9月末に退職してから、2か月が過ぎようとしています。
退職は1年前からいろいろ考えていましたので、頭ではわかっていたことですが、実体験するとやはり企業に勤めているということはいろいろな面でメリットや守られていることがあることを実感しています。幾つかを記載してみます。
お金に関して;
・当然ですが収入が途絶えます。それに追い打ちをかけるのが住民税です。前年度の収入に対してかかりますが、これが思いのほか大きいです。わかっていても請求書が届くと、うーんと。
・健康保険を勤めていた企業の健康保険の2年継続とするか、国民健康保険に加入するか選択しますが、企業の健康保険は保険料の半分を会社が負担してくれていましたが、退職すると全額負担になります。半分はやはりおおきいな。
・勤務中は通勤定期があり、ボランティアや様々な活動の時に役立っていました。それがなくなりました。いちいち切符を買うのが不便なので定期を買いました。定期の便利さが無くなって気が付きました。
居場所/所属に関して:
・会社に居場所がありました。退職すると日中家以外にいる場所がありません。家内からは昼間毎日家にいないでと言われたので、居場所の確保が必要になりました。居場所があることはありがたいです。
・勤務中は初めての方に名刺を出すことで、自分を説明することができました。退職すると名刺がありません。所属先もありません。名乗る時、名前だけです。これが本来の姿なのだと思いますが・・・。これからは何種類かの名刺を自分で創って行くことなのかもしれません。
・退職前は会社の名前が”虎の威を借りる狐”だったのだと思います。できるだけ謙虚な気持ちに努めていましたが、はやり持っていたのだと思います。きっと部長の肩書に対しても、相手の人は気を使われていたのだと思います。
時間に対して;
・時間は自由度が増えました。特に昼間の時間の自由度が増えました。一方、夜は早く帰るようになり、夕食を家で食べるようになりました。
・自由度ができたので、何か新しいことをやりたいと思っています。前にやっていた囲碁は、OBの集まりの囲碁クラブ(1回/月)に参加し始めました。前に本社の囲碁部の部長をしていましたので、懐かしい先輩方々に再会しました。一つだけ新しいことを始めました。ロゴセラピー(「夜と霧」の著者ヴィクトル・フランクルが始めた療法)のセミナー(2日/3か月)に参加しました。
妻の目に対して;
・収入がある時は、妻もある程度諦めがあったかと思います。ところが収入がなくなると、収入もなく・・・。の思いがあるのでしょう。それを感じるのは私の気のせいでしょうか? これまでも洗い物や買い物などをしていましたが、頻度が増えました。笑/涙