電関人にとって、南部縦貫鉄道の中でとても気に入っている撮影地のひとつがこの西千曳駅。
この駅には、線路を跨ぎ駅に向かう一筋の径がついている。
踏切もなく、駅のど真ん中に通る生活の径。
元東北本線の駅だったのを本線の付け替えによって譲り受けた駅と線路。
まさしく、昔の国鉄の駅で跨線橋が無い駅に良く見られた二つのホーム間を行き来する連絡路が
そのまま使われている。
南部縦貫鉄道になって使われなくなった反対側のホームは次第に自然に還りつつある。
この線路を跨ぐ径がなんだかこの駅の主人公みたいに存在感があるのだった。
雪の日だって、どんな天気であろうともこの径を通って駅に人が集まるのである。
1983年撮影 南部縦貫鉄道 西千曳駅
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