ミドリムシはご存知ですか?自分で動くことができるのに葉緑素を持っている生物で、動物と生物の機能を兼ね備えているものです。
ミドリムシは多くの栄養素を産出することで知られたいたが、大量培養する技術が確立されていなかった。多くの日本の研究者もいろいろ研究してきたが上手く行かなかった。
著者はバングラデッシュに学生の時に行き、何とか食料を確保できる方法がないかをずっと考え続けていた。友達(共同開発者)からミドリムシの話を聞き、何とかしたいと思い、ミドリムシの研究者を訪問し、教えを請いた。
途中支援してくれていたライブドア堀江氏の逮捕などがあり、それまで協力的だった企業も遠のいてしまった。もう継続は難しいと思われた時でもあった。
ミドリムシは栄養素が高いので他の微生物に食べられてしまうリスクがあり、他の微生物侵入を防ぐ方法がなかなか見つからなかった。蚊取り線香を焚くことで防ぐことができた。
大量培養ができても、ミドリムシと、ムシのイメージがあり、なかなか販売ができなかった。番組で取り上げて貰ったことでイメージが変わって行った。
本を読んで思ったことは、熱意と行動力、それと一緒にやってくれる仲間がいるかどうか。仲間はその人の熱意と人柄が引き付けるように思いました。それと、いろいろな人に出会いに行く手間をかけることが仲間創りに繋がっているようです。