狂電関人の写真庫

狂電関人本人のこれまでの写真のストックを思うまま徒然に表現。お立ち寄りの際には一言コメントをいただけると幸いです。

デデゴイのうた レッドトレインの夏

2018年08月26日 10時17分20秒 | 国鉄・JR 近畿

レッドトレインこと50系(51系)は、所謂旧型客車を駆逐した張本人で、
好んでは、被写体にしなかった形式。

そんな被写体だった50系ではあるが、山陰本線京都口の電化が聞こえ始めた時期、
おそらく大学入学後初めての夏休みの帰京途中かと思われる撮影記録。

普段は保津峡で撮っていたのを足を延ばして亀岡盆地に出てみた。
太古には湖だった伝承もあるここは、桂川によって運ばれた肥沃な中世紀層で稲作が盛んだった。

真夏の斜光線に浮かび上がる青田を前景に、
そして保津峡を形成する嵐山の山々を背景にして馬堀でのレッドトレイン同士交換の記録は、
数十年経て今はとても懐かしい。






1981年(?)8月 馬堀

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行く夏

2018年08月25日 10時18分48秒 | 国鉄・JR 関東

今年も神社の盆踊りが始まった。

最近では集合住宅も増え、夏休みの里帰り対策で最終週末に変更になった盆踊り大会。

陽が落ちて、日中の蒸し暑い風から涼し気な風へと変わり

少し秋が近づく気分を味わう。

子どもの頃、夏休みといえば旅行が一番の楽しみだった。

親の里へ行ったり、避暑を兼ねて温泉に繰り出したりと・・・

まだまだマイカーが高嶺の花だった時代。

温泉地の地名や、温泉そのものを表現した列車愛称名は、

子どもにとって旅のワクワク感を増幅してくれるものだった。

関東に長らく住むようになってから、その奥座敷に当たる水上温泉は、

今も昔懐かしき正当な温泉避暑地の代表格。

其処へ定期で通う優等列車は今は無く・・・



嗚呼、日本の夏。

水上の夏。



2010年 8月 

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非電化を流離う2 水無月の章二一 尾幌発7:24

2018年08月24日 09時40分00秒 | 国鉄・JR 北海道

北の大地の屯田時代を思うとき、

ふと頭でダブルのは、アメリカ新大陸西部開拓時代。

幌馬車に揺られて荒野を流浪する民。

本来の意味とは違うけど「幌」の字に温かく民を包見込む「家」のような意味を感じてしまう電関人。

閑話休題、

7:24の上りが尾幌にやってきた。





これから街に繰り出す風情の男性と、休日に部活動だろうか女子学生が乗り込む。

次は2時間以上上りは来ない。



いつも通りに、
7:24発がイグゾーストを立てつつ尾幌を離れ、
根釧の原野に分け入っていく。


2018年水無月 尾幌駅 D5/E5

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非電化を流離う2 水無月の章二十 蕗野を駆けて

2018年08月23日 08時53分19秒 | 国鉄・JR 北海道

北の大地に夢を掛けて入植した屯田の民。

民の生活を支えんがため敷かれていった鉄路の多くは、再びコロボックルの住む自然の大地に還っていった。



道内東の端に伸びる鉄路はコロボックルの住む蕗野と隣り合わせに

今日も定時で、一駅一駅丁寧に乗客を拾いか細い線路を走っていく。



2018年水無月 尾幌 D5

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非電化を流離う2 水無月の章一九 ダルマの駅

2018年08月22日 20時22分50秒 | 国鉄・JR 北海道

すっかり出遅れた花咲線撮影。

思いっきり作戦変更して、向かったのはダルマの駅。



まさしく板バネと軸受と車輪(軸)を外しましたという下回りが

なんとも滑稽である。



車台にはしっかり国鉄の勲章も残る。



何万キロの景色を眺めてきたのか風格のリベット窓枠。



車内の木の風合いそのままなのが生半可な駅本屋よりも
待合客を温かく包んでくれそう。



可愛いイラストに囲まれてはいるものの、
緩急車として生まれ育ちこの第二の人生は嬉しいのか否か・・・。



2018年水無月 尾幌 D5

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