幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

年金相談 年金を知って今どうするか

2013-11-14 02:09:50 | ブログ

街角の年金相談センター(全国社会保険労務士会連合会運営)に行ってきました。社会保険庁の年金事務所は混んでいますが、こちらは5分ほど待つだけでした。穴場です。行こう行こうと思いながら今になりました。

将棋や囲碁では大局観が重要と言われています。全体を俯瞰して、部分を見るのですが、その全体を見ることを大局観と言います。何が問題になっているか、その問題の大きさはどうか、どれだけ影響するかなど。人生の大局観とは、これまでの人生、今、これからの人生全体を観ることだと思います。

定年になると、年金がいつ、どのくらい出るのか、それで生活は大丈夫か、その時点の貯金は、ローンは残っていないかなど必ず直面します。若い時から、自分がどの程度貰えるのかを知っておくのは、その時になり慌てずに済みます。

10数年ほど前に社労士とファイナンシャルプランナーの通信講座を受講しました。その時に、年金の仕組みの基本、私のこれからのお金に関することを学ぶことができました。会社の財形貯蓄は住宅財形が終了したので年金財形に切り替え、プライベートな年金にも加入して多少のプラスαを加えました。その後、会社の年金制度は2度大きな変更があり厳しくなりました。多くの会社と同様、昔は運用利回りが高く、会社がプラスαの利益を得ていましたが、厳しくなり確定利率を確保できずに逆に補てんする状況になりました。会社の利益を圧迫するようになり確定利率を下げました。年金生活者にとっては、貯えの運用利率低下は即生活のレベル低下に直結します。

お釈迦様が、「過去も未来もない。あるのは今だけだ」と。過去は今に生かすために、今は未来の準備でもあるのだと思います。年金がいくら貰えるかは今だいたいわかります。その金額を知り、それでどうなのかを考え、今できることがあれば今、貯金をする、投資する(リスクあり)、プライベートな年金(控除対象も)を検討することが、未来の不安を取り除くことにもなります。未来を不安視して心配することよりも、今、未来のためにできることをすることだと思います。

最近の新聞に、「貰える年金を貰っていない人がかなりいる」との記事がありました。年金は国が自動で支給してくれるものではなく、手続きして初めて支給されます。病気と同じで、自分が知らないと今の技術や制度を受けないで終わってしまうことがあります。

年金はややこしいですが、相談すれば少しずつ理解していきます。街角の年金相談センターは優しく教えてくださりました。本「定年ですよ-退職前に読んでおきたいマネー教本」日経ヴェリタス編集はお話として定年にまつわるお金、年金などのことが、59歳の男性の家族を中心としたお話にまとめてあります。全体を知るにはわかりやすく参考になりました。

小泉元総理が、”百考不如一行”の直筆を記者クラブの講演時に主催者に渡しました。いろいろ考えても行動を伴わないと意味がないとのことだそうです。

漢書(趙充国伝)

百聞不以如一見(百聞は一見にしかず)
 (たくさん聞いても、自分で見なければ真実はわからない)
百見以不如一考(百見は一考にしかず)
 (たくさん見ても、自分が考えなければ意味がない)
百考以不如一行(百考は一行にしかず)
 (いろいろ考えても行動しなければ変わらない)
百行以不如一果(百行は一果にしかず)
 (たくさん行動しても、成果がないと目的を達成できない)

心理学で、”いろいろ考えてしまうが、簡単なことでも一つ行動を起こすと状況は変わる”との考え方があります。一歩踏み出してみることが大切なのだと思います。それがいつかは実を結ぶのではないでしょうか。