幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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チェックメイト(柏の通り魔犯の言葉) 社会からの孤立/孤独

2014-03-07 02:01:40 | ブログ

”チェックメイト” 柏の通り魔犯が警察に連行された時に発した言葉です。

チェックメイトはチェスの用語で、キング(将棋でいう王または玉)が助からない状況、つまりもう逃げられなくて負けを覚悟した状態です。将棋で言えば、”詰め”の状態です。

容疑者は自分の状況を、”チェックメイト”の言葉で表したのでしょう。直ぐにチェックメイトの言葉がでるのを考えると、時々チェスをしていたのでしょう。

チェスをやっていると、将棋や囲碁でもそうですが、大局観と論理的思考が必要と言われています。私は将棋、囲碁、チェスをやりますので、少し述べてみます。

大局観とは全体を俯瞰して、どこが問題か、何が問題になっているかを把握する力です。論理的思考とは、自分がこうすれば相手がどうするか、相手の選択肢を考え、それぞれに対処する方法を考え、一番良い選択肢を選びます。

容疑者の部屋から凶器などが見つかったそうです。証拠品を残すということは、直ぐに犯人だとわかることですから、大局観的には処分します。一切、部屋から証拠品が出てこないように処理するでしょう。残していたということは、何か戦利品のような価値を置いていたのでしょうか?

事件後にマスコミに事件を見ていたと言って、いろいろなことを話していました。最初は見ていなかったと言っていたようです。言っていることはその場その場で取り繕っていることで口を矛盾することも話していました。ここには論理的な思考が感じられませんでした。論理的な思考よりもマスコミに登場することが自分の存在を示せる機会だったのでしょうか。マスコミに尋ねられイキイキとしているような印象を受けました。

容疑者は発言する内容が過激でネット仲間からも仲間外れにされていました。2008年6月に起きた秋葉原の通り魔殺傷事件(7人死亡、10人負傷)の犯人は25歳でした。最後のネットの書き込みにも無視されたとありました。実際の社会、ネット社会での孤立/孤独が犯罪に走らせているように感じました。コミュニケーション能力を義務教育の段階で身に付けることが必要になってきているのではないでしょうか。