




そば 紀乃國屋     HPはここです

住所:松阪市下村町889-4

営業時間:ランチ11:30~14:30    ディナー17:30~20:30
                *9月13日までは昼営業のみ

定休日:火曜日





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