ボランティア団体の広報担当者の集まりの交流会に横浜まで一泊二日で参加して来ました。
その中の一つで貿易ゲームをしました。貿易ゲームは、5~8グループ(1グループ4~5人)に以下の材料を与えて、決まった形の図案を紙に同じ大きさ/形で書き、はさみで切り作成するとお金を稼げるとのゲームです。
はさみ、定規、コンパス、三角定規、分度器、紙、お礼、鉛筆
ところが、上の材料の分配はグループによって違います。全てがそろっているグループがあるかと思えば、紙と鉛筆だけのグループも。全てが揃っているのは先進国、紙と鉛筆のグループで発展途上国。発展途上国は紙がたくさんあります。つまり、紙は資源になります。中間のグループもあります。
他のグループの情報を収集して、ないものをあるもので交換するなどして、多くのお金を稼ぎます。グループで協力してもよいし、協力せずに自分だけでやってもよいことになります。それをグループメンバーで協力して行います。
各グループの稼ぎを比較すると、たくさん材料があり多くを稼ぐグループもあれば、材料がなくても上手く情報を入手し、資材を手に入れて多くを稼ぐグループもありました。ほとんど情報入手せずに、自分のできる範囲内で少ししか稼げないグループもありました。また、他のグループに材料を提供せずに協力しない場合もありました。
このゲームでは情報収集や協同の大切さも学びます。もちろん、グループ内の協力や役割分担、指導性なども学びます。
仕事だけを行っていると、どうしても学ぶことは狭い領域になります。それが、思いもかけない異動により、新たなことを学ぶことにもなります。研修は新しいこと学ぶきっかけにもなります。また、仕事以外にも趣味やボランティア活動、本、人との出会いなどからも、大きな学びになることがあります。きっと大切なことは学ぶ姿勢なのでしょう。
言志四録 佐藤一斎(江戸時代の朱子学大家)
少にして学べば、則ち壮にして為すことあり。
壮にして学べば、則ち老いて衰へず。
老いて学べば、則ち死して朽ちず。
若くして学ぶと大人になって活躍でき、大人になって学ぶと歳を重ねても必要とされ、老いても学ぶと亡くなってからも名前が残る。
諸葛孔明が子孫に残した言葉に下記があります。
”学ぶことによって自分の才能を開花させる”
よくあの人は才能があるからと言いますが、才能を開花させた人はそのことにとても多くの時間とお金をかけられたと思います。学ぶ中で自分の才能を生かしていくのだと思います。