”ベビーシッターマッチングサイト”で検索すると幾つかのサイトが出て来ました。
埼玉県富士見市で2歳の男児が遺体で見つかった事件のベビーシッターマッチングサイトではコメントが掲載されていました。このサイトは物袋勇次容疑者が運営してサイト?のようにもネットでは出ていました。
http://sittersnet.jp/mainte.php(サービス停止中)一部抜粋
「待機児童の問題や実家が遠くにあり親類に子供を預けられないで困っているというお母さま方のご意見から、育児が終わった近隣のお母さま方と育児にお悩みのお母さま方を結び付けられないかと考え6年前に立ち上げ、社会貢献の一助になればと思い運営してきたサービスではございますが、警察による事件の事実解明がされるまでサービスを停止とさせて頂きます。
亡くなられた男児のご冥福を心よりお祈り申し上げますと共に、私どもの提供しておりましたWEBサイトの利用が事件の原因に関係してしまった可能性があると言うことを提供者として非常に重く受け止めております」
http://news.goo.ne.jp/topstories/politics/82/a539a5ae819f4bb3000c8770c669aa59.htm
より一部抜粋
「東京都内の講演で述べた。自民党の野田聖子総務会長は「私の場合は(障害のある子を深夜預かってくれる人がいるかどうかだった」と、母親にとって、育児環境が整っていないと指摘。野田氏は預けるに至らなかったが、「そうした経験をしなかった人が、母親を責めるのはやめて欲しい」と訴えた」
http://thepage.jp/detail/20140321-00000009-wordleaf より一部抜粋
「流琥ちゃんは横浜市在住でしたが、たとえば、横浜市では13年4月には待機児童が一旦は「0」になりました。しかし申し込み者の増加とともに待機児童も増え、4月の入所段階で2953人となりました。昨年よりも653人増加。林文子市長が18日の定例記者会見で明らかにしました。もちろん、横浜市では「横浜子育てサポートシステム」、「一時保育」、「休日保育」、「24時間型緊急一時保育サービス」など多様なサービスがあります。しかし、受け入れの人数や利用時間に制限があるものもあります。周知が徹底されていないばかりか、利用者すべてのニーズには応えられません」
関口宏さんの朝のサンデーモーニングの番組で出演していたコメンテイターに意見を聞いたところ、男性と女性でコメントの視点が違っていました。
男性は全員がネットを信頼するネットの問題点をコメントしていましたが、女性3人は働く女性が子供を直ぐに一時的に預かって貰える場所がなく、このようなサービスを使用せざる得ない点をコメントされていました。
知らない人に子供を預けたことに非難の声もありますが、それをしないと子供を育てられない状況だったとだと思います。誰も知らない人に預けたいとは思いません。子供を失った大きな悲しみと後悔、それに加えてきっと自分を責められている辛さを思います。野田聖子さんの言われる通りだと思いました。
ネットは新しいツールであり、メリットと一緒にデメリットがあります。デメリットにどう対応していくか。ある面、想像できるデメリットと想像できないデメリットがあります。デメリットのために、それを利用している人間にも心身両面に影響を与えているように思います。
今回は、人を信頼するという前提で成り立っているシステムだったのでしょう。ホテルやネット販売では、利用者の評価が出ています。その評価を信じて利用や購入しています。ただ、この利用者の評価も主催者側が手を入れることもできますので、どこまで信じて良いか難しいところです。
ネットの利便性は活用するにしても、声を聞く、顔を見る、会って話をすることは大切なことなのだと思います。ますます広がるネット社会でそれをどのように確保していくかが今後の重要な課題でもあるのかもしれません。