ビジネスメール実態調査(2013年)
http://www.sc-p.jp/news/13/001477.html より
仕事上で周囲とコミュニケーションをとる主な手段は「メール」(98.76%)が最も多く、「電話」(92.87%)、「会う」(89.73%)と続きます。仕事上では、この3つが主要なコミュニケーション手段といえます。
メールが電話を抜いています。先ずはメール、メールで片付かないと電話、それでも片付かないと会ってでしょうか。メールの良い点は、残る、多くの人に同じ情報が伝えられる点だと思います。それと相手の都合を考慮しなくてもよい点です。電話だと、仕事を中断もありますし、電話しても相手がいない場合が多いです。メールを送っていると必ず相手に伝えることができます。
8割の人が24時間以内の返信を希望している
送信したメールの返信は、いつまでに欲しいか(急ぐ場合を除く)の問いに対して、「24時間(1日)以内」(54.61%)が最も多く、「1分以内」(0.00%)、「5分以内」(0.13%)、「15分以内」(0.07%)、「30分以内」(1.50%)、「1時間以内」(4.51%)、「2時間以内」(3.99%)、「4時間以内」(9.55%)、「8時間以内」(6.28%)の合計が80.64%となりました。これらの結果を考慮すると毎日、朝、昼、夕方の3回はメールを確認して返事ができると、仕事は円滑に進むと考えられます。
ビル・ゲイツ氏は必ずメールを見て、返信が無ければ問題なく、指示があれば必ず返信するそうです(かなり前の記事ですが)。
会社で返信をくれない人、催促してもくれない人はいらっしゃらないでしょうか?前にいた会社では、返信がとても遅い人、一週間かかっても来なくて、催促しても来ない人がいました。
仕事を少しでも楽しくするために川柳にして組織メンバーに伝えていました。
「催促が 人を動かし 喜ばれ」(喜ぶのは催促を受けた人)
「催促が 無いのは熱意 無い証拠」
「催促に 動かなければ その上司へ」
ある時、担当者に何度催促しても動いてくれませんでした。その担当者の上司の課長にメールしましたが、動いてくれませんでした。仕方なく、課長の上司の組織長にメールしたら、1日で対応してくれました。
レスポンスが遅い理 由も先ほどの調査にありました。
ビジネスメールの返信が遅れてしまう理由としては、「すぐに結論が出せないため」(72.05%)が最も多く、すぐに結論が出せない重要な用件や複雑な用件をメールでやりとりしていることがわかります。「忙しくて時間がない」(39.09%)、「返信が遅れても問題ない相手(メール)」(34.18%)と続きます。相手やメールの内容に応じて、いつ返信すべきかを判断し、優先順位をつけて処理していることもわかります。すぐに結論が出せない場合は、そのことを事前に伝える等の対応策が考えられます。しかし、「忙しくて時間がない」(39.09%)、「メールの文章を考えるのに時間がかかる」(21.25%)、「処理するメールの量が多い」(15.96%)、「メールを書くのが遅い」(5.19%)、「メールを書くのが苦手」(4.34%)などの回答もあることから、メール処理の効率化やスピードアップ、社内ルールの策定など、根本的な対策が必要だといえます。
時間がないことを理由に上げている人も多いですが、そんな人に限って仕事の効率が悪かったり、自由な時間が多いように感じていました。返信が遅れても問題ない相手の中には、上司からのメールには直ぐに返信をするのに、部下や後輩からのメールには返信を直ぐにしない人もいました。
メールのレスポンスは仕事の忙しさなどよりも、判断が直ぐにできない、相手の状況(返信を必要としている)に対して何とかしたい気持ちが少ないなど、その人自身が何か問題を抱えているように思います。