幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「花の冠」 大越 桂著 ”神様からの使命を受けて”

2014-03-27 00:11:52 | ブログ

小さな小さな花の種だって 大きな大きな花になる



本「花の冠」より一部引用



1989年819gの未熟児で生まれ、重度脳性麻痺、未熟児網膜症による弱視、13歳で気管切開により失声し、筆談で「言葉のコミュニケーション」を始めた。



双子の姉の葵さんは生まれた時に亡くなりました。



この詩集は、仙台市に住む桂さんが復興支援チャリティコンサートのオリジナル曲のために書いたものです。けれども、「がんばろう」、「地震」、「津波」の言葉もでてきません。ゆっくりでいい、生きていていい、そう思える、優しい歌です。



「嬉しいなという度に、私の言葉は花になる」



13歳で筆談を特訓するまで、言葉で思いを伝えることができなかったのです。



周期性嘔吐という病気とも付き合いながら詩を創られています。



東日本大震災が起きた時、私は仙台の自宅で母と一緒でした。その時にいたヘルパーさんは自分の家族のところに戻り、父は市役所で働いていたので職場に泊まり、母は私と障害のある弟のそばを離れることができません。そんな状況では、給水車や配給食糧の買い出しの列に並べませんでした。幸い自家用車の充電用コンセントで、私のたんの吸引器は動かすことができました。そんな状況が七日くらい続き、いよいよ食料が底をついたころ、私はブログで「助けて」とSOSを出しました。すると、そのとたん、近所に住む人や仲間、友人たちが、たった数時間で助けに来てくれました。その後も、全国の知り合いから、宅配便などで救援物質が届き、本当に感謝しました。それらのつながりや思いやりの笑顔でできた詩が「花の冠」です。



下記のサイトに大越 桂さんのことが紹介されています。



http://miyakatsu.ti-da.net/e3433232.html



http://www.niyoniyo.net/vol27/hitolibrary/katsura.htm







「花の冠」 大越桂作



嬉しいなという度に 私の言葉は花になる 



だから あったらいいなの種をまこう 



小さな小さな種だって 君と一緒に育てれば 大きな大きな花になる



楽しいなという度に 私の言葉は花になる 



だから だったらいいなの種をまこう 



小さな小さな種だって 君と一緒に育てれば やさしい香りの花になる



花をつなげたかんむりを あなたにそっとのせましょう 



今は泣いてるあなたでも 笑顔の花になるように



 





「海の石」 大越桂作



私のことは私が決める 私のことは自分で決める 



私は人間 物ではない 物のように見えても人間です 



どんなに反応が見えにくくても人間です 



動けなくても人間です 人間の心は悲しいのです 



伝わらないのが悲しいのです 心がはりさけそうに 悲しいのです 



私の心を見てください 私は生きている人間です 



どんなに重い障害でも 心はあるのです



思いを伝える手段がほしい 自分の心を伝えたいのです







「人生は続く」 大越 桂作



この日を境に変わるもの



この日を境に変わらないもの



ひとりの中に蓄えた



大切なものは



3年の月日に育てられたに違いない



この日を境に思い出すもの



この日を境に決意するもの



なくしたものの中にも



輝き出すいのちがある



ときだけが見せるいのちがある



少しずつ進めよう



そうして人生を続けよう



そうして人生を育てよう



 



「いのちの色」 大越 桂作      



今日のあなたが背負う色に



わたしの色を 一筆加えていいですか



少し疲れた水色に ほんのわずかに赤い色を



そこから広がるピンク色が あなたの頬を染めるまで



少しずつ ゆっくりと



思わぬ色が生まれたときに 一緒に驚いてみませんか



思わぬ形になったときに 一緒になぞってみませんか



あなたとわたしの作る色は 今を生きるいのちのあかし



あなたの色に わたしの色を かわりばんこに



今日だけうまれる一度だけの色



 



「いのりの始まり」  大越 桂作



いのりの始まりは心



心の行き先は思い



思いの行き先は頭



頭の行き先は知恵



知恵の行き先は行動



行動の行き先はつながり



つながりの行き先は心



心の行き先はいのり



こうして地球はまわっている  いのりが地球をまわしている



だから私たちは生きている



あなたと一緒に生きている







「小さなこと」 大越 桂作



昨夜の夜はよく眠れた



今朝は背中が痛くない



みんなにとってはあたりまえ



今日は2ミリリットル注入が増えた(胃の中に直接栄養を注入すること)



吐かなかった



みんなにとっては小さなこと



今日は入浴できた



髪を洗った



いいにおいだ



みんなにとっては毎日のこと



私にとっては大きな喜び



小さなことを



喜べる私でいたいなあ



 



神様は一人ひとりに違った使命を与えているという考え方があります。



その使命を達成するためには、大きなハードルを乗り越えないと果たせないものもあります。



大越 桂さんは神様からのとても大切なそして難しい使命を一生懸命取り組んでおられるように感じました。