櫛の歯が欠けるようにして一つ一つなくなりゆく風景。
そんな風景がまだ少し東京近郊に残る。
その一つ北王子に月曜祝日の今日、散歩がてら覗いてきた。
かつてここで使われていた協三工業のC型ロッド機。
電関人が写真を始めた頃には全国あちこちで見かけた黄色い入替機の典型的なやつ。(公道より撮影)
電関人が最初にここを訪れた09年ごろは日車の凸型機(向かって右)が稼働していたが、今は北陸重機のB型(左)が稼働中のよう。
北王子の倉庫は桜の名所だが、来年春の花のころにはどうなっていることであろう・・・。(公道より撮影)
出しの列車の仕立てが終わると、田端信号所から入13レが来る時間に。
嬉しいことに国鉄色の1566号機が、のそのそと住宅街の引込線に分け入ってくる。(公道より撮影)
今でこそフェンスに囲まれているが、住宅地の中を進む引込線はいくつも踏切が横切る。
昭和の頃には、きっと警報器もなく子供たちの遊び場だったに違いない。
そんな感慨にふけっているまもなく慌ただしく入14レが北王子から出てきた。(公道より撮影)
昭和の匂いを求めてののんびり散歩鉄。
2013年12月23日 北王子貨物 田端信号所~北王子 DE101566号機 入13レ、入14レ
※励みになりますので、左のにほんブログ村鉄道写真ボタンをポチッとよろしくお願いいたします。
最新の画像[もっと見る]
非電化単線のへろへろレールが延びていて、
そこをデーテン貨物が行き交う…。
一昨年、桜の時期に訪れましたが、待ち人現れず。
ここの貨物も、去就が気になるところです。
それにしても入13、14って、入れ替え扱いなのですね。
この言葉には、なんだか昭和時代のエッセンスがぎっしり詰まっています。
川崎貨物など、架線が無いこういう線路が好きで1日見ていても
飽きることがありません。
学生の頃、桜を入れて撮影したのを思い出します。
貴重なレポートありがとうございました。
ここは、自宅から約30分で出かけられる気軽さ故、先だっての
ワム終了時に不覚を経験しており、今回はしっかりと記録したいと。RUさんの昔の写真見せてくださいな。
王子も正解だったと、ちと後悔。身体が2つ欲しい(爆)
来年の春も撮れるのでしょうか...
嬉しい原色機でした!
しかしながら、やはり信念を貫いて一つ一つ目標を
達成する貴兄の行動力に脱帽します。
花の前に残念ながらお別れです。
ぜひ一度訪問してやってください。
都会に取り残されたディーゼルの楽園そのものです。